2020年01月22日

『謎の隣国…北朝鮮潜入 - 経済制裁下で独自取材 -』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。


今日のガイアを3行で

  • 北朝鮮へ潜入取材
  • 北朝鮮の表向き経済の実態を明かしてました
  • 庶民(エリート)の暮らしもチラッと見えました


北朝鮮潜入

2019年5月北朝鮮平壌

平壌国際空港

5年前に新設されたターミナルに着きました。

1年間独自取材したガイアです。

北朝鮮は国連から10年以上経済制裁を受けています。

国内ではどのような変化が?

街を行くタクシーは中国製のよう。
ただ一部北朝鮮国内メーカーの自動車も。

電動自転車を頻繁に見かけます。
日本の物と違いこがなくても進めるもののようです。
これも中国製が主流ですが、最近では国内でも製造。

蓄電池自転車(モランボン)

急増しているのが高級惣菜店

平壌市民の平均月収8000円ですが…
総菜1つ4000円とかべらぼうな価格に。

ただ飛ぶように売れているそうです。

新富裕層というのが存在している模様。

店員
「毎日何百人も来る。」

惣菜店は平壌に何軒ある?

「いっぱいあるからね?分からない」

朝鮮中央動物園

動物の種類が多くなり平日でも入場者が絶えません。
一番人気は像。
そして人々が手にしているのはスマホ。

北朝鮮の人口は2500万人
その1/4…600万台のスマホが出回っています。

しかしスマホはインターネットは繋がらない
ただゲームアプリがずらり。
スマホもアプリも北朝鮮製だそうです。

子供が夢中になってるのは「野良猫ニルスン」
野良猫しつけゲームだそうです…絵は独特でした。

経済制裁を受けているとは思えない平壌の姿。

「自力更生」の革命精神を

北朝鮮のスローガンです。

「自力更生で暮らしている。制裁なんて関係ありません」

金正恩による経済重視の驚きの改革が行われていました。

食料品は国内で新商品を次々開発。

かっぱえびせん的なお菓子も…

日本の商品に似ている物もあるが?

「いいものは受け入れますよ
 自分たちでアイデアを出して更に良い物にしていけばいい」

パクっても訴えられませんしねぇ…

中々衝撃的な映像でした


自由に行けない国

厳しく渡航が制限され自由に行けない北朝鮮。
ガイアは1年にわたり独自取材しました。

去年撮影した首都平壌…
高層マンションやスマホ。電動自転車があります。
豊かに見える北朝鮮経済がありました。

日経新聞論説委員峯岸さんに聴きます
北朝鮮のエキスパートとのこと

経済テコ入れした切っ掛けは?

金正恩も核ミサイル開発に力を入れてきた。
専軍政治だった。
2016年と17年。20発のミサイル実験を行います。
2017年11月アメリカを射程に入れたICBMの開発を完了しました

それにより核戦力の完成を発表

それから経済に集中すると宣言

経済改革

・市場経済の一部導入
・観光開発

経済制裁はどこまでされている?

国連の制裁がかかっている北朝鮮。
・石油製品の輸入の制限
・北朝鮮から輸出する物も禁止

北朝鮮の外貨獲得手段が失われていました。
経済の打撃は続いています。

制裁が続いて経済が悪化すれば金正恩体制も響きかねない
求心力が低下します。

アメリカと関係を改善して制裁を解いて経済発展させたい。
しかしミサイルのせいで停滞しているという状況。

経済改革の実態を取材していました。


北朝鮮の経済

2019年5月平壌国際商品展覧会。
外国人ビジネスマンが目に付きました。
海外から過去最大の270社が参加。

ポーランドの製薬メーカー
「ビジネス拡大のチャンスを探している
 私たちの商品が売れる余地が十分あるとみている」

北朝鮮の化粧品メーカーも海外に売り込みをかけてました。

「天然の素材を使っている!外国の物より高い品質!」

外国人観光客の姿もありました。

北朝鮮を訪れる外国人韓国客

20万人(2018年)

経済制裁の対象に観光は含まれません。
観光業を盛り上げて外貨の獲得を狙ってます

マスゲームが一番人気

観光客
「情報が無い特殊な国でしょ。北朝鮮は。
 だから来てみたかった」
「街は思っていたより安全だし 人々もとてもフレンドリー」

生産の現場でも大きな改革が行われていました。

平壌郊外の野菜専門農場

東京ドーム6個分の温室栽培施設を設置していました。
中に入ると、胡瓜やトマトの収穫時期でした。

飛躍的に収穫量が増えたそうです。

何があった?

圃田担当制という新たな制度を導入。

計画を上回った収穫物は農場自体の物に出来るそうです。
今までは共同農場で作業班というグループで生産してました。
分組という20人で農作業してました。

圃田担当責任制に変更し農作業を家族単位でさせるように。
そして計画を上回れば自分の物となります。

農民市場

国の買取り価格の30〜60倍で売れる市場があるそうです。
それで収入を得られるようになり働く人を刺激したそうです

例えばある男性が収穫量を増やすために始めたことは…

自家製の堆肥の製造

わらや家畜の糞を使って作ったそうです。
今まで作ったことがなかったそうですが。

「収穫物を本当に自分たちの物に出来るか疑問だった
 でも実際に自分たちの物になったのでみんな意欲が上がった」

社会主義は平等分配が原則では?

「それは将軍様じゃないと分からない」

意外と真っ当な政治をしてますよねぇ…
だから崩壊しないわけですが。

農場で働くチョンさん農場内に託児所に向かいます。
託児所も完備です。
一人娘を迎えに来てました

託児所は建て替えられたばかりでキレイめ。

「外で働いているので国家が育ててくれている」

夫と娘の3人暮らしだそうです。

(夫と)どうやって知り合った?

「兵役を終えてから、農場で働いていました
 彼女が同じ作業班にいて恋愛をしたんです」

ソンオさん一家も圃田担当制導入後収入が15%増加。
その収入で新婚生活で必要な物も変えました。

「競争心が高まり追いつけ追い越せという熱意があります」

取材中に鳴ったスマホ。去年購入したそうです。

「農場員は皆スマホを持っている」

見せて欲しいと頼むと魅せてくれました。
娘の誕生日に取った写真や動画が沢山でした。

努力して稼いで豊かになる人もいる北朝鮮

「自力更生が一番」

農場員向けの演芸会などを定期的開催。
歌などでも自力更生を訴えてました。

取材できたのは農業改革の光の部分

政府に政策を提言する専門家に話を聞くと

「正直なところ敵対勢力による制裁で肥料などの輸入が困難
 農業の全部門で制裁の被害を受けている」
「だからといって生産量を増やせないわけではない」

2019年10月平壌南部にある施設

巨大な養殖場でした餌を撒くと暴れる魚。

真空包装のナマズの燻製を作ってました

去年から製造開始したそうで

「凄く需要がある。ビールや酒が好きな人に人気」とのこと。

色々な商業施設にナマズを供給しているそうです。

養殖ナマズ

育てやすいとかそんな感じで金正恩の指示で生産増加したそう

儲けた利益が各企業で使えるようになり商品開発が加速。

「以前は均等に給料を配分していたが今は徹底して実績で
 評価するように」

平壌を見る限り経済制裁の影響は見えないようです。


これが本当の姿?

取材班は平壌を離れて地方へ

日本人女性と共に行きました。

60年前に撮影された映像が流れます。

新潟から北朝鮮に行く人達。

北朝鮮は地上の楽園

日本でそう宣伝されて1984年まで続いた帰国事業。
在日朝鮮人9万人が北朝鮮へ移住。
1800人の日本人妻が北朝鮮へ向かいました。

その日本人妻達はどうしているのか

林さん。
28歳のお姉さんが日本人妻として北朝鮮へ…
林さんは9歳でした。

「生きているうちに姉に再会したい」

そんな想いがありました。

林さんが北朝鮮で見たものは?

九州で暮らす林さん
子供たちは独立して訪問介護の仕事をしています。
姉の写真を見せてくれます

愛子姉さん
1960年在日朝鮮人の夫と北朝鮮へ

その後の頼りで1男1女を出産 縫製工場に勤務したそうで。
日本に帰ってきたことはない模様です。

「姉のことを周囲には話さなかった
 あまり(北朝鮮に)良いイメージが無い」
「根掘り葉掘り聞かれるのも意味が無い」

あえて話すこともなかったそうです。
その北朝鮮の愛子さんから孫の結婚式に招待を受けたそうで。
思い悩んだ末に北朝鮮へ行くことに。

去年7月 羽田に息子(38)と一緒の姿が。
まず中国北京へ向かいます

北朝鮮大使館でビザを取得します。

肉親への訪問で交渉した結果許可が下りたとのこと

「いよいよ行けるんだと実感がわく」

北京からは北朝鮮の高麗航空で北朝鮮へ。
ロシア製の古い機体を使っています。

日本と国交のない国に行くには第三国経由で行く

北京を飛び立ち2時間。平壌国際空港へ。

7月14日北東部へ車を走らせます。
北朝鮮の地方日本人が行けるのは希なことです。
山中では時折車に近づいてくる女性達の姿がありました

籠の中に見えるのは桃。
地元の農民達が桃を売り副収入にしてました。
平壌を出て5時間。

カメラ撮影禁止の検問所を通過します。

着いたのは北朝鮮第二の都市ハムフン

人口100万人で工業都市として発展。
日本の植民地時代にコンビナートがあったそうです。
日本役に立ってますね。

宿泊先は高級そうなホテル。
中国人ビジネスマンも宿泊するホテルだそうです。
節電のためか廊下は薄暗いです。

中は広め…冷蔵庫とテレビも。
それも東芝製冷蔵庫でした。
パナソニックの電話も

経済制裁前に入ってきた日本製品でした。

お湯は出ないようで電熱器でお湯を作る模様。

「全然違う世界だから目で見て経験させて貰う」
「写真とは違う。
 今回は去年行ったおかげで気持ちもゆっくり出来ている」

実はおととし58年ぶりに再開していたそうです。

姉の愛子さん
「姉さんがいなかったからさぞ恨んだろうと思って」

夫は既に他界して娘や孫と同居していました。
その後手紙で交流を続けて1年ぶりの再開です。

2019年7月15日1台のバンがホテルにやってきます。

中本愛子さんと北朝鮮家族でした。

「また会えたよ」
「病気しなかった大丈夫だった会える会えると思って…」

妹は自宅に行きたいと希望したが実現不可。
ホテルの中で話をすることに。

風邪薬とか持ってきてました。

「薬持ってきた」
「日本では高いでしょ。変なところにお金使わないで」

孫のカンスさん32歳が結婚するそうです。
IT関連の仕事をしているエリートだそうです。


北朝鮮の生活

知られざる北朝鮮の生活。

ホテルのルームサービスで北朝鮮製のインスタントラーメンを注文

「おいしい」味は良いそうです。伸びてそうだったけど。

「拉麺食べたいと言ったら孫が買ってくる」
普通に食べられるようです。

娘孫夫婦と5人暮らし。
家族が仕事が出ている日中は一人で留守番だそう。

病院は家の近くにあるの?

「病院は各区域事に診療所がある」
「遠いところまで行く必要が無い。ちゃんと近くにある」

薬代は払う?

「払わない。無料。治療費も」

食材はどうやって手に入れる?

「配給貰って。
 こういうの(ラーメン)は商店に行って買って食べる」

配給ではどんなもの?

「お米ととうもろこし」

物を買うお金は?

「給料。私の給料はないうちの娘」

日本の年金制度的な補助金もあるそうです。

貯金は出来る?

「できない。出来るときもあるしできないときもある」

年を重ねる毎に日本への思いが募るそうです。

今も忘れられない出来事

1997年11月日本人妻の里帰り事業がありました。

1997から2000年に3回実施されました。
43人一時帰国しています。
2002年里帰りメンバーに選ばれていたそうです。

待ちに待った日本…

「明日飛行機の乗ると日にちまで決まってたのに
 日本で受け入れてくれなかった」

2002年9月17日日朝首脳会談

北朝鮮が拉致を認めた日でした。
日本国内で反発が高まり里帰り事業は終了。
積年の夢が直前で絶たれたのです。

「一度で良いから日本に行って
 父母の墓場の前に座ってやっと長女が来ましたよ。
 死に目にも会えなくてごめんなさいねと
 花束と線香を上げてお参りしたい。
 できなくてまだ胸のしこりがある
 死ぬ前に実現したらと思っている」

その後、両国の関係は改善のめどが立たない。

妹の息子(日本人)が孫に質問してみます。

日本に対してのイメージは悪いよね?

「感じてるいるところもあると思うけど2回会ってどう?」

「日本人の前に私たちのの家族じゃないですか
 そういう感情はない。
 国が違って遠いところに住んでるだけで
 最初から他人とは思って無い」

こういう所は普通のようです。

7月16日 ハムフン結婚式当日

正装に身をつつんだ親族など。
金日成と金正日の銅像の前に行きます
北朝鮮結婚式ではここに花束を供えるのが慣わし。

披露宴の会場では準備が。
結婚式をホテルやレストランで開く若者が多いそう。

新郎新婦の入場

「頼もしく愛すべき新郎新婦に熱烈な祝いのなんたらを…」

謎のスピーチ。
結婚式の参加者は80名

費用は本人達の貯金とと祝儀。
新郎新婦がテーブルを回り焼酎をついで回ります。

最後は皆で輪になって踊り結婚式は3時間で終了。

「感激の涙で泣きました」と姉。
「これ以上嬉しいことはないです」

妹がハムフンに滞在できたのは3日間。

日朝関係の悪化が続く中、次いつ会えるのか…

「去年と一緒で笑顔で。泣かない。約束だから」
「また来られるように努力して頑張ってきますので」
「またね お元気で!」

そう言いつつも…

「体の老いもあるからこれが最後かな…
 自由に行き来できれば元気の素を届けたい」

「つながりを持っていたい」と語っていました。


感想

謎の多い国ですけど。
こうやって見ると普通の国でもあり。
人は変わらないよなとかは思いました。

一般国民は我々と大して変わらないのですよね。
同じ人間だし。

ただ裏側はあまり見えなかったような気がしました。
突っ込めてないよねぇ…

posted by Fuchs at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想