2018年02月27日

『下町ボブスレーの真実』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 下町ボブスレーの真実
  • かなり突っ込んだ感じで追ってました
  • 結局は技術云々では無く外交負けという感じかな…


下町ボブスレーの真実


平昌オリンピック…観客が熱狂するボブスレー。
氷上のF1です。

五輪初出場ジャマイカ女子チームに声援を送る日本人たち。下町ボブスレーの仕掛け人。細貝さん
プロジェクトのゼネラルマネージャーです。

巷には、下町ボブスレーに辛辣な意見が。

・向こうの方が成績良かったので仕方ない
・性能が良くなかったのは事実。そこは仕方ない
・しょうがないんじゃない
・向こうが比べるんだもん

ちゃんとネットの意見も。

・世界で勝てない。
・粗悪品
・日本の恥

辛辣な書き込みが溢れます。
私も最初はそう思いましたけど…ね。
今日見たら全然違ってて。
これが本当とかは分かりませんが全然意見変わりました。


町工場が夢を託したボブスレーは本当に通用しなかったのか

「下町のソリは世界レベルではない」

いきなりの最後通告。
その舞台裏を捉えていたガイアのカメラ。

鍵を握る一枚の写真でした。
極秘で行われていた比較テスト…

当事者が語る驚くべき証言。

またソチの二の舞か

何故下町のソリは外国製BTCのソリになったのか。

1/100を競うボブスレー。
フェラーリ、BMWなども参入。
五輪で活躍すれば宣伝効果抜群と多額の投資をしてます。
そこで大田区の町工場40社が結集して開発開始しました。

2011年プロジェクトスタート
2012年1号機完成
2013年ソチ五輪不採用(日本代表)
2015年ピョンチャン五輪不採用(日本代表)
2016年ジャマイカ代表採用

しかし開幕直前、ジャマイカから使用しないと通告です。
10ヶ月の独占取材から検証してました。

羽田空港を抱え、72万人が暮らす東京大田区。
物づくりの街です。
住宅街にも工場が点在。
マテリアルという航空機や人工衛星に使うアルミ加工を専門
に行う企業。
社長の細貝さん52歳。

何やらアルミニウムに凄い加工をしてましたが。
何を作ってるかは言えないそうで。

「大田区の町工場は作っている物を言うことが出来ない」

守秘義務
仕事内容を明かせないのです。

なので町工場の力をPRしたいと取り組んだのが
国産初のボブスレー

物づくりの力を世界に発信し、大田区の町工場にビジネス
チャンスをと。
「世界戦のような舞台で自分たちの作ったソリで結果
 を出して中小企業の力って凄いんだよと言うところを
 見せてたい」

そんな夢を持ち2011年仲間に呼びかけて始まった
下町ボブスレーネットワークプロジェクト。

やっと採用してくれたのが、ジャマイカ代表でした。
2017年4月下旬ジャズミン選手
ボブスレー女子ジャマイカ代表が大田区に。

以前アメリカ代表として出場して成績11位。
その後父親の母国ジャマイカに転向。
ジャマイカ初の五輪出場を目指していました。

2017/4/23
ピョンチャンを目指すために新型そり開発の話し合い

従来のソリに、ジャズミンの意見を加えて改良します。

ボブスレーは総重量制限325kg以下という制限があります。

下町ボブスレーではボディーや骨組みを軽量化。
その分重りとなる鉄板をそこに入れて重心を低く。
カーブをスムーズに曲がれるようにしてました。
6年間で50kgの軽量化に成功。
更なる軽量化に挑んでいました。

ジャズミンの意見を取り入れたブレーキハンドルを作ります

1本のパイプを2つに切って重ね合わせて。
試行錯誤の末に新たな図面が出来た

ボブスレー制作説明会

出来上がった図面を見ている町工場の人たち
基本的に部品製作は無償です。
それでも100社が集まりました。

ブレーキの図面に興味を示した
筑波鉄工
「こういうのは得意なので是非協力したい」

ブレーキハンドル作成開始…
機械の癖を知り尽くした職人技。
一発で寸分の狂い無く作ります。

次の職人へ…小林溶接。溶接一筋50年。

「何も無いの? 弱いよー」

とぶちぶち文句を付けますが…
ここからが腕の見せ所手持ち材料で工夫をして見事な職人技
ものの30分で完璧な物に仕上げました。

細貝さんの会社は骨格部分を繋ぐ部分。
くぼみを付けて軽量化を図ります。
重さ140kgの鉄の塊から切り出します
切削期間は3週間。その間通常業務ストップしました。

20%の軽量化に成功します。

1983年には9177合った町工場は2014荷は3481。
物づくりの街が衰退する中ボブスレーは象徴でした

各工場から届いた部品は200。
ひとつに組み合わされていきます。

町工場の技術の結晶でした。

ボディーだけは、滋賀県米原市の東レカーボンマジック。
大手にカーボン製のボディーを発注します。
型から起こして作るので安くはありません。

こうした資金は支援金で賄われます。
賛同企業でした。

設計から4ヶ月で完成したボブスレー。

「勝ちますyほは簡単なことじゃない
 世界水準に行ける可能性は高いんじゃないかな」

10月初旬大田区商店街の祭。
ボブスレーが注目されていました。
地元の人たちも期待を寄せていました。

町工場の誇りをかけた闘いが始まりました

10月26日韓国平昌。
1週間、世界各国の選手が本番のコースで練習します。

細貝さんの姿もありました
ジャズミン選手と再会しました。

一緒にいたのはサンドラという元独逸代表。
世界的なレジェンド選手でトリノ五輪金メダル。

この二人の関係が下町ボブスレーの運命を変えました

一堂に会する世界各国のチーム。
ソリのセッティングに余念がありませんでした。

細貝さんも社長ではありますが、根っからの技術者。
ソリの刃と連動しているハンドルをパイロットが操縦します
がその動きを自分の動きに合わせて調整します。

セッティング完了でジャマイカの出番。

コースは1376mで、16箇所のカーブを曲がります。
ハンドル操作が鍵となります。

タイムは54.73とまずまず。


テスト走行後
「新しいそりは速くてとっても良い感じ。
 でもちょっとまだコースになれてないので」

と、このときのジャズミンはまだ使う気でいました。
手応えは感じてくれている。

この時点では満足していました。

下町ボブスレーのソリ

11月4日ボブスレーの北米選手権開幕。
11月5日の試合で銀メダル獲得。
五輪への出場ポイントを稼ぎます。
順調な成績でしたが…

ワールドカップ第4戦
日本のソリではなくBTCのソリを使ってました。

下町のソリが運送会社のトラブルで届かずジャマイカは
ラトビアのBTCのソリをレンタルして出場23チーム中7位に。
不思議な事に「急遽借りた」のに「ラッピング済み」

12月上旬 東京・大田区にジャマイカから緊急連絡

ジャズミンが「下町のソリは遅いと不満を漏らしている」
「これは悪夢だ」
「速いソリを作ってさえすれば全て解決する」

ボブスレー連盟の会長が、BTCを使いたいと言ってきました

「ソリを会場に持って行かないでそのコースで試さない事は
 僕たちとしては望んでいない。
 一度でも走ってみて比べて貰いたい」

しかし
「下町ボブスレーは世界レベルじゃない」

議論平行線でした。

細貝さんは対応を不審に思っていました。

「急遽借りたソリには、既にジャマイカのステッカーが
 綺麗に貼られていた。
 新車のBTCにステッカーが貼られているのは何でだろう
 って。
 傷ひとつ無いソリを提供できたのはどっかで決まっていた から…」

北米で銀メダル取ったのに世界レベルじゃないとは…


隠された真実

ジャマイカが乗り換えたソリはBTCの物。
BTCはラトビアのリガで設立されました。

設立したのは元ボブスレー選手。
従業員は僅か6名ですがそのシェアは1,2を争います。
前回のソチで日本代表が使ったのもBTCでした。

ジャマイカはBTCで出場した。
下町ではなくBTCを選んだ理由

真相に迫ります

12月16日オーストリア・インスブルック

下町ボブスレーの委員長國廣さん。

ジャマイカチームに何が起きているか見に来ました。
ワールドカップ第5戦会場です。

ジャズミンがいました
やはりジャマイカが使うのは下町ソリじゃありません。
それでも応援する國廣さん。
結果は21チーム中11位でした。

レース後、國廣さんは下町ボブスレーのソリの問題点は
何かを聞き出そうとしました。

「BTCは下町に比べて振動が少ない。
 下町は最高速度は早いが、ちょっとずつスピードが
 落ちる。
 BTCはソリが操縦ミスしても速度があまり変わらない」

更に細かく話を聞いていると…

コーチが割って入ります
「ジャズミンはソリを作っている訳じゃない。
 良いソリか悪いソリかはメカニックに聴きなさい!
 貴方はソリに乗ったことがないでしょ?
 ボブスレーを知っている人に聴きなさい。」

コーチは、ボブスレーのレジェンドの「サンドラ」でした

12月ジャマイカ代表のコーチに就任したのです。

振り返ればBTCに乗り換えたのはそのタイミングです。

取材を進めると更なる事実が。

ラトビアのテレビ局が工場を取材したときの映像

その一角の写真…
BTCの社長と写っているのはサンドラ

サンドラはBTCソリの開発に係わっていました。
ボブスレーの世界ではコーチがソリを決めるのはよくある
ことです。

要するにそういうことかという感じでした。

「腹立ってきた。腹立ってきたのと悲しいのと両方」
 結構ちくしょう。とにかく良いソリを作らないとダメ」
と仰る國廣さんが死ぬほど悔しそうでした。

翌日。
國廣さんが頼ったのは、元オーストリア代表で
ボブスレー専門のエンジニアでした。

実際に乗って確かめてくれました。
パイロットの後ろに乗ったのは國廣さん。
乗ったことが無いと言われたのが悔しかったんだろうなぁ

テスト走行終了後

「下町のソリは反応が良い。
 小回りが利くのでカーブではインコースを滑れる。
 でもハンドルが敏感なので操縦を謝ると危ない。
 それだけハイテクなソリ。」

「振動? 感じないよいいそり。」

要するに使う人が良ければ早く走れるソリですね。
職人専用です。ジャマイカには使いこなせないと!
なんてことを、適当に思ってました(素人考えですので正しくありません)

他社にはない性能があるという評価でした。
更に細かいアドバイスをしてくれます。

「ある部品に手を加えるだけで良くなる」

帰国後
國廣さんの報告を受けて細貝さんは部品改良。

急ピッチで進めた作業。
1週間でかかる所を2日で完成させます。

エースの西村社長
「最後まで努力を惜しまず良い物作って提供。
 作れば採用される」


車軸を抑える部品に改良をしました。
これまで横回転の動きしか出来なかった縦にも動くように
滑走中の衝撃を抑えられるそうです。

年が明けた1/15
ワールドカップ第8戦会場

下町とBTCの比較テストが行われることになりました。
2本滑ってタイムを見る!

新しい部品を取り付けます。

ジャズミンが下町のそりに乗るのは一ヶ月半ぶりのぶっつけ
本番。

1本目は54.37。
壁にガンガン当たってました。

「お尻がかなり振ってたんで」
「フィーリングが変わってるからかな」
「初だからと思いたいけどあまりにもぶれすぎ」

左右の壁に接触しまくり。
それもそのはず、コースは製氷されてませんでした。
2本目もタイム伸びず54.06。

テスト終了後ジャズミンは口を開こうともしませんでした

それもこの日は下町のテストしか行いませんでした

公式練習初日。
ガッチリ製氷がされていました
BTCのソリはここでテストするとのこと。

51.94

前日のソリより2秒以上早い。当たり前です。
条件が異なる比較テストは比較テストじゃありません。

しかし、その結果が重視されこれ以降使われなかった

極秘テストの存在

取材を進めるうちに極秘テストの存在が明らかに。

異なる日時条件で行われた比較テストが行われる17日前。
12/30にワルナー(オーストリア)のソリと、下町ボブスレー
のソリを比較テストしていました。

ワルナーはBTCとシェアトップを争うメーカー。
五輪で金メダル取ってます。

下町ボブスレーは部品改良前です。

乗ったのは、オーストリア代表のカトリン選手。
普段ワルナーを使ってる選手だそうです。
大会の成績がジャズミンと同じくらいだから選ばれたのだ
ろうとの事。

ジャマイカのコーチサンドラから依頼された

助走無しで走行する試験。
ソリ本来の比較ができます。

ワルナー55.65
下町:55.21

下町のソリはワルナーと同じくらいでした。

「違うのはハンドルの堅さ
 下町のソリは、ハンドルを少し引いただけで敏感に反応
 するから行きたい方向に行ける。その分上手く操縦しない
 と不安定になる」

テストは同じ日、同条件で行われました。
この結果だけを見ると良いソリでした。

しかしテスト結果はジャマイカ側は公表しませんでした

2/5
ジャマイカ連盟から五輪で使用しないと連絡。

下町のソリがBTCより2秒遅いからという。
あの不公平テストの結果を持ち出しました。
さらに機体検査に合格しない可能性があるという理由も

それに対し細貝さんの見解は

「私たちは全て照明している
 最初に使わないと言われた。
 世界水準では無いと言うことは数字で証明した。
 違反のソリというのは3回のレギュレーションチェック
 で洗い出した。最後も軽微なところが引っかかっている
 といわれたが、そこは直している」

この主張に対しジャマイカが回答することはありません

共に闘ってきた仲間への報告も悔しい物に。
細貝さんの心は揺れてました
4年前のソチに続く不採用
プロジェクト存続を問う自体に。

「もう一回五輪を目指そうっても
 ふざけるんじゃないという話になる。
 今後の話は話せない」

経緯を知ってショックを受けるメンバー。
6年やってきたのでと涙を流す人も。

「いくら良い物作ってもちゃんと評価して貰えない。
 実績の無いものの壁は厚い」
「諦めたくないが、一企業を背負う会社の社長として
 どこまで出来るのか」

何が今回のプロジェクトで問題だったのか…

「もっとやることは沢山あったのに。
 目標をソチや平昌にしてしまった
 成熟を急いでしまっているところはあった」

しかし数日後ニュースが

サンドラがチームを去りました

ボブスレー競技が始まる直前の行動
その理由は明らかではありません。

ジャマイカチームは、結局20チーム中19位で終了
下町ボブスレーのメンバーも応援してました。

「下を向いていてもしょうが無い
 次は「下町ボブスレーを使いたい」と言ってもらえる
 ように。
 すごく広い展開で考えていこうと気持ちになれた」


まとめ

五輪出場の夢を絶たれた下町ボブスレー。
今回の一件を巡っては様々な意見がとびかった。
下町のボブスレーの公正な評価は行われていなかった。
町工場の技術は本当に通用しなかったのか。
物づくりニッポンの信頼を取り戻す為にも改めて検証が必要
確かにそうですね。
使わないで駄目だしされているというのもおかしな話。
ネットでぼろくそ言ってる人もいましたが。
結局、不公正な検証結果で遅いと言われていたわけです。

結局何が本当だったのかが分からないままですし。

改めてしっかり検証して欲しいですね。

というか、サンドラが謎すぎる…

※番組を見た個人的な感想が含まれていますご了承ください

posted by Fuchs at 23:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
この記事へのコメント
操作に敏感で操縦しづらいそりだったのが、日本・ジャマイカ双方から不採用にされた一番の理由なのではないでしょうか?
いくらそこそこ速いそりでも性能を発揮出来なければ意味がありません。それに1月の時点で二度も検査に不合格になっているようではなおさら使いたくないでしょう。
Posted by xxxx at 2018年02月28日 08:51
確かに仰る通りかも知れません。
それを含め改めてしっかり検証してくれる
機会があれば良いのですが…。
番組でも真実は見えなかったので気になります。

コメントありがとうございました。
Posted by Fuchs at 2018年02月28日 21:45
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