2017年02月07日

『消えゆく【伝統工芸】の逆襲』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 伝統工芸と海外とのコラボのお話
  • 清水焼は新たな色味の花瓶を作っていました
  • 仏具店は装飾用タイルを生み出し高い評価を得ていました

京都とフランスのコラボ

2016年5月京都のある場所に、伝統工芸企業10社が集まっていました。
色鮮やかな清水焼の窯元や、550年の歴史を誇る西陣織。金箔の技を得意とする職人も。

そこへ外国人の一団が入ってきました。
皆フランスのデザイナー。

フランス人デザイナーと京都の伝統工芸のコラボプロジェクトが始まったのです。

フランス側は100組以上の応募から選ばれた精鋭10組。
その人達に自慢の技を懸命にアピールする京都の伝統工芸を持つ企業。

意外に人気があったのは、お寺で使われている材料を作る仏壇仏具の販売店創業240年の京仏具小堀。

フランスのデザイナーからいきなり質問

「コストダウンできますか?」
「価格を下げるのですか?…検討します」

いきなり価格から入るところがシビアですね。

話し合いを終えるとフランスのデザイナー達は京都の職人と何を作りたいか商品案を書き始めました。

染色の会社と防水パンツを開発したいというデザイナー。

ターゲットは中間層から高所得者。
販売数は300着。
価格帯100ユーロ(1万2000円)と、かなり具体的な提案書です。

それらの提案書を元に、どの企業とデザイナーを組み合わせるかを決めていくのが3人の発案者。

フランス側は、デザイン雑誌の元編集者とコンサルタント。

コンサルタントは
「商品開発だ市場のニーズと合わせないといけない」

そして日本は、西堀さん。
「値段無しでデザインだけすると、きれいだけど販売できない価格帯になる」

この西堀さんが凄い人でした。


和傘の日吉屋5代目西堀さん

京都市上京区の和傘「日吉屋」
西堀さんはそこの5代目です。

ある製品で海外進出に成功していました。

傘のように開閉できる照明器具。
筒型に広がるそうです。

そのデザイン性の高さから、世界15ヶ国のホテルレストランなどに販売する程になりました。

西堀さんが家業を継いだのは13年前。2004年です。
その頃の日吉屋1年の売り上げは160万円だった。年商160万…私の年収よりも低いです。
それが現在年商2億円になりました。

その西堀さん。
「プロジェクトの目的は作品集を造るのではなくちゃんと売ろうと本気で考えている」

そうして始まった日仏共同開発プロジェクト

10組が目指すのは8ヶ月後の2017年1月の世界最大級の見本市に出品することでした。

パリと京都の共同戦線の取り組み


既に海外進出している職人達

150年の日吉屋5代目は、和傘を照明器具の傘などに応用し、欧州などをはじめとする海外進出成功しました。

京人形のみやけ

甲冑を作る技術で5月人形などを作っています。

その技術を使いバッグが出来ました。
5月人形の甲冑デザインが使われています。金属プレートを組紐で縫い付けていました。
これが海外で売れているそうです

京友禅を染める型紙を作っている職人

和紙に柿渋を塗って鳥の模様を彫っているという感じで型紙を作っています。
型紙を生地にあてがい色を染めていくことで京友禅が出来ます。
300パターンの型紙が使われることも。

その繊細な彫りの技術を応用して、タブレットケースやキャンドルカバーを作りました。
掘ったところが光で浮かび上がるそうです。


伝統工芸の技術を生かすためにはどうしたら良いか

京都市清水焼団地。
清水焼関連企業70社が集まります。

その中の丈夫窯(漢字が無いのでこれで。丈夫の丈に点が付いてます)
家族経営の小さな窯元です。

当主の加藤さんはこの道30年。母も現役。妻も絵付けをしています。
長女は跡取りとなる予定の大学生です。

作品の特徴は、独特な赤とグラデーションの技法でした。

その丈夫窯に手を組むことになったデザイナーがやってきた。

フランス人のデザイナー夫婦。
エルメスで経験を積んだ実力の持ち主です。

「色使いと色の混じり合う感じに惹かれた。機能性を取り入れたい」

1つで2つの顔を持つ花瓶

対照的な2色で塗り分けることで向きを変えると全く知が言う趣を楽しめる花瓶を作りたいそうです。

加藤さんも
「色合いは自分の発想には無いので作ってみたい」

フランス人デザイナーは
目標は良い製品を作り適正な価格で販売すること

と、いきなり値段の設定を始めます。
そこら辺のスピード感に圧倒される加藤さん。

欧州市場を調べ、3万円〜5万円を目指すことにしました。

そして試作品作りが開始となります。

実力派の加藤さんあっという間にデザイナーの伝えるとおり形を作ります。
フランスの2人は身振り手振りで希望を伝えそれに応えました。

花瓶のサンプルはすぐに出来ました。
形が決まったので色をどうするかです。

しかし加藤さん以前フランスで苦い経験が。

自信作の1つ赤い花瓶。
パリのアトリエで試験販売したが、1つも売れなかったのです。

そこにやってきた、アドバイザーのグザビエさんと仕掛け人の西堀さん。

加藤さんは胸につかえていた疑問をぶつけます。

(売れなかった赤い花瓶を見せて)
「皆さん良いと入ってくれたが、買うところまでは行かなかったがどうしてか?」

「フランスではこの赤色は、肉の血の色を連想させるかも知れない」

色味が日本の好みとは合いませんでした。
そこの感性はお国によって違いますからねぇ。

今回はフランス人デザイナーを選んだ色を取り入れます。

清水焼は、京都代表の陶器ですが、関連企業は1980年代の1/3に減少。
新たな市場の開拓が差し迫った課題でした。


仏具の製造販売小堀は何を作る?

東本願寺の前にある会社が、仏具の製造販売の小堀
1775年創業(安永4年)
寺が使う仏具の修復も携わりに、仏具に関わる職人200人以上抱えています。

しかし仏具業界は今後10年で半分になると言われています。

「職人が廃業したという話が毎月のように入ってくる」

という程厳しい状態。

「何とか新しいマーケットに京都の職人が携われるように」という想いがありました。

伝統工芸品の仏壇には職人の技術が様々詰まっています。

まずは、木材で形を作ることから始まります。これを「木地」と言います
釘は使わずに組み立てられるそうです。そうだったのか…釘さびるから。
彫刻も職人が作ります。

それに、漆を塗ります。塗って乾かし研磨してまた塗る。それを繰り返し24層。

下地を塗り、漆を塗っては、それを乾かして特殊な炭で研磨し、表面の凹凸を削る
この工程を繰り返し、何層にも塗り重ねるそうです。
仕上げ特別な研磨の粉をつけて手で磨き、鏡のような映り込みになります。
美しいよなぁ…漆塗り。

そして彫刻などに金箔を貼ります。これも糊の代わりに漆を使います。
職人技が必要です。

更に扉に描かれている蒔絵には漆で模様を描き金や銀の粉を撒いて貝殻を埋め込む技法もあります。

仏壇を作るため、木地、彫刻、漆塗り、金箔、蒔絵など、20人の職人が携わるそうな。

しかし現在住宅様式も変わり、仏壇を置く家が減っています。職人も厳しい状況になっています。

そこに楔を打ち込めるのか


伝統の技の凝縮で何を作るか

仏具の小堀のパートナーは、セリーヌとジェロー。
インテリアデザイナーです。

目をとめたのは、寺の欄間でした。

何かに驚いています。

「この部分はとても荒々しく掘られていて金箔を引き立てている。お互いに魅力を高め合っている」

とその技術に驚いていました。

そして仏具の技術を室内装飾用タイルに生かしたい

欄間の彫りを再現して欲しいと頼んできました。

そしてこの道38年漆職人の前田さんには、とんでもない要求が突きつけられた

刷毛で塗っている途中みたい…

要するに漆塗りを完成させず作っている途中感を出してくれという依頼でした。
制作途中という手作り感を出さないといけないそうです。

漆塗りを仕上げなくて良いという要求に納得のいかない職人さん。

「本当に仕上がりが想像できひん」
「真っ平らにして綺麗に塗るのが漆塗りと思っていたけど、180度違う事を要求してきた」

無効の感性では
「きれいすぎて天然の物に見えない。工業製品やプラスチックみたいな印象がある」

それだけ美しいという事なんですがそれを伝えるには方法があるという事のようです。

取りあえずはデザイナーの指示通りやってみることになりました。


清水焼の丈夫窯の苦心

当主の加藤さんは色造りに追われていました

調合しているのは釉薬で、陶器の表面に色とガラスの層を作るものです。
様々な調合を試し24時間かけ800度で焼成。
色のパターンを試します
更にデザイナーとネット電話で連絡を取り、色見本を見せたりと必死の制作が続きます。

「テストしようと思っているのが160パターン。いけるところまで行こう」

こういう所が職人ですよね。

そして色で苦い経験のある加藤さんですから、新たな色でリベンジを掛けると言う熟知たる想いが。


更に現地打ち合わせも重ねて。

このプロジェクト仕掛け人の西堀さんも試作品を持ちフランスへ飛び現地のデザイナーと打ち合わせをします。

加藤さんが作った100枚以上の色見本。

微妙な色合いの変化は手に取って見ることで伝わる物があります。

丈夫窯とのタッグを組むデザイナーは日本に特別な想いがありました。

「これまで色々な国の人と仕事をしてきたがその中でも日本の工芸品の質の高さは別格」
「私たちに様々な刺激を与えてくれる。日本の職人の卓越した技術には見習う点が沢山ある」

仏具の小堀のタッグを組むデザイナーもやってきます。
試作品を確かめると

「凄く良い。欧州受けすると思う」と太鼓判

日本の職人の心配をよそに好評でした。

「漆を完全に塗ってしまうと、原材料が解らなくなる。木で出来ていると解れば商品の価値が上がる」

そして漆を重ね塗りしないのでコストもカットできるという話でした。

10月上旬京都帰国した西堀さんが小堀を訪ねて、試作品が好評だったことを伝えてまいた。

更に「教会のモザイクタイルみたいな物が流行ってきている」とどういう風に使われるかイメージ出来る物を持ってきていました。
パリで見つけた室内装飾用タイルの写真です。

今作っている物がどんな風に使われるかイメージを伝えます。

職人さんもやっと
「こういうふうに仕上がるのかとイメージが出来てきた。こういうのもありかなと」

理解を示してくれました。


丈夫窯のピンチ

11月清水焼の丈夫窯。
フランスから花瓶の色が決まったと知らせが来まして12の組み合わせが選ばれました。

「私らの感性には無い色を合わせてくる」と、面白い組み合わせが提案されたようですが心配なことがありました

「釉薬の厚み濃さが難しい。何回かテストしないと」

丈夫窯の色の組み合わせは試行錯誤で数年掛けて出来た物です。
釉薬の特質を見極めるには時間がかかるそうです。

見本市までは2ヶ月しか無い状態…

そしてその不安が的中します。

花瓶の試作品全滅。
新しい釉薬を使ったことが影響して弱い溝の部分に亀裂が入ってしまいました。

商品として出せる物は?

1つも無い

グラデーションの花瓶は色が混じり合ってもいないものとなりまいsた。

時間の無い中やり直しとなります。

しかし職人。しっかりアイデアを出してそれを形にしました。
これまでと違う釉薬の塗り方をしてみたのです。

前回は斜めに直線的に塗ってみたが、縦に不規則に分厚く塗ることで釉薬が溶けて混ざりやすくしたそうです。

失敗を取り戻すため夜遅くまで作業が続きました。


仏具の小堀もラストスパート

仏具の小堀では作品の仕上げに取りかかってました。
金箔は、漆を接着剤にして貼ると金箔が何十年も剥がれないそうで丁寧に貼り付けていきます。
木工職人は欄間堀を再現。漆職人の前田さんもしっかり仕事をして装飾用タイルが出来上がります。

テーマが仏具が出来るまでの職人技を表現

要するに完璧に仕上げるまでどれだけ手を掛けているかを表現していたのでした。
なので途中経過が必要だったそうです。


見本市出展

1/20〜24に140の国と地域から3000社が参加する見本市が開かれました。

京都の職人集団のブースもありました。
KyotoContemporary

風呂敷のバッグ、絞り染めスカーフ、屏風式テーブルなど伝統工芸が大胆アレンジされています。

清水焼の丈夫窯の完成した花瓶も並びます。
2つの対照的な表情が組み合わさっていました。
グラデーションも色が溶け合っています。

向きによって印象が変わる花瓶は、4万〜5万円です。

しかし、売り込むのは加藤さんでして…海外の方に声を掛けることが出来ません。

「何を言ってるか全然わからへん」

そらそうです。
その後も花瓶が気になる客を見つけながらも声を掛けられませんでした。

対照的に多くの人が足を止めたのは仏具小堀の装飾用タイルでした。
漆や金箔を塗ったタイルが美しく組み合わされていまして販売価格は7万円〜。

巴里に来られなかった小堀さんに変わり売り込む西堀さん。

こちらは英語がペラペラ。

「凄いねこんなの見たことない」
「職人が作った物は高級品だと分かる。ホテルなどに会うのではないでしょうか」と高評価でした。

丈夫窯の花瓶は客が通り過ぎていく状態に…

花瓶は、様々な会社が出展するライバルが多い商材なので更に厳しい状態でした。

何とか売ろうと親子で相談しながら花を購入して、花瓶に生け注意を引こうと努力。
さらに仕掛け人の西堀さんに接客のコツを教えて貰います。

まず最初の二言三言は自分の言葉で。
ハローでも何でも良いから話しかけるという事を教わります。

そして、何とか最初の人に声を掛けて度胸がつき次々接客していました。
何事もきっかけですね。

そして名刺交換まで行く相手も見つけました。

注文してから何ヶ月で出来る?

4〜5ヶ月

なんて、新たな仕事の可能性が出て来ました。

終了から3日後

嬉しい知らせが小堀に届きます。
モロッコのカサブランカの木製品の会社から問い合わせ

「資料や金額を教えて欲しい」

装飾用タイルをホテルのインテリアに使いたいと見積もり依頼が来たのでした。

職人さん達も嬉しそうな表情をしていました。

「モロッコ連れて行ってくれる?」なんて。

清水焼の丈夫窯

こちらにも花瓶が売れたという知らせがきました。
前は1個も売れなかったので大きな進歩です。

友人への結婚祝いに買ってくれたそうです。

使って貰ってこそ価値が出る伝統工芸

可能性を感じていました。

「物を作る上で誰にどう使って欲しいかという思いで作る事が大事。これから先色々な事があるだろうけど続けて行く宝物のような物が出来た」

と加藤さんが語っていました。


まとめ

日本の伝統工芸の技術で作られた新しい製品が海外で認められ始めている。
伝統工芸産業は縮小しているが、製品が売れなくなったからといって技術まで失うのは惜しい、
優れた技術があれば時代を超えて通用できる商品が作れる。
京都の伝統工芸の挑戦がそれを示してくれると締めくくられていました

海外の感性で日本の伝統工芸を生かす…新たなアプローチで大きな可能性がありそうだなと思いました。


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posted by Fuchs at 23:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想

アセット紹介:建物 / Cities Skylines - プレイ記(100)

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Cities Skylines プレイ記 (Natural Disasters) お気に入り画像

やはり飛行機見てると面白いのです。

Cities_Skylines-0575

こんなビルすれすれで飛んでいるとは。
一歩間違えば大変な事になってしまいます。


アセット紹介 - 建物

今回も建物中心となります。


Rusty radio tower

ラジオ電波を飛ばすためのアンテナとなります。
下にオフィス系の建物があった方がそれっぽかったですね。今気づきました。

Cities_Skylines-0576

何かと組み合わせて使うと良さそうです


Standard Parking Garage

大きな駐車場のアセットです。
札幌の街中にもこれ系のデカイ駐車場があったりするので都市部にもしっくりくると思います。

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(Toronto) Dupont Subway Station

地下鉄駅のアセットです。
(Toronto)というシリーズでいくつか駅があったのですがその中の1つです。

Cities_Skylines-0578

お洒落な感じの地下鉄駅なのですが、少し設置方向に難があるような?
私の環境だけかも知れませんが思った方向にならなくて難しい印象がありました。
スタイリッシュなのでシリーズのいくつかを点在させて設置しています。


Utah One Center (RICO) Unique

ソルトレイクシティにあるビルのアセットです。
上のとんがり屋根がなんか可愛らしくて気に入りました。
Cities_Skylines-0579

こういう形のビル、国内で…ホテルだったような気がするんだけど見たことあるんだよなぁ。どこだっけなぁ…



と、いうことで今回はこれにて終了です。

素晴らしいアセットありがとうございます。そして閲覧ありがとうございました。

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posted by Fuchs at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | Cities:Skylines

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