2017年10月31日

『立ち向かう!物流【危機】』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 物流業界の危機をどう解消するか
  • パレットごと積み卸しをする事で省力化を図りました
  • 高卒を雇い育成することでドライバー不足を解消仕様としてました


美味しい秋刀魚を手に入れる

神奈川県横浜市
ビッグヨーサン(スーパー)
鮮魚売り場に魚が並びます。

長崎県からレンコダイ

北海道産の生イカ

全国から旬の魚が揃う鮮魚売り場は看板コーナーです。

開店すると待ちわびた客が店内に入っていきます。
目玉は、秋刀魚 1匹88円。

北海道で水揚げしてすぐ運びました。
新鮮で安い秋刀魚を見つけた客が集まります。

「魚が沢山あって、安い、新鮮」
「大満足です」

バイヤーの中島さんが秋刀魚の仕掛け人。

ライバル店へ見に行った人が、報告すると
ライバルより10円安く売ってる事が分かりました。

「すごく厳しい。客は鮮度・価格を分かってる」
「鮮度の良い物を1円でも10円でも安く提供したい」

この秋刀魚。
根室の花咲港で水揚げされました。
秋刀魚漁が最盛期の今時期。
早速箱詰めされてトラックへ詰め込まれます

今日は何ケース?

600ケース
1つ20kg計算で12トン。

運ぶトラック運転手は川崎さん。
36年のベテラン 56歳です。

築地を目指します。
根室から1400kmです。

ひとつ気がかりがありました。

「競りの時間がある。
 競りの時間に間に合わなかったら延着
 荷主によっては延着料を取られる」

遅れると翌日の競りに回されてしまい鮮度が落ちて安く
なってしまいます。
値下がり分を請求されることがあるそうな

出発から10時間で苫小牧のフェリー乗り場へ。
本州へは船で渡ります

400kmを走った川崎さんは仮眠します
畳2畳の狭い部屋です。

13時間の仕事が終わりました

翌日7:30。青森の八戸港から運転再開
築地へは660kmあります。
ひたすら走ります

出発から32時間で築地に到着。競りに間に合いました

全国各地から欲しい物がすぐに手に入る暮らし。
それは長い時間をかけて物を運ぶ人たちに支えられてます

政府は働き方改革でも長時間労働削減は課題といってます
時間外労働規制を適用する方向としたいなどと。
残業時間の上限を厳しくします

しかし人手不足に悩む運輸業界は猶予されることに。
負担を強いられるのは、ドライバー達です。

「運輸業界だけ、長時間労働やむを得ないでは無く
 同じレベルで考えて頂けるようによろしくお願いします」
と、労働者が集まる大会にて。
そりゃそうですね。

長時間労働で守られる便利な暮らし。
破綻の危機が迫っています


輸送量が増えても

ここ最近景気回復で物流量も増えている。
一方ドライバー数は30年前と同じ水準に縁撒いた。
ドライバー1人1人がたくさんの量を運ぶようになりました

どれだけの負担となっているのか?

一月労働時間は、239時間〜273時間
一般の労働時間より遙かに長です。い

1回走行距離500kmを超える長距離ドライバーは17時間。
休憩はあるが、17時間働き続けます。

消費者の快適な暮らしを支える物流。
サービスを維持しながら負担を減らせるのか?


フジネットのチャレンジ

7月上旬北海道石狩市

創業51年のフジネット(運送会社)
従業員91人の中小企業です。

野菜の出荷がピークを迎える夏は一年で最も忙しいです。
レタス、トマト、北海道で取れた様々な野菜を運びます

貨物部長の川尻さん
ドライバーの勤務管理担当です。

ある問題を抱えていました。

「10年くらい前は58人いたが今は40人を行ったり来たり」
「原因は労働環境にあると思う拘束時間もあるし。」

ドライバーが減り続けていました。

国が定めるドライバーの拘束時間は原則13時間

フジネットの勤務表を見ると13時間を超えたケースだらけ。
こうした長時間労働がドライバー不足を招いていました

拘束時間を1時間、2時間、30分なりできる限り減らしたい

願いでした。

川尻さんも、大型トラックのドライバー
長時間労働の辛さを噛みしめてきました。
とりわけ気にかけている社員がいました

高山さん33歳

長時間労働が目立つドライバーの一人です。

午後15:30から勤務

隣町の農協へ荷物を取りに行きます。

旬を迎えた地元産胡瓜を10kgの箱1200箱積み込みます。

150km離れた札幌市場へ向かいます。

そして戻ってきて高山さんの仕事が終わります。
帰宅して真っ先に向かうのは、家族が寝ている部屋

妻と3人の子供の5人で暮らします。

「勤務時間が長いので時間がもう少し短ければ
 家族との時間が少なかったり取れなかったり
 家族との時間が取れるようになれば良い」

家族と食事できるのは週に一度だそうです。
思いは切実です

7/11 北海道当麻町

胡瓜を運ぶ準備をしている高山さんを見に来たスーツ男
スマホで写真を撮ります。

大島さんといいます。
フジネットにも姿を見せてました。

ドライバーを管理する川尻さんにも質問してます。

「我々もお手伝いをさせて頂きながら、この事業…
 今回をきっかけに拘束時間の短縮に繋げたい」

大島さんは国交省の運輸事業に携わる専門家
長時間労働の改善策を実験しようとやってきてました。

フジネットも長時間労働の解消を狙いました。

「うちの輸送体制、市場の受け入れ体勢を曝け出して
 実態を知ってもらい変わっていく」

やった方が絶対良いしチャンスだと考えたようです。

当麻農協

実験のための調査が始まります。

荷積み作業。
「一人の時もあるし手伝ってくれる場合もあるし。
 バラバラなんで」

この作業の時間を短く出来れば改善の余地有りです。

「パレットに積んで向こうでパレットのママ荷物を下ろせる
なら変わる」

パレットとは荷物を載せる台です。
荷物はまずパレットごと荷物をつみますが。
パレットは荷主の物なので、トラックの荷台で手作業で
積んでおろしてパレットを返します。

届け先ではまたパレットに荷物を積み替えます。
これが長時間労働の一因になっていました。

積み替え作業
11トンで2時間13分です。

「パレットごとの積み替えはならもっと早く終わる」

無駄な時間が現場に潜んでいました。
希なケースではありません。

「農産物に限らず工業製品、食料品でも荷台にまでパレット
で持ってきてそこから手で載せる」

拘束時間は、運転の他積み卸しを合わせて14時間7分でした

1ヶ月後札幌市
調査を元に長時間労働削減の実験方法が話し合われていた
作業時間の短時間化、省力化が必要です。

パレットを利用した輸送システムの導入

手作業をなくすためパレットを上手く利用します。
荷主のパレットに載せて届け先まで運びます
そして手作業の手間を省くというものです。

8月23日 当麻農協

パレット実験が始まりました。

高山さんの配送ルートで確認します。
手作業に比べてどれだけ効果があるのか

パレット胡瓜で荷台がいっぱいになりました。
4トンの荷物を13分で積み込みとなります。
手作業では11トン2時間13分なので1/4で積み込みを追えました

150km離れた札幌へ。

中央卸売市場
ここでもパレットごと荷物胡瓜をおろします。

そして実験終了となりました。

時間はかなり早いようです。

パレット来てパレットで下ろしてそのまま帰れるように
なればいいですね

パレット実験だと12時間54分
手作業より1時間以上短くなりました。

10月25日

レンタルのパレットですけどのくらいの価格で借りられる?

パレットを活用して新たな輸送体制を作ることにしました。
1枚1日5円。30日借りて1枚150円。
うちで借りて、農協に積んで下さいと頼む
そのまま市場に持って行って倉庫に入れられる体勢へ

自分たちでパレットを用意して荷主から一気に運ぶ。

物流の未来へ向けた新たな一歩となりそうです。

「労働時間を短縮したいのは当然あるが積み卸しはドライ
バーの仕事じゃ無くて預かった荷物を安全に届けるのがド
ライバーの仕事。ドライバー本来の仕事に専念できる職場
を目指したい」

と語っていました


トーエイ物流の挑戦

埼玉県で台車の荷物を積み込む男性。
ドライバー歴18年の樋口さん。
高校卒業後大型トラックを運転してきました。

ある不安を抱えています。

「若いときからずっとやってきたが下がいない」

埼玉県久喜市にあるトーエイ物流

中堅運送会社です。社長は遠藤さん

社長も危機感を抱いていました。

「調べて見たら20代は1人もいなかった」

平均年齢が5年前で46歳とのこと。
悩みの種はドライバー高齢化でした。

業界全体でも40歳以上が2003年54%だったのが2016年は
72%まで増加した

「10年すれば大型の乗務員がいなくなる」

しかしトーエイ物流にはトラックを操る若手ドライバーが。
「鬼になってやるしか無い」という高齢化への挑戦とは

若手を育てる

厳しい労働環境を見て若い人が就職先に選ばない…
そりゃそうですね。

そこで高卒を受け入れて育てるという手段をとりました


「速度が速いハンドルの回しが!車の速度が速い」

ドライバー歴24年の向後さんが指導するのは。
田口さん18歳、山澤さん18歳

高校卒業したばかりです。

「今日はこのコースやるって言ってるんだから資料みれよ」
と結構厳しめ。高卒ですし運転技術はまだまだ。
普通は運送会社が採用することはありません。

しかしここではあえて積極的に雇ってます。
その為に用意したのは、教育メニュー52項目。

車体の大きさを感覚的に掴む訓練やら
雨の日の走り方。
接客の挨拶身だしなみ、言葉遣いまで教え込みます。

若手を戦力に育て上げることで人材不足解消を狙います。

「責任重大。この子達が最後までこの取りに行くかという
不安がある」

免許を取って8ヶ月の2人です。
配達の研修で運転するのは軽トラ。
会社で一番運転しやすい車です。

荷物積み込み練習なんかも。
顧客から預かった大切な荷物
傷をつけないように緩衝材を入れながら積み込みます。

毎日みっちり指導を受ける田口さん。
進学して学びたいことが無かったので就職へ選んだそう。

何故この仕事を?

聴かれるんですよ。何でドライバー?って。

何も無い。志望動機書くのが大変で。
デスクワークに比べたら体を動かす方が良いなと。
どんどん消してって残ったのがドライバー。

消去法でした…すげぇ。
積極的に選んだ仕事ではありませんでした。

ただ会社にとっては金の卵です。
新人ドライバーに大きな期待をしてました。

社長
「今年の2人はどうですか?」
「今のところ順調。良いですね素直だし」

「子育てしてる親みたい。
 この時点で○×三角はつけられない。
 ×と三角だらけ10年後に1人前にする」

向後さんが教える2人の売り上げは7万円です。
勿論大赤字。
それでも会社は新人のやる気を引き出します。

毎月の給与はしっかり支払います。
165,000高卒初任給平均と変わりません

研修を終えて働き出す来年度からは20万円台になります。
大卒初任給より高め。そうやってやる気を引き出します。

会社としては、ステップアップしながら残っている
というのは投資に鍵がある

更に若手二人をやる気にさせる手が

やってきた一大の大型トラックでした。
新車を用意していたのです。

軽トラでは350kgまでしか積めなかった。
しかし2トン積めるトラックです。
総重量5.2トンのトラック。

今年3月免許制度改定で準中型ができました

18歳は普通綿免許しか取れなかったが
7.5トン未満を運転できる準中型。
若くても大きなトラックを運転できるようになりました。

18歳を積極採用する理由がここにありました

事故を起こさないように願いを込めてと、納車式。
2台で1000万円です。大型トラックが買えます。

それでもしっかり投資をしていました。

「乗り心地良いです。軽トラとは違う」

新人も嬉しそう。

大きな新車を与えてやる気を引き出す。
他社には真似できない渾身の一手でした。

早速新車で練習します。

納品先は狭い所が多いので、どんな狭いところに行っても
対応出来るようにと狭いスペースにバックで止める技術。
幅、長さなどを身体で覚える特訓です。

この2トントラックで出来てやっと売り上げへ貢献できます

軽トラとは大きさが違い、車両感覚が掴めません。

「腹立つな全然分からない」
田口さんはスタートから躓いてまいた。

「練習しか無い。甘やかすことは出来ない」と指導役。

仕事の合間に練習を重ねた田口さん

配送の仕事には欠かせない基本バック駐車は出来るように?

一発成功できるようになってました

そして与えられた新車で配送する事に。

トラックを走らせて40分。届け先に到着します。
経験が浅いので運ばせて貰える荷物は少ないです。

それでもしっかりカー用品を届けました。
教育係がしっかりチェックしてます。

「テキパキやってるし数もチェックしながら下ろしていた」
「教え通り」

このまま行くと2月には担当地域を持たせて貰えそうです。
そして消去法で選んだ仕事だと行ってましたが意識に変化が

「ホームセンターとか行った時にワイパーや溶剤置いてる
のみると自分が配達した物がこうなってたら良いなと思う」

2トン車に乗って表に出るようになり実感が沸いたようです

こういう若い力が未来を開いてくれるかも知れません。

社長
「彼らがちゃんとうちにいてくれて一人前になってくれれば
彼らが誰かを呼ぶような会社になり雰囲気変わる
彼らも成長するけど会社も一歩前に出られる期待はある」


まとめ

欲しいときに欲しい物が手に入る。
そんな便利な暮らしが続けられるのは物流の人たちの力。
しかし今労働環境が改善されなければ。
我々の暮らしにも影響がでます。
運賃値上げもあるが働く人の負担をどうやって減らすか。
更なる工夫に期待したいと締めくくられていました


人気ブログランキングへ
posted by Fuchs at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/181447024
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

人気ブログランキングへ