2019年10月09日

『大人が楽しむ!進化する日本橋(東京"新名所"ウォーズ6)』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜


※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。


今日のガイアを3行で

  • 日本橋の新たな名所について
  • 海木といういなりずし専門店が凄かったです
  • 有隣堂の副社長がまた登場しました


三井不動産の粋な街づくり

東京日本橋。
ここ数年で大きく変貌を遂げてました。
日本橋の再開発「三井不動産が主導」

オフィス街から一歩入った場所にコレド室町があります。

そこに神社も

三井不動産の菰田社長65歳が待っていました。

福徳神社

「富くじを認められていた。「富くじ袋」を売っている。」

品切れ中だそうですが。
入れておくと高い宝くじが当たった逸話も。

日本橋は銀座から北にあり東京駅からも近い。
福徳神社がある一帯は三越本店、高島屋…
コレド4棟立ち並ぶ人気のエリアになっていました。

再開発で生まれ変わった福徳神社
明治時代の後ビルの屋上にあったそうです。

開発する中で。
「1200年この地域を守っていた神社がビルの屋上にあるのは…
 地上にお戻り頂いた」

「周りは高層ビルだらけだが神社がある。
 町全体の潤い憩いがある。」

仲通り

「江戸時代風の通りにした」
「昔っぽい街並みがあるのも良いという作り込み」

仲通りでは浴衣姿の女性をよく見かけます。

「花火大会じゃなくても浴衣で遊びに来れるところ無いかなと
 日本橋がネットで検索したら出て来た」

「つくりが凄く綺麗。写真を撮っていた」

日本橋

江戸時代五街道の起点と制定。
全国から様々な物産が集まり新たな産業が生まれました。

しかしバブル崩壊で百貨店が閉店するなど。
日本橋から賑わいが失われました。

三井不動産創業の地。
三井不動産は20年越しで再開発を進めてきました。

日本橋中央通り

三井本館は築90年以上で重要文化財です。
日本橋三越本店もありますが、全部同じ高さ。

「100尺(31m)に高さを統一している」
「基壇部の上にビルが建つ」
「通りに立ったときに空が開けて見える」

日本橋は空が広かったのか…

にんべん

創業320周年の老舗。

「「だし」をひとつ」

かつおの一番だし1杯100円。
醤油や塩を入れて、立ち飲みできる

「日本橋だし場」なんてのがあります。

三井不動産の再開発をどう思う?

「強面の人が話に来たので地上げされるのではないかと
 ただ紳士的に条件というか「これを目指しましょう」と
 なった」

三井不動産 日本橋街づくり推進部

地元との調整役です。
坂本さん33歳 5年前に配属されました。

「最初は地元との距離が近い感じはなかった
 5年かけて色々な活動をしながら信頼関係を築き上げた」

ここでは様々なイベントを開催しました。

ゆかたで日本橋の町歩き

めぐるのれん展など。

のれん展とは、日本橋に店やオフィスを店を構える
日本橋の企業32社が協賛。
それぞれがのれんを作り地下に飾ってました。

「遊び心に溢れた人が多い街なので見て貰って伝われば良い」

コレド室町テラス 大屋根広場

9月オープンの広場と施設です。

大屋根の出幅が20メートル以上あります。
色々なイベントが可能。自然と一体になっているのも特徴。

「買い物をする。食事をするだけじゃ無く
 買い物そのものを楽しむ。食事そのものを楽しむ。
 豊かな時間を過ごすのがコンセプト」

来る人が空間を作ってました


コレド室町テラスオープン(9/27)

商業施設には、テナント31店舗が入っていました。

フェルム・ラ・テール美瑛

北海道の人気のパン屋さん
目玉商品が、食パン

北海道ジャージー牛乳食パン600円だそうです。

CRAFTROCK BREWPUB & LIVE

ビールの醸造設備があり作りたてのビールが日本橋で味わえる


土屋鞄製造所

職人の手作りで有名です。

このように大人を満足される名店が並びます。

「チャラチャラしてない。落ち着いて見られて良い」

「厳選された物が多い
 ご褒美に自分が食べたい物や飲みたいものが見つけやすい」


入口近くを任された「海木」

そうした店の中で入口近くの場所を任されたのは海木

メニューは1種類。いなり寿司だけ

唯一にして看板メニュー

だしいなり4個入り1200円

たっけぇ…
黄金色のあげから上品な出汁があふれ出します。

「1種類しかないのと言われるが。
 1種類に力を込めてるので食べて下さい」と語るのは女将。

本店は、福岡市中央区
天神から離れた場所に海木があります。

親子3人で切り盛りしているお店です。

だしいなりが手土産として人気

県外からも多くの客が来るそうです。

「とっておきのお土産にしている」
「食べたときビックリした。こんなおいしいものがあるなんて」

だしいなりの命が、南関あげ
熊本の名産品だそうです。

作り方は6mmの豆腐をプレス機で脱水。
水分が抜けると厚さが半分に。
それを油で揚げると元の大きさの4杯になるそうです。

熊本では味噌汁や煮物の具材に。

海木で使われるのは改良した特注品

一般的な油揚げとは異なり、乾燥しているのが特徴。
油抜き後、鰹だしで炊き上げます。

つきっきりであげ作りに8時間

ダシをたっぷり含ませたままで酢飯を優しく包みます。

美味しそうなおいなりさんです。

海木

35年前日本料理店として創業。
去年いなりずし専門店になりました

店主
「50年近く料理をしてきて集大成という思い」
「たかが"いなり"されど"いなり"」

7月下旬三井不動産の担当者が来ました。

「オフィスビルもあるので…」

いなりずしだけじゃなくて、弁当も作って欲しいという依頼

しかし女将は
「お店に来る客はだしいなりを目的にしている
 弁当のために「だしいなり」ができないというよりは
 まずはおいなりさんを食べて欲しい」

女将は申し出をきっぱり断りました

強いですねぇ。これが名店には必要です。

女将は日本橋と浅からぬ縁を感じていました。

江戸時代には十軒店という場所がありました
市で賑わったそうです。
そこで「いなりずしを初めて店舗で販売された」そうで。
その場所だったのが出店場所でした。

女将
「最初に話を貰った時に「ここ?」と思った」

オープン当日。今後を占う大事な1日です。

最初は遠巻きに見ていた東京の客。
ひとたび客が入ると瞬く間に行列が。

それも長蛇の列

初めて食べる「だしいなり」お客の反応は。

「ジューシー」
「おになりさんだけどおいなりいさんじゃない」

東京進出を待ち望む客もいてまとめ買いをしてました。

お渡しまで120分

奥の調理場では親子2人が必死に製造。
2人で2300個製造したそうです。

閉店2時間前に売り切れてしまいました。

いなりずし1本で勝負ですが夢が広がります

「福岡のだしいなりではなく日本のだしいなりに。
 いなりずしの位置が上がれば良い。
 挑戦はそういうもの」


日本橋で壮大なチャレンジをする男

9月9日。オープン18日前

日販の箱が大量に運び込まれてました。
日販と言えば…書籍。書店ですね。

「見ただけで文芸とか堅い本が沢山
 これがバカバカ売れれば良いけどそれはない」

その書店は本を売るだけではありません。
乾物・調味料・缶詰を売る店。
硝子工房がありガラスを作れたり。

回転率悪いですよね?

「悪いよね」

本棚並べた方が良くない?

「それで駄目になったのが日本の書店。
 本棚並べて詰めるだけ詰め込んで。
 集客して本だけ売って駄目になった日本の書店で
 色々試さなきゃという中で今回試しているわけだから」

そういうのは有隣堂副社長 松信さん

2年前から松信さんを取材していました。知ってます。

有隣堂

神奈川東京千葉に37店舗展開する書店。
書店の多くはネット通販、電子書籍で売上激減。

有隣堂も4期連続の赤字

有隣堂自体は1909年創業。
6代続く同族経営の書店。

6代目の社長の長男。松信さん。

書店業界に危機感を抱いていました。

そこで去年3月三井不動産の商業施設。
東京ミッドタウン日比谷にこれまでに無い書店を作りました

ヒビヤセントラルマーケット

アパレル理髪店居酒屋などの複合型店舗

行けるのかと思ったあれですね。
まだ潰れてないようです。

「希望小売価格100万円」
期間限定ビンテージ古着の販売イベントを開いたり。
行列が出来て飛ぶように売れたそうです。

ところが本を見ると…殆ど売れてませんでした。

叩かれました?

「叩かれた。バカ息子。有隣堂潰すな。本屋が何やってるんだ
 本を真面目にやれというお叱りが根っこにあるのが殆ど」

2018年10月台湾台北

台湾市内の巨大な建物へ。
台湾ビジネス界の大物にあうためです。

「こちらが私たちと誠品生活で契約するライセンス契約書」

命運を握る契約を結びました。

誠品生活

アジア1の書店といわれてます。

床に座り込み本を読む人たち。

「独特ですよね。最初は僕もビックリした」
「時間の感覚がなくなる。それだけ世界観を作っている」

レシピ本の近くにはスーパーマーケットがあったり。
本だけではなく、生鮮食品なども扱います。
一般人も体験出来る硝子工房もあります。

ものを売ればもっと利益が上がると思ったことは?

店長に聴いて見ます。

「今のところは無い」
「物を売るスペースだけだと10分か20分で見終わる。
 オープン当初から体験を大切にしている」

誠品生活は49店舗で年5000回のイベント
延べ2億人の集客

客は
「刺激を受ける。毎回来る度に学びがある」
「良く来る。
 新しい本や素敵なイベントがいつもあって
 気持ち良く週末を過ごせる場所」

台湾は1949年〜1987年まで戒厳令が敷かれてました。
表現や言論の自由が制限

誠品は1989年に開業しました。戒厳令から2年後です。

創業者は本による文化の創造を目指したそうです。

その考えは娘に引き継がれました。

「誠品が手がける書店の本質はライフスタイルの
 提案にとどまらない。
 創業者に最初に考えたのは 人生のための読書。
 読書は人生と共にあり、読書によって人生を悟ることができる。
 本を読むことの力を信じている」

誠品生活を誘致したのは三井不動産。
合弁会社を設立、運営権は有隣堂に。
フランチャイズの形態に。
サポートを受ける代わりにライセンス料を払います。

老舗書店が新鋭に教えを請う

「これをやることがプライド。
 生き残るために自分たちより優れているものに関するもの
 には真摯に学ばせてもらう」

有隣堂営業本部

製品生活について報告をしに来ました。
相手は父親の松信社長

「余程テレビ東京はネタに困ってる?」とチクリ。

社長はどんな反応を示すのか?

「面積が876.6坪…営業内容は書籍雑貨。
 体験工房を作る。フロア全体の核になる…」
「誠品生活のパートナーになることはブランド価値を上げる」


「ご苦労様。大変だね」
「何で日本市場を広げていくんだ誠品は。
 これだけ日本の書店が落ち込んでいる時にその辺の
 齟齬はないのかね」

しかし坪単価は通常店舗の4倍以上のコストがかかる。
契約は15年。FCの契約期間。
ノウハウ吸収にそれだけかかると踏みました。

「誠品が撤退することはあり得るの?」

「共同事業が上手く行かないで誠品が先に辞めることは」
「契約ベースではある。合意解約もある。
 今の所何ともいえないし」

「15年というのはだから俺は90だよ…」

渋々了承しました。

別の日に社員達への説明会

「書店と言うことで皆ノウハウがある中でグッと抑える
 モチベーションの維持が今後課題になる」

副社長
「だからこうして話をしている。理解する」
「三井不動産の意志としては、有隣堂をやってくれとは
 言われていない。悔しいけれど。
 一等地に有隣堂を出してくれというオファーがない。
 (誠品)向こうが言うこと尊重する。やる」
「どうやったら出来るんだろうを吸収する
 じゃないと有隣堂になる。我々は否定されている。
 やろうとしていることはやらないぐらいが正解」

のるかそるかという感じで、松信副社長は退路を断ちました。

誠品生活に学ぶ

FC契約を結んだ誠品生活の本社へ。
売れるノウハウを学びに行きました。

出版社が毎月原稿を持ってきているそうです。

担当者はこの会議に来る前に原稿に目を通すそうで。
発売前の本の原稿を読んで社員同士のプレゼンが始まります

「推薦するのはこの本。是非選んで欲しい」
「筆者は人生で何が大切かを探して欲しいと考えている」

誠品生活には誠品選書という棚があります
毎月200から300冊の各分野の新書から15冊を厳選してます。

採点表? 個人の主観?

「議論を終えた後、時間をかけて1冊ずつ読む。
 この時期にどの本が最も重要かを決める。
 最後は投票で順位を決める」

誠品生活の店舗には同じ店舗はない

同じデザインの店はないそうです。
日本橋デザインも独特。

東京の日本橋に出す誠品生活の1号店も。
「江戸時代の町の風景に合うように路地やのれん…
 これまでの商業施設にはないものにしたい」

4月20日埼玉の倉庫
松信さんが待っていたのは、誠品生活のマーシー・ウー会長

実物大店舗の模型を作り確認して貰います。

「これだと木の良さが感じられない。偽物に見える」
「変更出来る?」
「木にしたメリットは温かみがあるから。
 これだと木の良さが感じられない。濃い方が良い」

注文をつけて帰って行った

9月4日 オープン23日前

内装が出来上がったという知らせ
木もしっかり…染められてました。

誠品選書

4人の有隣堂社員が40冊をプレゼン。

「商売上の色気をヌキとして
 書店員として自分が薦めたい本を棚1本とはいえ
 作れるのは書店員冥利につける」

誠品生活日本橋

台湾レストラン…フージンツリー

安さと美味しさで知られる台湾料理の中でも高級店。
シャンパンで楽しむ話題の店です。

本格的な吹きガラス体験が可能な場所も。

吹きガラス体験は5000円(30分)

女性で人気がある漢方コスメのお店も。

書店売り場は300坪に11万冊の書籍。
じっくり本が読めるスペースもあります。

「誠品生活と有隣堂で読んで欲しい本を集めている
 人文書も多く取りそろえている」

東洋哲学の本もありました

「こういう物もあるんだと知って貰えれば」

こういったスタイルは有隣堂ではどのように取り入れる?

「体験とか以外の要素で客を集めるのが難しい
 体験やイベントなどで場の価値を上げて。
 新しい書店の形を作っていきたい」

染め手ぬぐいの体験も出来るようでそこで作り終えた女性に
付いていくと…本を手に取っていました

「本屋さんがあったんだ」
「手に取らない本が置いてあるといつも見ない本も
 見ようかなと思う」

本棚を見ると。難しくて堅い本が並んでいた棚に隙間が。

売れていた

夢中で本を読む子供の姿も。

有隣堂の社員は?

「本と体験が一緒になっていて、自分たちの力ではないけど
 誠品生活を台湾から持ってきて確実にやれている」
 客が喜んでいるのが一番嬉しい」

松信さんは次の仕掛け

本ではなくて鍋でした。

光文社へ。

見慣れない鍋を見に行きました。
台湾の一般的な「電鍋」

「一発目の大きいイベントなので成功させたい」

光文社「マート」
30〜40代の女性向け生活情報誌。

そこで大同電鍋というのを特集していました。
食材を入れて外側に水を入れてスイッチ入れると…料理が可能

火を使わず蒸気で食材を加熱。
煮崩れや油がいらないそうです。

オリジナルカラーをネット販売していました。

マート編集部

雑誌の需要が減る中イベントに期待をしていました。

「何か雑貨をきっかけに雑貨を楽しむツールの一つとして
 雑誌を取り入れる仕掛けが誠品と今後出来るのではないか」

9月30日
イベントの舞台は雑誌のある棚の近くクッキングスタジオ

キッチンの回りでは台湾食材も購入可能。

電鍋を使った料理のイベントが開催

「調理の方法と一緒に買うことが出来る体験をして貰い
 それが広まることは総合的に見るとメリットは大きい」

電鍋と合わせて料理本も販売。
20人の席は満席。立ち見も。

「大同電鍋を使って煮込みハンバーグを作る」

食材や調味料を鍋を投入。
スイッチを押せば…仕上がりを待つのみ。

30分待つと煮込みハンバーグが完成。
肉じゃがも作ってました。

メモを真剣に取る女性も。

「これ目当てこのためだけに来た」

3人の子供がいるお母さんでした。

「買おうかな…」

電鍋の料理本も購入しました。

「何か作ります電車で見ながら考えます」

購入した女性のインスタに電鍋料理がアップされてました

このイベントで、電鍋7台と、料理本38冊販売。

松信さんやりました

老舗書店の未来…サバイバルは続来ます。

「本屋が減ってしまうのはやむを得ないだと思う
 本屋が存在して許される場所は限られる
 その場所で私たちが残っていくことを願う」




posted by Fuchs at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想