2016年04月19日

『負けない町工場の【法則】第2弾。独自ブランドで海外挑戦 その後...』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアは以前取り上げた町工場がどうなったかという後追いでした。
それぞれ成功を収めていまして流石だなと。

今日のガイアを3行で

WASARAは増産体制となるほど売れているようで今後も販路拡大が行われそうです
IKIJIはブランドを元にOEMの仕事が舞い込むようになっていました
ジャパンブルーは今や最高品質のジーンズとして作り手が学びに来るようになりました。

WASARAの世界進出:伊藤景パック産業

以前紹介されていたWASARA。
「伊藤景パック産業」明治43年創業(1910年)創業の老舗メーカーが作っている高級紙皿です。

東京千代田区のラー・エー・ミクニというフレンチレストランでも、桜の季節限定のテラス席で出す食事に使われていました。

「紙でこういう皿って良いですね」
「紙皿はコンビニのペラ皿しか思いつかないが、これなら汁物も大丈夫だしお洒落」

この紙皿は1枚100円程度という高級品です。

開発会社の「伊藤景パック産業」は焼き菓子用カップなど使い捨て容器などを製造している。
何十銭から何円の商品が多く24時間機械が稼働している薄利多売業界です。

中国製品の台頭で厳しい価格競争があったが、打開しようと作ったのがWASARA。

「その値段でも使いという物を作りたい。それにより価格競争じゃ無く別の領域に入る」

因みにWASARAは中国工場で作っています。原料はサトウキビで型に流し込んでプレスして熱と圧力で一気に水分を蒸発して形を仕上げています。
金型は日本製です。細かな凹凸が刻まれていて表面を均一にしないことで陶器のような質感を生み出しています。

異物混入チェックは機械でも、人の目でもチェックをします。少しの汚れも許さない高品質。
しかし使い捨ての紙皿なので1枚100円が限度。
採算が合わないので中国で作るしか無いというのが現状だそうです。

最近中国のコストも上がっているから心配ですけど「中国工場増産体制」と、売れ行き好調で増産が行われるようです。

国内だけでは無く海外からの注文が急激に増えていました。

アメリカのNYで去年5月にオープンしたレストランで、オープン当初から全てWASARAを使っているそうです。

「レストランで紙皿を使うのは聴いたこと無いけど気に入った。どこの商品化きいたら日本の物デザインもイイネ」

と、客の評判は上々です。

普通の食器では無くWASARAを使う理由

食器洗い機だと1日で100リットル以上に水を使う。水道代も月は20万円使う。
それを使わなければ、食洗機は要らないそのつもりでキッチンを設計した。

大量の水と洗剤にコストがかかり、スタッフの人件費もかさむので結果的に洗う手間とコストが省け割安となるそうです。

マンハッタンのオフィスビルにはワサラの販売代理店アクタスがありました。

社長の鈴木さん
「品質以外にも売りがある。消費大国と言われるが、使い捨てという行為がネガティブに捉えられている。ワサラを使うと使い捨てだけど土に還るという特徴があり非常に価値がある。」

ワサラはサトウキビなので土に埋めると微生物により分解されます。使い捨てでも環境に優しいというのが武器になるそうです。

ブルックリン・キッチンという高級食材店、オーガニックやキッチン用品を扱うお店で扱って貰えないかと交渉してみます。

試食会で試しに使ってくれることに。

それを見たお客様も興味を持ってくれて評判は上々。
取り扱いを前向きに検討してくれることになりました。

「環境に対して優しいことに気づいてくれると、ワサラがこの使い捨て文化を変えていく可能性があるんじゃ無いか」

日本の老舗が作った使い捨て高級紙皿が広がろうとしていました。

IKIJIの挑戦

3月東京銀座に東急プラザ銀座が出来ました。
有名ブランドなど125店舗が入る商業施設です。その中に和風の店がある「IKIJI(イキジ)」というブランドです。

粋と心意気を表現したいという想いが詰まったネーミング。

半纏風のニットのカーディガンや墨絵が現れるトレーナー、皮のふろしき、雪駄という商品もあります。

これは4年前に出来た東京墨田区の4つの町工場が起ち上げたブランドです。

革製品は、二宮五郎商店。たしかな技術は高い評価
ニット製品は、テルタデザインラボ。こちらもこの道30年以上の職人が揃っています。
シャツなどを作るウィンスロップは200以上のブランドの製品を作り。
ポロシャツやトレーナーなどを作る、精巧はラルフローレンなどのブランドの製品を作っていました。

どの町工場もOEMが中心の下請け企業。
しかしどこもアジアに仕事を奪われてきました。

繊維産業は衰退の一途で1985年には7万件会った事業者が1/4になりました。

「私たちは前に出ていない。作り手が前に出て評価を受ける。それをやりたい」と技術含めてトップの企業が集まりブランドを構成することにしました。

大手ブランドの受注に頼らないブランドで自分たちの商品を売り出すことにしました。

2015年1月のフィレンツェのピッティ・イマージネ・ウオモという商談会。
1200ブランドが出店 2万4000人が訪れる商談会ですが、そこにIKIJIが招待されいくつかのセレクトショップが扱ってくれました。

それにより世界にアピールしたことで品質の高さが認められ世界7ヶ国でIKIJIが販売されるようになったそうです。

さらに今年4月上旬。精巧に思わぬチャンスが舞い込みます。
北欧スウェーデンの高級セレクトショップからの依頼が舞い込んだのです。

「日本の工場と提携して、オリジナル商品を作りたい」

OEMの依頼です。
「私たちのものを作る技術が評価された。本当に嬉しい」

イタリアの展示会でバイヤーが訪れ技術に惚れ込み、精巧に依頼してきたそうです。
IKIJIの品質が認められ本業のOEMの仕事を受注したことになります。

新たな商品作りの開始です。

「スウェーデンは寒いからもっと厚い暖かい裏毛を集めて欲しい」ということで珍しい生地を見つけてきます。

世界的にも僅かな工場でしか作られない生地。
それは和歌山市の町工場「アイガット」で作られていました。

「吊り編み製法」で作られている製品でとても柔らかい製品になるそうです。

「生地の風合いが良い。着れば着るほど着心地が良くなりフィットする」

スウェーデンのストックホルム。北欧最大の人口を誇り流行の発信地です。
ニッティグリッティという大手セレクトショップがあります。

ゆったりした店内には質の高い商品が並び、価格は12万円のウィンドブレーカーとか、イギリスブランドのシャツは3万円などなど。

店のオリジナル商品にも力を入れているそうです。NITTYGRITTYブランドです。

そこがオリジナルのパーカートレーナーを依頼してきました。
まずは試作品。

「ちょっと動いてもフードが崩れない設計。1回着るとずれることは無い」

スッキリとしたスタイルで首回りも特殊な縫い方で動き回ってもフードがくずれないという代物。
高評価を得ました。

そして吊り編み製法の生地も気に入って貰えたようです。

「とてもいいよ。あとは僕たちがデザインを決めるだけだ。これから精巧さんとは長く付き合っていきたい」

と、絶賛されていました。次の冬までにオリジナル商品が並びそうです。

「IKIJIで世界に出て行って世界から評価を受けて、それを足がかりに少しずつ海外のOEMを取っていきたい」
と、精巧の社長さんは意気込んでいました。

ジャパンブルーの世界戦略

京都の中心部にある店が出来ました。ジーンズ専門店です。
ジャパンブルーという国産に拘ったブランドが販売されてます。

知る人ぞ知るジーンズブランドで、1万3000円の価格帯です。外国人客も目立ちます。

カルフォルニアから来た女性は「このジーンズは兄のお気に入りなの」と。
それだけ広まっているということのようです。

ジャパンブルーの社長は真鍋さん。
「日本の技術、日本の青を知って貰い評価して貰い認めて貰うことが重要」

作っているのは倉敷市児島。1950年代から動いている古びた織機で生地が作られていました。
織るスピードは1/5ですが、あえてこの機会を使っています。

「スピードの遅いローテクな機械だから良い物が出来る。ゆっくり織ることにより凹凸が出来このざらつきがデニムの基本」

桃太郎JEANSです。

ベテラン職人が時には20種類の糸を使い分け縫製を行います。

この道40年のおばちゃん
「ひとつひとつコツってもんがある。生地に逆らってはいけない行く方向に手を持って行く」

と流石の台詞でした。

因みに倉敷市児島は繊維の街で学生服の製造が盛んでしたが、生産拠点が海外に移り衰退の一途。

国産ジーンズ発祥の地ということもあり、2010年ジーンズストリートを作りました。
各工場が自社ブランドを次々オープンさせて30店舗程に。

「ジーンズを買うのは東京は大阪で無く児島に行こうと言う通りにしたい」という野望があるそうです。

自販機も、駅の改札も、駅員さんもジーンズでした。

オランダ・アムステルダム。1人が持つジーンズが世界一多い国。

そこの一番人気のジーンズショップでもジャパンブルーが売られています。
品質が高く評価され26ヶ国に展開しているそうです。

「品質が良いジーンズだけを販売しているがジャパンブルーは最高クラス」

2015年3月にはアムステルダムのジーンスクールというジーンズ職人を育成する世界唯一の学校に講師として真鍋さんが招かれていました。

「革新的で技術のあるジャパンブルーに私たちはとても興味がある」

そこで学生達に日本のものづくりの想いを伝えました。
ジーンズのプロになる若者を魅了していました。

「学生達にブランドをPRして将来のお客さんになって欲しい。この街で広げていけるようにこれもひとつの戦略」

それから1年後倉敷市児島のジャパンブルージーンズ児島店では外国人女性が働いていました。

オランダ人女性です。講演をきっかけにジーンズスクールが研修プログラムを実施させるようになったそうです。

「最高のジーンズは何が違うのか日本に興味がある」

ジャパンブルーでは一部の製品に天然の藍染めを行っています。
コストの問題から世界の殆どで合成染料が使われていますが天然染料です。

その藍染めの技術を教えたり、裁断、縫い合わせ、専用ミシンを使い分ける方法でジーンズを作らせたり。

この道40年のおばちゃんが1mmずれたらやり直しという厳しい指導を施していました。

慣れないはさみで手を切る怪我をしながら1本ジーンズを作りました「血と涙の結晶」と喜んでいました。

「本当に素晴らしい経験。全てをスポンジのよう吸収して、地元に戻っても生かしていきたい」と語っていました。

ものづくりに拘る町工場にジーンズ職人の卵達がやってくるようになっていました。

「自分のスタンス日本の素晴らしさも売っていく。ジャパンブルージンズを広めていくきっかけになる」

まとめ

今まで町工場は大手企業の下請けが多かった。国内市場が行き詰まる中、世界市場に打って出ようとしている。今後日本の物づくりの原動力になるのではと締めくくられていました。
posted by Fuchs at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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