2018年01月30日

『「不自由が」価値を生む【車椅子社長の挑戦】』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • ビジネスの力でバリアフリーに価値を
  • ミライロの社長垣内さんの様々な挑戦に密着
  • 壮絶な人生も垣間見れました


ブルーレマン名古屋の新人研修

人気の結婚式場にやってきた車椅子の男性。
ブルーレマン名古屋の新入社員研修の担当者。

「ご自身で移動出来ますか?」
「椅子に移れますか?」
と聴かれます。「できる」「できない」で聴かれると
人は心理的に「できる」と応えたくなる

そうやって車椅子に乗った人にどう接客すれば良いか
を伝えていました。

「何かお手伝い出来ることはありますか
 この聞き方であれば本人の出来る出来ないは聴いて
 いないので聴かれた側は答えやすい」

なるほどなぁ…

それを伝えるのはミライロの社長垣内さん

バリアフリーのスペシャリストです。
障害者や高齢者がどうしたら過ごしやすくなるかを教え
てました。

「皆さんのハートは今すぐ変えれる。
 ハードは勿論。ハートを変えることが必要」

垣内さんは骨形成不全症という
2万人〜3万人に1人の難病です。

骨が折れやすいのです。

新入社員研修は、講義の後は実習。
垣内さんの会社の社員が指導します。
目が見えない方です。

「視覚障害の人が上がり終えたら、下り終えたら
 今終わりましたよと教えることが重要」

細かい対処の仕方を実践します。

実習は特殊器具も持ってきてます。
高齢者が抱える身体の不自由さを経験できるものです。
各種のベルトで関節を曲がらなくします。

「全然曲がらん」

さらに白内障の人の視野を再現したゴーグルを付けて
そしてヘッドホンで耳を塞ぎます。

「なんか孤独」

その格好で館内を歩くと怖いそうです。
こうして自ら実感することで相手の立場になり接客が可能
になります。

一日かけて高齢者などの接し方を学ぶ講習。
依頼が殺到してるそうです。

企業も儲かりバリアフリーも進んでいます。
かつて無い挑戦が進んでいました。
その裏では難病との闘いも…

そんな垣内さんに密着してました


バリアフリーについて

エスカレーターの事故で緊急搬送された人の数「1361人」

車椅子などの人が対象です。
事故を防ぐため車椅子のエスカレーターを禁止としている
ところも多いのですが。
代わりにエレベーターを使うにしても、使いやすい環境は
整ってません。混んだり遠かったり。

車椅子杖を使う人に聴いた
公共機関商業施設で不便に感じること


・電車を利用するとき改札からエレベーターが遠い
・車椅子で利用できる公共施設が少ない
・道路はがたつき排水のための傾斜がある
・駐車場で健常者が障害者用スペースを使う

これらは高齢者、ベビーカーを使う人にも当てはまります

高齢者3460万人、3歳以下395万人、障害者860万人

バリアフリー先進国にしようと挑戦する社長の挑戦が
ありました


バリアフリーは儲かる!

東京渋谷区。
駅から5分にあるビルにオフィスがあります。

ミライロ東京支社

2010年創業
本社は大阪、去年から拠点を東京にしました。
垣内さんが立命館大学在学中に起業。

バリアフリーを推進する企業を手助けするビジネスです。

ここ数年で急成長しています。

ミライロという社名は、
誰もが自由に未来の色を描けるようにという思いから

この1年で社員は20人⇒50人に増加。
そのうち9人が障害者です。

日本では数少ないバリアフリーを完全に案内できる会社

バリアフリーは儲かるというのが売り文句

垣内社長。
「儲けていくぐらいがみんな続けやすい。
 と、僕ら(障害者)が言った方が良い。
 健常者がそれを言ったとき。
 「何を言ってるんだお前は!」となりかねない」

ビジネスでバリアフリー先進国にしようと飛び回ってます

愛知県の大手スーパーに向かい使いづらさ解消の為に
意見を。

例えば
「エスカレーターの速度」

高齢者にはスピードが速すぎると指摘。
道幅などこうして次々と改善点をあぶり出します。

企業にも思わぬメリットがあります。

スーパーの担当者
「価格や商品で差別化が出来るかと言うとそれだけでは
 差別化が出来ない。居心地が良いと思って貰える店に
 客が集まってくる。
 使い勝手が良ければまた使って貰えるのでそれが我々
 の狙い」

ブルーレマン名古屋

新入社員の研修を依頼している結婚式場です。
建物の設計段階からアドバイスをしていたそうな。

「この角度が非常に大事」
と、スロープを極限まで緩やかに。

そうした工夫はチャペルの中にも

「必ずしも車椅子に乗ってる人が後ろに座るとも限らない
 その為、サイドに十分なスペースを取った

それによりどの席にも移動しやすい形に。

垣内さん自身、知人友人に結婚式に招待されても大体
後ろに案内されるそうです。

それは身近な関係であっても。

そこでサイドのスペースを広く取ることで、車椅子でも
行きたい席に行けるという設計にしたそうです。


企業側
「車椅子対応ですと営業しても「ああそうですか」ぐら
 いですが。後から誰を呼ぶかというところで気づく人が
 多い」とのこと。
なるほどなぁ。

こうした取り組みも評価されて
結婚式場激戦区名古屋で毎年10%近く業績アップしている
そうです。


研修の様子

千葉県船橋市にある大手住宅メーカー
大和ハウス工業の京葉支社。

ミライロの岸田さんが講師としてやってきました。
心臓手術の後遺症で車椅子生活の女性です。

「快適に過ごすためのバリアフリー情報は
 障害者、高齢者のためだけではなく大勢の人々が求め
 てること」

バリアフリーの大切さを学ぶ社員研修です。
30名が参加。

講義の後は、いつものように実感して貰います。

車椅子で街に出てみたり。
椅子に座る役を幹部自ら率先して車椅子にとか。

この幹部はマンション設計構造を手がける人。

初めての車椅子は怖いようです。
ちょっとした斜面でもバランス崩します。
更に点字ブロックの思わぬ衝撃。

点字ブロックある意味危ないのです。

そこで講師の方。
「誰かのために便利な物は誰かが不自由してるかも知れ
 ない」

誰かの便利は誰かが不便になるのか…
確かにそうなっちゃいますね。

歩道の僅かな段差でも独りでは登れなかったり。
若手社員には高齢者感覚体感器具を装着。
関節の動きを制限するベルト。
装着するだけで歩き方も変わります。

白内障の人の見え方を再現するゴーグルやヘッドホンを
つけます。

ゴーグルはかなり白くぼやけます。
人とすれ違っても直前まで分からなかったり。
自転車がいきなりやってきたりと。怖いようです。

「信号全然見えなくて怖い」とカタッt真下。

駅周辺でも車椅子で走行してみると目の前に自転車が
迫ってきたりもします。

そんなミライロのバリアフリー体験研修。
400社の企業が取り入れているそうです。

最後に個人が体験した気づきを共有していきます。
参加者は何を感じたか。

・身体的に厳しかった
・普段障害物とならない物が、障害物となる

思っても見なかったことに気づきました。

「健常者目線での内容でしか自分で想像してなかった
 仕事にも繁栄できる」


霊園のバリアフリー

大阪枚方市より垣内さんに依頼が。

向かう先は霊園でした。
駐車場に着くなり周辺チェック。

側溝の金網にタイヤが取られる事に気づきました。

「デンジャラスですね」

ちょうどスロープの傾斜が下った先に、側溝の蓋(網)
勢いが付いたままそこに突っ込んでタイヤがハマると
吹っ飛んで大怪我します。

車椅子だけでなくベビーカーでもハイヒールでも危ない
改善が必要でした。

そこに霊園担当者が来ます。
早速霊園チェック。

「入ったとしても旋回できないので行くか戻るかしか」

霊園の通路が狭く旋回できません。

更に
「しっかりとお参りしたいと思っても出来ない」

方向転換できないので墓に向かい合わせになれません
通路が狭いのが大きな問題でした。

新しい霊園予定地の1000坪。
日本で一番大きいオリーブの木の下に眠る樹木葬を
するそうです。

大きなシンボルツリーを中心に菱形のデザインが特徴。
バリアフリーとほど遠い霊園のイメージを一新したい
と意気込んでいました。

先の霊園を見ても車椅子では移動しづらい。
ベビーカーや杖、バケツを持ってる人もそう
行けない場所、通れない場所が無いようにしよう

蛇口が遠くて使いづらい改善点が次々と問題点が。
見つかってました。

12月下旬ミライロ東京支社

霊園改善点を見つけていました。

角がかなり鋭角でした。

「この部分で車椅子ユーザーが曲がれない可能性がある
 と良くない」

車椅子で直角通路では最低90cmの幅が必要ですが。
45度鋭角ターンがあるのでより広い幅がないと通れません

大きな問題点です。

それをどうやって改善するのか。

ある程度工事が進んだ後ミライロの社員に連れられて
車椅子女性がやってきます。

山村さんは神経の病気で5年前から車椅子です。

通路の改善点
幅が1メートル。

通常は90cmですが10cm広げました。

「曲がりやすいか見て頂きたい」
「余裕で良い感じ」

かなりスムーズに回れました。
旋回も出来ます。

従来幅では方向転換出来ないが、幅を10cm広げると車椅
子でも回れました。

僅か10cmで墓参りが出来るのです。
10cmが大きい差でした。

「お墓に行ったことが無い。車椅子になってから」
 行けないまま。法要も一人置いて行かれる」

と、車椅子の女性。

「お墓のことを両親が考えているが守れないなら買うのを
 辞めようと言っている。こういう霊園を見ると墓建てて
 もいいと思って貰えるんじゃないかなと」

霊園担当者も。
「売れないとか皆が離れている原因は我々業界が作って
 いた」
「ここだったらいいと、本当は辞めておこうと思ってい
 た人が思いとどまるのは大きい」

社員の先頭に立って仕事に向き合う垣内さんですが
壮絶な闘いがその裏で繰り広げられていた


垣内さんの苦労

ミライロ社長垣内さん
自宅は都心のマンションです。

ワンルームですが、広いです。

「車椅子で室内を移動出来る広さにしなければならなかっ
 た」

以前は多少歩けていたそうですが去年手術で出来なくなり
車椅子で住める広いところに引っ越したそうです。

一緒に住んでるのは「フトアゴヒゲトカゲ」
出張が多く手がかからないことが決め手だそうです。

そしてお洒落にも拘ってました。

仕事で着ているスーツにはある想いがあった

「バシッと固めて外に出る。
 一番信頼を置かれる格好いい姿がどれか。
 突き詰めたときにスーツが一番
 だらっとしていると他の障害のある人がそう見られる
 と失礼になる」

部屋には帽子のコレクションも。

そこに訪ねてきた男性。

佐藤さんという垣内さんのパーソナルトレーナー。
病院に通う一方で自宅でリハビリを受けているそうです

2016年11月左足手術していて半年間入院。
進行性なので病院に通い続けているそうです。
骨が折れやすい病気を抱える垣内さんですので、守る為
に筋肉を付ける必要があり。ストレッチが必要。

かなりいたそうです。

1時間かけてリハビリ終了。
辛そうでしたが必要ですからねぇ…。

闘病日記

生々しい日記がありました。

「17歳の夏から冬にかけて3回自ら命を絶とうとして
 結局死ねなかったので仕方なく生きていた。
 死にたいを語っていた」

病気のことで思い悩んでいた時期もあったようです
ただ歩けないことを受け入れることで新たな道が開けた
そうです。

「車椅子でも歩けなくても出来る事を探そうと思い始めた」
17歳の冬18歳の春…大学入試を目標として猛勉強で立命館
合格

在学中に色々なビジネスコンテストに入賞。
頭角を現します。

しかし病気は恐ろしい物で
2013年の手術では一時心肺停止も。

今回の入院ではある覚悟をしてました。

「遺書を書いた手術をする前日の夜に」
「28歳して遺書を書くことになるとは思ってなかった」
「良かったですけど。自分の終わりを意識しているから
 こそいつ何かが起こるか分からない事を認識できるか
 ら日々全力で出来る」

難病をバネに1日1日を全力で生きています

垣内さんと友に起業した民野さん。
副社長です。

垣内さんに対する思いは?

彼自身が生き急いでいると感じる
一個一個のことに真剣に向き合っているので
手術に対しても自分の命に対しても
会社に対してもその気持ちがでている
自分に何かあったときにはというのを常に意識している

社員たちは身体を張ったメッセージをどううけとめる?

・入社2年目 岡田さん

 すごく情熱がある
 エネルギッシュな社長だと思う
 障害のある人に係わったことの無い人は
「可哀想」とか「助けてあげなくちゃ」という認識を多く
 の人が持っている

 意識を変えていくと言うことを
 ミライロを通じて伝えていきたい

・講師としてアドバイスする入社3年目

聴覚障害があります。

「憧れの存在いつか追いつきたい」
「バリアがある当事者が伝えると言うことが大事だと
 講師をやって分かった。やりがいを感じている」

垣内さんのまいた種が確実に育っていました。


大きなチャンス

名古屋にある「ザ・ゲートハウス」

車椅子社長のアドバイスで通路やテーブルの間の空間を広
く取った店です。

「インスタグラムで名古屋で検索したら、子供連れで
 来てる人が結構出て来た。
 ここだったら安心出来るかなと」
「普通の店は狭かったりするのでこれだけ広いと嬉しい」

と口コミが評判。
ネット上には子供連れで訪れた人が多数アップしてます
これが集客に繋がっていました。

12月下旬ミライロ東京支社

垣内さんにチャンスが

日本財団パラリンピックPR担当がやってきます。

「ピョンチャンが有りながらも盛り上がってない
 会場を満席にするのも僕らも考えている」

パラのPR手がける団体が垣内さんに協力依頼でした

見に来て貰うために、実際に会場へ行ったらポイント。
バリアフリーの情報を投稿したらポイント貯まる仕組み
などを提案していました。

「これで日本を変えましょう。
 垣内さんが日本を変えなきゃダメです」

なんてPR担当者。
東京パラリンピックはバリアフリー先進国にする絶好の
追い風。

「障害者高齢者が当たり前のように外出できれば
 新しいサービスが展開できる」
「それを5年10年20年と早めていくことが出来ると思う
 それをミライロとしてはひとつの使命として取り組みたい」

と語っていました。


まとめ

バリアフリーが登場してから時間が経ったが
課題が多いのが現実。
今は不便を感じて無くてもいずれは皆高齢者。
ある日突然大きな怪我もする。
バリアフリーの問題は他人事じゃない。
新たな視点で捉えビジネスとして広げる
今後の展開に期待していると締めくくられてました

見ていて思いましたけど、しっかりとビジネス化することで
持続可能になるわけで、これからの高齢化社会にも必要不可欠
です。
こういう取り組みというのはしっかり広がるべきだと思います
というか、社長さん私よりも若いのにホントしっかりしてるなぁ…
絶望を知ってるからの強みというのもあるのかなぁ。

なんてのを見ながら思っていました。
本当の強さを持ってるよなぁと。
色々と辛い部分も見えたりもしましたが、これからもずっと
必要な方だと思うので生き急がないで欲しいかなとは思いました

posted by Fuchs at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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