2019年11月27日

『脱プラスチックに挑む「あなたのゴミその行方」』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。


今日のガイアを3行で

  • レジ袋有料化に向けた取り組み
  • 亀岡市では全面禁止に向けて動いていました
  • 生分解性プラスチックによる新たなレジ袋開発が行われてました


東京湾の鯨の死体

7/9 ある現場へ向かう車。

向かう先。
東京湾でクレーンに曳航されてきたのは鯨でした
死んで漂流していたのを発見したそうです。

ニタリクジラ(12メートル)

国立科学博物館の田島さんがやってきて仕切ってました。
海の哺乳類の専門家です。

鯨やイルカの死骸の漂着は年間300件。
知らせを受けると駆けつけて調査します。

「汚れるのを嫌がるな!」と怒声。
強い女性でした。

死因を突き止めるために解剖します。

その鯨は背骨に損傷があり、船に衝突と推測されまし。

「元々海に住んでる動物たちが海岸に打ち上がって死んでる
 その隠されたメッセージを受け継いでいく」

20年以上死因を究明してきた田島さん。
新たな課題に取り組みます

ポリ袋を喉につまらせて死んだウミガメ
プラスチックがh様って死んでいたアザラシ

更なる脅威が忍び寄って来ていたからでした。

鯨の胃液を濾過していくと

「白い物が怪しい」

探しているのはマイクロプラスチックでした。

マイクロプラスチックとは…

レジ袋やペットボトルなどのプラスチックボトルが紫外線
などで砕けた物です。
小さいので様々な問題が

専門家
「プラスチックには有害な科学物質、添加剤がある
 加えて海水中の有害な化学物質を吸着。
 生物の胃の中に入ると食物連鎖を通じて濃度が上がる」


10月25日 田島さんから連絡

北海道沿岸に打ち上げられた鯨の胃からマイクロプラスチック

田島さん
「過去に悪影響を及ぼした個体があるかと思うと
 ショックというか怖い」


海の生き物たちの新たな脅威になりそうなマイクロプラスチック
日本も他人事じゃない。

四年前ウミガメの鼻に刺さったストローを抜く動画が拡散。
プラスチックゴミの海洋汚染が注目を集めた。

「プラスチックのストローなんていらない」という声が。

パッケージも色々変わりました。

プラスチック→紙へ

包装フィルムが石油→植物由来に


G20大阪サミットでも。

2050年までに海洋プラスチックゴミゼロを目指すことで合意

日本でも
2020年7月から全ての小売店にレジ袋の有料化を義務づける

これが厄介ですよねぇ。レジ袋有料化。
コンビニ業界との癒着ではなんて噂話もありますが。
良い収入源となるので。
プラスチックゴミの中ではレジ袋なんてほんの少しですし。
悪の象徴にされてますけどねぇ。
無いと結構困ります。使うので。
レジ袋有料化じゃなく
プラを再利用しない方に罰則を設ける方が…
とか個人的には思いますが。

海洋大国日本
未来をかけた闘いの最前線を追ってました。


レジ袋禁止

レジ袋どれだけ使ってる?

日本では一人年間150枚使用しているそうです。

海洋汚染の一つと指摘されています。
このままで良いのか。

この問題に詳しい日経ESGの田中編集長が来ました。

レジ袋禁止、レジ袋・有料化課税してる国

アジアは結構多い、アフリカ、オセアニア等々。
アメリカやら日本はまだです。

意外にも、インドや中国では禁止されています。

日本は遅れているように見えるが…

「日本では回収されていないレジ袋が溢れている状況は無い」
「アフリカ等は不法投棄で溢れているから禁止せざるを得ない」

要するにゴミで溢れてるから禁止しているという実情でした

日本は資源循に関しては進んでいる国で。
レジ袋は本格的な規制がなかったので遅れているように見えて
しまうだけでした。

…そう考えると本当に有料化が必要なのかと。
レジ袋よりも他のプラだと思いますけどね。

有料化が始まるのが2020年7月

「レジ袋はプラゴミの一部だが身近な製品で我慢すればできる」
「その象徴としての規制の対象となった

プラゴミの象徴として規制されるという酷さでした。
作っている人もいるのにねぇ…


京都の亀岡市の取り組み

京都・亀岡市保津川

400年の歴史の川下りが有名。
亀岡から嵐山まで16km豪快な水しぶきで2時間かかって下ります
観光客 年間25万人

保津川は深刻な問題を抱えていました。

9月下旬船頭達が1艘の船に乗り込んでました。
そして川縁のレジ袋を回収してました。

ポイ捨てされるのは僅か。
多くは雨風で街から流されてきたものでした。

保津川下りの代表 豊田さん

「綺麗な川を見せないと。
 ゴミがアクセントになったら景観が台無し」

14年前から清掃を続けています。

カップラーメンやらトレイやらのゴミだらけ。
コンビニ急増でプラスチックゴミが増える一方。

「川は地域を表す場所
 海外から観光客が来てプラスチックゴミの多さに驚くと思う」

しかし川下りの航路2/3を超して作業終了しちゃいました。
ゴミが多すぎて積めなくなったのです。

プラスチックゴミの影響は景観だけじゃありません。

保津川は、桂川、淀川を通じて大阪湾へ。

大阪湾には300万枚のレジ袋が沈んでいるという衝撃の結果も

京都亀岡市 人口は9万人です。

丹波亀山城跡という本能寺の変出撃の地があります。
明智光秀の平定の地として「麒麟が来る」で注目中。
麒麟が来るは…誰かさんのせいで来なくなりそうでしたが。

そんな亀岡市で市長が前代未聞の政策を打ち出した

プラスチック製レジ袋の禁止条例化を図る

全国初のレジ袋禁止条例

レジ袋が一切使えなくなります。
2020年8月の施行を目指しています。

違反事業者には店舗名公表などの罰則もあります。

「一地方都市。山の中だが。
 亀岡市から出たゴミも地球環境にダメージがある。
 どう言う課題が生まれるか実証実験的にやる」

レジ袋禁止という取り組みの最前線に立つのは…
山内課長(環境政策課)

市内の商店を巡っていました

魚屋さんで条例化に理解を求めるが…

「昔は新聞紙に包んでいたが昔の話昭和30年代。
 そんな時代にはもどれない」

50年近く続けてきたレジ袋は手放せません。

漬物屋さん
「2つも3つも手では持って帰れないレジ袋でまとめる
 いいことだけど賛成できない」
「無理なことは無理」

豆腐屋さんも必需品
「上からの押しつけでは市民は言うことは聞かない
 上から命令するのは「やっつけ」」

反発する事業者は少なくないのでした。
そりゃそうです。

山内課長
「あれが本音の声」

亀岡市内の小売店760店
全ての理解を得るには容易じゃありません。

買い物する側も
「不便です。なんで亀岡だけ」
「結果的に別の袋を買ってゴミになる削減の意味になるのか」

「地球環境を守る為には良い。川にも流れてる」
と、言いながらレジ袋を担いでいくオッサン。

環境への悪影響は分かっていても手放せないのが本音です。

取材を進めて行く内ある職員と出会います。

土木管理課の石津さん
「見てほしいものがある」と言いました

それは自転車で出勤する山内課長。
毎朝ゴミ拾いをしているそうです。
こっそり隠し撮り。
毎日拾ってる人知れずやってるそうです。

「通勤途中ゴミが沢山落ちているのを見過ごすのが嫌になった」

そんな事らしいです。
亀岡で生まれ育った山内さん。ふるさとへの思いも強い。

そんな山内さんに試練。

亀岡市役所・禁止条例について事業者との話し合い

一際険しい顔の参加者

日本フランチャイズチェーン協会の担当者でした。

「おでんや温めたグラタンやらドリアは元凄い熱い!
 どうやって持って帰るんだ!
 マイバッグを持ってきてもバッグの中でドロドロになる
 一番困るのはレジに立ってるパート!
 客とのトラブルだけは防ぎたい!」

店側の正論をズバズバといいます。

コンビニは店舗運営に影響が出ることを懸念してました。

8月の条例施行は拙速だといいます。

「レジ袋禁止と言われてもコンビニどうすれば良いんですか?」

終了後…
山内さんガックリ。
「負けやね。熱く返そうと思ったが思いだけでは」

山内さん事業者の理解を得るためには市民の意識を変える
ことが重要だと考えました。

やってきた先には…パラグライダーがありました。

市民にレジ袋禁止をアピール。

パラグライダー作戦

亀岡市のバーズパラグライダースクール。
パラグライダースクールにやってきました。

目を付けていたのは、翼に使われていた生地

「凄く軽い。丈夫」

「この繊維はリップストップ生地と言ってさけにくい
 水も通さない。コーティングされている」

パラグライダーの生地を使ってエコバッグを作る事に。

亀岡市で盛んなパラグライダー。
しかしその機体は数年ごとに交換します
安全性を考慮するためです。
そして古いのを廃棄します。そこに目を付けました。

「愛着があるがただのゴミになってしまう」
「燃やされる 凄く心が痛む」

「生地を使ったエコバッグが市内を飛び回ります!」
と山内さんアピール。

珍しい取り組みがスタートしそうでした。

さらに更なる秘策

廃棄されるパラグライダーの生地を貼り合わせてバルーン作成


「これがシンボルになって欲しい」

クレーンでつり上げたのは巨大なエコバッグ。

レジ袋禁止をアピールしたいと企画

10月中旬生地を再利用したエコバッグ作りも開催。
大勢の市民が会場へ訪れます。

「何でも入る思ったよりも大きくて」
「お気に入りは縫い目が外に出てるところ」
「これがあればレジ袋はいらない」

レジ袋禁止条例は2020年3月議会へ提案。
8月の条例施行を目指す

山内さんの更なる目標

「条例がなくても市民がレジ袋いらない暮らしが出来る。
 そこが本当のゴール」
「私に取って新たなチャレンジ」

小泉進次郎環境大臣に聴いて見た

番組は亀岡市の取り組みについて小泉環境大臣にききました


「先日市長に会ってきた。
 政府を追い越して有料化ではなく禁止
 亀岡市民の理解を得て亀岡市から他の地域に広がるのを
 期待したい」

23日〜24日は日韓中3ヶ国環境大事会合。

海洋プラスチックゴミ問題も連携して対策を進める事を確認

2020年の7月のレジ袋有料化について

「何で有料化になったんだろう。
 こういう事がが海で起きているのかを知って欲しい。
 人類の健康や産業への影響に跳ね返ってくる。
 地球規模の課題だと気づく一環として有効なステップ」

「環境大臣になるまで考えて無かった
 犬飼ってるが、結婚して妻と犬の散歩しながらポリ袋で
 糞拾っててるところではっとした。
 ポリ袋を持ち歩いていたと。
 はっとしてこれもプラスチックの袋だなと
 一人一人が気づいた事を始めるのが大事。
 私も皆さんと一緒に実践をしていきたい」

犬の糞をエコバッグにでも入れるんですかね…

散歩する人は糞バッグを持ちましょうとか


スタバの取り組み

スタバでも脱プラスチックに取り組んでいます。

ストローの開発を以前ガイアで取り上げてました。

様々な素材を試す様子を取り上げました

あれから10ヶ月。
江口さんがスタバを訪ねました

水口社長がお出迎え。

完成は?

紙で出来ている物を見せてくれました。

「最終的に検討したが、紙という方向になった」

「しっかりしてる感じ。」

「ストローは使用感が大切」

蓋も今までのふたと違い紙製なのですっと入るように。

何故最初にストローから?

「ストローは細く小さいのでリサイクルのループに乗りにくい
 それが問題を起こしている
 スタバは世界で年間10億本のストローを使っている
 そこを紙に変えていく」

2020年1月から段階的に店に入れていくそいうです

次の手も?

「アイスコーヒーとか冷たいドリンクを紙カップで出す
 これをリサイクルして再度使う事も検討している」

「プラスチックのグリーンストローが懐かしくなるかも」

こういった素材を変えていくのはレジ袋業界でも起こっていました。


新しいレジ袋の開発

徳島北島町フジグラン
徳島県との協定により9月からレジ袋有料化してます。

値段は3円5円。
多くの人がマイバッグを持参しました。
レジ袋の利用が減ったのです。

スーパーの本部を訪ねた男性。

レジ袋を生産し納品している福助工業の真木さん

四国中国地方でフジは大口の取引先でした。

発注量は見直しますか?

「使用しているレジ袋に関しては3割以下の発注になる」
「見直しをお願いしないといけない」

厳しい現実を突きつけられました。

「長い間、取引をしていたのでショック」

愛媛四国中央市

100年を超える歴史がある福助工業。
1910年創業です。

レジ袋発注の見直しを告げられた真木さん。
上司に報告。

「フジだけにとどまらない可能性が高い」

来年7月有料を義務づければ需要が落ちることは避けられません

大野取締役
「本当に悔しいけど何故レジ袋だけこんな目に遭うのか」

悔しさを滲ませる大野取締役
レジ袋の営業に30年以上関わってきた

「困った」

レジ袋の生産工場

福助工業は国内に4箇所工場があります。
一般的なレジ袋は合成樹脂であるポリエチレンから作られます

福助工業はレジ袋の国内生産シェア6割

最大手でした。

年間売上高1000億円従業員3000人

レジ袋工場で働くのは正社員です。
このままでは工場の閉鎖も避けられないと危惧。

3000人の雇用が失われるかも知れない政策なのか…。
そう考えると怖い

取締役
「常にレジ袋は環境の中に於いては悪の権化。
 社会的に悪く言われているが必要な物だと誇りを持って
 作り続けてきた」

窮地に立たされた福助工業。
ある極秘プロジェクトを1年前から進めていました。

群馬大学に協力を仰いでいました。
海中で分解するプラスチックを研究している粕屋教授

海に流れても悪影響を及ばさない世界発レジ袋の開発

量産化実用化レベルのレジ袋で海洋で分解できるレジ袋。
現時点でそういったレジ袋はない。

環境に配慮した付加価値の高いレジ袋の開発です。

できれば世界市場を席巻できるかも。

「海に流れたらどうなるんだという時にどうするんだ
 答えをどうしても出しておきたい」

生分解性プラスチック

プラスチックの分子があります。
微生物がそれを分解してくれます。
酵素の働きで分子のレベルに分解。
微生物が取り組み二酸化炭素と水にすることで自然に帰ります

既に土壌で分解するのは実用化されてます。
植物の根が伸びる中微生物に分解されてました。

ただ目指すのは海の中で分解する物

土より難しいのです。

「土壌や淡水に比べると微生物の数が少ない
 そもそも分解が起こりづらい」

ハードルの高いレジ袋の開発が行われていました。

社運がかかっています

福助工業製造技術部稲岡氏が責任者。
レジ袋に20年以上携わってきた熟練技術者。
使う材料はこれまでとは全く違います。

「樹脂が完成していない。
 それを我々加工メーカーがどのように製品にしていくかが
 ポイント」

様々な材料の特性を見極めながら組み合わせは配合を変えて
試作を繰り返します。
実用化のためには十分な強度をもって分解されなければならない

生分解性プラスチックどんな特徴がある材料?

「特徴まで言うと難しい所なので企業秘密
 海洋生分解のレジ袋はない。
 それがどうやって出来上がっていくのかノウハウの塊
 秘密だらけ」

レジ袋加工機械

材料は加熱されて溶けた後円盤状の機械から出てきます。
空気の力で膨らみ固まります。
材料の組み合わせによってはレジ袋の形に成型も出来ない

袋の大きさが不安定になって切れたり。

材料の組み合わせを買えてチャレンジしつづけてました。

上手く成型できたが…

「粘り強さはあるけど
 何かきっかけがあると破れるので少し問題」

試作したレジ袋は300種類以上
その中から選ばれた1割が粕屋教授の下に送られて検証実験。

薄くて軽い物数ミリくらい試作品の切れ端を海水につけて
分解されるかを見ます。

半年にわたり行われます。

数ヶ月前に設置したサンプルも

「入れた当初よりは小さくなってる」
「これは更に小さな破片になっている」

半年で9割分解すれば世界的な認証を取得出来ます


福助工業の面々が群馬大学へ

レジ袋の検証結果が出たのでした。

実際に海水につけていたサンプルを魅せてくれます。

「1ヶ月に回収した物
 2ヶ月後…半年 確実に分解が進んで行ってる」

微生物の呼吸で見た分解率も定時
海水の中で分解されていることが証明されました。

強さと生分解性を両立出来た

海に流れても生態系に悪影響しないレジ袋が完成。
世界初の実用化が見えてきました。

そのレジ袋を小泉進次郎環境大臣に見て貰った

「持った瞬間に全く今までのコンビニなどで感じる
 レジ袋の素材感とは違うのがよく分かる
 環境の為m気候変動のため苦心しながら頑張ってる
 企業にちゃんとお金が巡っていくように
 政府で言っている環境と経済の好循環を実現する」

2020年7月お販売開始を目指します

「これをやっておかないと次はない
 これが新たな商機に繋がる可能性はある」

「ポリの関係で存在意義そのものを問われた
 海洋で分解するのが出来たので悪者扱いされない
 環境を考えて作り続けていきたい」

ピンチをチャンスに変える挑戦は続く

このレジ袋がスタンダードになれば。
レジ袋有料化いらなくなるんじゃ?
と、密かに期待しております。




posted by Fuchs at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想