2017年09月12日

『大改革!【ニッポンの宿】』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で


天城荘の大改革

静岡県河津町。街の観光名所が、大滝(おおだる)落差30mの滝です。
滝壺の側に露天風呂があります。日本広しといえどなかなかありません。
数々の映画やドラマで使われたロケ地として有名です。

そこに、東京ドーム10個分の敷地を持つのが天城荘。
その有名旅館が廃れてました。

五右衛門風呂は、さびだらけ。120畳の大広間は何年も使われてません。

「バブル時代の物」

天城荘は最盛期の売り上げは年間10億円。
しかしネットを通じたPRや魅力あるプランを打ち出せず売り上げ低迷、今年3月、3億2000万円の負債を抱えて破綻。
1億円で買収されました。

買収したのは福原氏61歳。リバティという会社の代表です。

「木のドアに変えて貰え。床も張り替えよう」

次々と指示を出します。

「とにかく今期。今期黒字に持って行く」と強い思いがありました。

大型トラックが到着すると、インドネシアバリ島から船便で届いたばかりのリゾート的な椅子が。
ロビーを一新し、古くさいイメージからリゾートのイメージへ変革します。

そうして大改革が動き出していました。

「最初のインパクトが一番大事。そこで殆どイメージが付く」


リバティと福原氏とは

「1年の内 1/3家に帰り 2/3は出張。それを33年続けている」

というほど忙しい人です。
全国各地を巡り小さな宿を相手にビジネスをしていました。

その福原さんが来たのが長崎県の対馬。

対馬ならではの光景が広がっていました。
日本語と韓国語も並記しているお店だらけ。
韓国で身近な海外として人気(乗っ取られるなんて噂も)
29万人韓国人が来ているそうです。

そこにある50年続く釣り宿。

日本人観光客の減少に悩んでいました。

「リピーターは年を取る。2代目になるとガタッと落ちた」

ネットで集客を全部取られてるよと福原さん。
「HPリニューアルしてアピールすべき」

民宿つりの家のホームページは4年以上更新ストップしていました。

「面倒ですよね」「もう忘れた」なんて会話も。

「ちゃんとした情報発信が出来ればこの宿はもっともっと伸びる」

そんなこんなで商談成立。
新たにHPを作り集客サポートも行う事になりました。

こうした小さな宿は日本に数万軒あります。
宿泊予約の殆どがインターネットという中、取り残されていました。

「起業したときに、日本全国を自分が歩きたい。集客に困っている人たちをサポートできる仕事に」

福原さんの思いでした。

リバティーの本社は静岡市にあります。
1985年創業で社員80人。年間売り上げ8億円。

3000件の宿と契約しており、HP作成と管理運用を行っていて集客サポートも。
契約宿の客室状況を把握、各予約サイトに掲載します。

さらには
「夏前空いているようなので子供に対する半額プランを」

など、空き部屋が埋まらない場合は、プランの提案もします。

契約料は月額2万円+宿泊代の5%が手数料として入ります。

福島県の旅館のHPのリニューアルでは、ネットでの売り上げが8倍になったそうです。

ネット上だけのサポートでは無く。
2ヶ月に1度は顧客の元に行って収穫の成果について話します。

口コミ評価が4.2点とかだと、ポイントを上げるためのアドバイスなどをしたりもします。

福原さんの夢
「小さな宿を連携させて、大規模チェーンに対向する」
「今まで大規模の後塵を拝していたが、進めば大規模に負けないだけのパワーを持てる」

そしてついに世界最大級とのオンライン旅行会社の商談が始まりました。

エクスペディア

世界43万軒と提携しているオンライン旅行会社。
そこの日本統括責任者がやってきました。

「地方の宿泊施設を獲得したい。インバウンドの需要もある。驚いたのは色々な宿泊施設が御社のシステムを使っている。」

エクスペディアの狙いはそれらの宿を世界に紹介したいと言う物。

「うちは小宿を支援する会社。困窮している集客に関してエクスペディアの力を借りて海外客が来られる環境を作れれば」

と、世界最大級とのオンライン旅行会社と提携することが決まりました。

そんなリバティにおいて伊豆の天城荘の再生は大きな挑戦でした。

数多くの宿をサポートしてきたが、今回は経営の全責任を負います。

「滝もあるし、大自然もある、相当な資源を持っているから、それを行かせなければ経営能力は無い」

自らの手腕が試される大仕事でした。失敗は許されません。


新たに設ける食事処は、物置小屋だった場所。壁だったのをぶち抜いて、ガラスをいれます。

「福島に旅館があって、そこの旅館があぶり焼きを食べさせてどうしても宿やるときは炭火焼きをやりたかった」

32年間宿を分析してきた経験を生かします。

課題も山積みでした。

以前のHPは写真を並べているだけ、地味でぱっとしないものでした。
料理もイノシシ鍋を中心としたメニューは変わらずで飽きられていました。

更に、気がかりなのは25歳の若女将、田中さんの力量でした。

「若女将があまりにも稚拙で無責任で、100点満点で20点」

と酷評。天城荘の前経営者の孫で、元々東京生まれの東京育ち。旅館業とは無縁でした。

しかし彼女が20のとき旅館の女将だった叔母が亡くなり、手伝うことになったそうです。

「結婚の不安とか東京で過ごしたかったりとか家のことだから支えないと駄目だし」とあまり乗り気では無いまま女将に。

今年1月から正式に若女将となりました。
そこからリバティに経営が移ったのは僅か2ヶ月後でした。

青天の霹靂でした

「土足でスーツを着てガツガツ入ってきて、急にもう全部変え始めた」

と不満そうです。

従業員雇用を継続したリバティ。そして旧経営陣の田中さんを残して、若女将にしたのです。

「ひとつのシンボルとしてやってきた。シンボルを守ってあげなければならない。シンボルから経営者に変える」

その若女将が軋轢を生むことになります。

おかわりを勧めるタイミングでベテランと意見が合わず揉め始めます。

反発するベテランおばちゃん。
自分の思い通りに行かない若女将。

経験も実績もない荷が重い女将の役割。

「女将さんは皆が付いて来てくれる人。私にはその力が無い」
「ひいおばあちゃんとか、自分の家に対する思いが強いのかも知れない」

一応、自分でも理解はしているようでした。

福原さんも智代さんを呼び出し、あることを提案します。

「ここでガラッと変えていかないと。自分の立ち位置か含めて。今までの天城荘と同じ事をやっていこうとしたら潰れる。だって潰れたんだから」

重い言葉です…。

傷心の若女将が向かったのは、福島会津若松の東山温泉。
リバティのすすめで、女将研修に来たのでした。

芦名
1975年創業の和風旅館。

レトロな雰囲気が人気。予約が取れない宿として知られています。

福原さんとは20年の付き合いの女将の和田さん。

客が到着すると真っ先に迎える女将。すぐさま荷物を受け取り館内へ。
一方で出しゃばらず黒子に徹する時も。
そしてまた自ら荷物を手に部屋へと案内。

普段の自分とは違う女将の動きを見せつけられます。
暇を見つけては掃除まで。

「本当は全部自分でやらないといけない仕事。出来ないから人にやって貰っている。やるのは当たり前になると上手くいく」

重い言葉でした。流石ですねぇ。

「やって貰っちゃって!と、思うじゃ無い。働く側も」

これまでのことを打ち明けます。

「いろいろな嫌なことは言われろ。言われれば言われるほど身になる」

若女将は変われるのか!?


再生が始まり5ヶ月

かつての賑わいが戻っていました。
その中心には若女将の姿が

りばてぃ りぞ・音・AMAGISOと謎の名称になりました。

再生に向けて歩みを進めています。

そして成果が見え始めていました。夏場は連日満室になっていました。

「HPに滝が流れる映像が有り、すごく自然を感じられる宿なのかなと」

平凡だったHPは、ドローンを使った臨場感溢れる物に。
変わらず飽きられていた料理も、旬の食材を使った懐石料理にして1泊2日15480〜

1品ずつ出して味わって貰うスタイルに。

さらに新しい食事処は、囲炉裏で新鮮な海の幸を味わえます。
炉端焼きプランは30240円〜

「夕飯の素晴らしさ美味しかった」

若女将は、宿の顔として笑顔で接客に励み、裏では仲居の仕事を積極的に手伝っていました。

「それぞれ自分お仕事をやっているので」

これまでの若女将とは違う仕事ぶり。
ベテランの従業員も。

「よくやるようになったでしょう。うれしいです私は。洗い場に入りびしゃびしゃになって洗い物をしていた。」
「褒めに言って手を叩いて喜んだ」
「ああいうのを見ると嬉しいし、皆のやる気が起きる」

女将も随分と女将らしくなっていました。

「先月からすると変わった。みんなも頑張れる」

若女将の姿を福原さんも見ていました。

大きな構想は広がります。
敷地内の荒れ地をキャンプ場として整備してファミリーを獲得するとか。

サビだらけの五右衛門風呂の復活とか。
東京ドーム10戸の敷地はやれる事は山ほどありました。

客室も殆ど以前のままなので、

「壁を抜いて広い雰囲気の部屋を作りたい」なんて。若女将が言い出しました。

夏も一段落して社長は従業員を集めます。

「夏を何とか乗り来て貰ったので今期黒字化の目処が立ったので臨時ボーナス」

と賞与が出るまででした。

宿の再生のキーポイントは、人材の再生にあります。

「もう一度若女将が敗者復活戦で、この宿をを切り盛りしていく気持ちになった」
「後継者としていつか社長になれる人部tになって欲しいと思っている」

期待を背負うことになった若女将は

「いいスタッフがいっぱいいて、応援するからとか頑張ろうねとか、みんなが天城荘で働いて良かったと思えるようにしたい」

と燃えていました。

福原さん
「小規模旅館は1軒1軒違う。漁師のお父ちゃんもあれば、海女さんのお母さんもいれば。そこでしか味わえない物語も、そこでしか聞けない話がある。日本の伝統文化を守るのに小規模旅館は継続しないといけない」と語っていました。


古いビル再生ホテル

石川県金沢市。

日本屈指の観光地は、北陸新幹線の延伸で観光客が1.5倍になりました。

そこにあるHATCHi金沢というホテル

外国人だらけです。
付いていくと、カーテンで仕切られた小部屋が並んでいる場所が客室です。

シングルベッドだけの小さな部屋。カプセルホテルみたいな感じ。

「居心地がいい面白い空間」
「宿泊料金は安いしぐっすり寝れる」

と外国人観光客。1人3800円(季節により値段変動)
シェアードルームズと呼ばれる部屋です。

1室8800円のプライベートロフトは定員3人。
長期滞在の外国人、日本人家族連れに人気のホテルです。

このホテルは、元々仏壇屋さんでした。
築51年の建物を大改装、ホテルとして再生。

地下にはキッチン付きの共用スペースがあり宿泊者同士の交流の場所となっていました。

THE SHARE HOTELSというチェーンでした。


THE SHARE HOTELS 驚きの戦略とは

新しいスタイルのホテルが江東区にもありました。
東京清澄にある元オフィスビル。

そこがホテルになりました。

運営しているリビタの社長が来ていました。

ワンフロアのオフィスだった所に壁を張って客室を作りました。
部屋の中はロスとかアメリカっぽい雰囲気に。

「窓が広いので、生かして、窓を見ながらお風呂には入れるようにした」

川縁に断っていて船が通るのも見えます。

2Fはレストラン。
元々事務所だった所を壁を抜いてデッキテラスを貼って、京都で言うところの川床を作りました。

それも自由に外から入ってきて良い作りに。
地元の人も通り抜けて良いそうです。

「こちらの空間はレストランも含めて共有スペース。地元の人も自由に色々な地域から来る人と交流を」
「地域全体の活性化に繋がる場にしたい」

面白いコンセプトを持っていました


リビタとは

リビタは不動産会社で、2005年創業160人の企業。

得意とするのは中古物件を大改装するリノベーション。
マンションや1戸建てリノベ。手がけた物件は2500戸以上で不動産再生のプロです。

原宿にあるザ・シェア
独身寮をリノベしました。
家賃は10万1000円〜(共益費1万5000円)6Fには広々フロア共用スペースがあり大きなキッチンも。

30代を中心に60人が住んでいて、とてもリア充です。

「一人で飯を食わなくて良い」と人気

既にこのようなシェア型の賃貸住宅が18棟あるそうです。

そしてそのノウハウを生かしてホテル事業に参入しました。


金沢市の新たなホテル

金沢市の築45年の空きビルを新たなホテルとして改装する事になりました。

リーダーは北島氏。

「このビルは、繊維商社が入っていた」
「エントランスには、警備員がいた場所になっていて、円い窓のデザインはそのまま残した」

昔のオフィスビルの面影を生かします。

「積み重なった歴史が残ると新築では真似できない味になる」と言うことです。

使える配管設備も再利用したりで、建築コストは耐震補強を行っても新築の2/3。

さらに金沢らしさを感じられる仕掛けも施します。

金沢は和菓子所ということで、市内にある創業12年の新しい和菓子屋さんへ。

様々なチャレンジをしている和菓子店。

色とりどりの羊羹は、カカオチョコレート、ピーナッツバター、ホワイトチョコ、キャラメルを使った物も。

「和の世界はかしこまってしまったりとか、身構えてしまう部分がある。和菓子を知らない世代にアプローチをしたい」というコンセプトがあるそうです。

若い世代をホテルに呼び込みたいというホテルの思惑とも合致しこの店の和菓子に目を付けたそうです。

さらに次々に地元の人を訪ねます。金属細工の工房ではある道具の製作を依頼。

そうやってザ・シェアホテルズ KUMU 金沢が出来上がりました。

繊維商社のオフィスビルだった場所は開放的なカフェスペースが広がっていたりとお洒落な雰囲気に。

かつて警備員室があった窓は、姿見に。

配管むき出しデザインの廊下。

客室はスタンダードが1室2万円(定員4人)1人当たり5000円。

オフィスビルの通路だった場所も客室に。
スーペリアと呼ばれ1質24000円などなど。

金属細工の工房で作って貰った茶釜は外国人観光客の好奇心を刺激。
金沢らしさを味わえます。
抹茶に添えたのは、斬新な和菓子です。若者に好評でした。

地元の人たちの姿も

2020年までに全国各地に10件オープンさせる計画だそうです。

「地元の人も「使える」と思っていない。古い建物も使っていけることを示していくことが使命」
と、リビタの担当者が語っていました


まとめ

苦境に喘ぐ小さな宿。使われていない古い建物。見方を変えれば眠れる財産。そこに目を向け磨き上げる。新たな価値を見いだす試みに今後も注目と、締めくくられていました




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posted by Fuchs at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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