2018年05月01日

『どうする?ローカル鉄道』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 全国のローカル線について
  • 三江線の廃線への密着がありました
  • 平成筑豊鉄道の努力が描かれてました


この50年で消える路線の多さ

血管のように広がる赤い線。
50年の間に廃線になった路線でした。

目立つのは、北海道と九州。

どちらも炭鉱路線があってそれが廃止されましたからねぇ
多くが廃線に追い込まれました。

廃線になった線路の総距離は4500km
東京博多2往復分(片道1100km)

鉄道が廃止されると過疎化が進むという問題もありました


JR西日本:三江線

島根県の宇津井駅。
人が集まっていました。

JR三江線が2018年4月1日廃線になるからでした。
三江線は三次駅から江津駅までの江の川沿いを走る路線。
豊かな自然が沢山ある路線です。

廃線が決まってから観光客が殺到。
遅いです。
休日は車両を増やしても大混雑。
線路沿いには撮り鉄だらけ。
沿線の街でも閑古鳥が鳴いていた商店街にバブルが。

「廃線を1年延期して貰えれば」なんて声も。

江津市と三次市の三江線は108kmの長さ。
本土で100km超え廃止は初めてらしいです。

三江線は全35駅。
利用客が減り続け、2年前廃線が決定。

「昔は客が沢山乗っていた。寂しい事になった」

50年にわたり三江線を利用してきた人がしみじみと。
1人暮らしなので三江線が欠かせないそうです。

隣町の病院へ…病院で検査して薬を貰うため。

高齢者にとって医師は命綱です、

「三江線がなくなるのは寂しい。どうしようかと思って
 先生の病院へ行きたいし」

と、先生に語ってました。

三江線の歴史

三江線は、1930年一部区間で開業。
10kmぐらいの距離だったがレールを延ばし1975年全線開通。

しかし開通に沸いたのは僅か数年。
車の普及・人口減少で利用客が急激に減ります。

各駅の平均乗車人数

35駅のうち殆どが10人以下。
0という駅が8つあるほど。

「人が減るから本数が減る。本数が減ると使いにくくなる
 段々使う人に取っても不便になってくる。
 運行する側にとっても魅力の無い地域」

廃線となれば生活の足を失う人が出てくるのも現実。
沿線の街も対策に乗り出します。

島根県美郷町

鉄道に変わる交通網の整備を任されたのは役場の石田さん
車に乗り込み探していたのはバス停でした、

三江線沿線はバスもありますがが6つの自治体が個別に運行
乗り継ぎが悪すぎます。

更にバス停は歩いて出てくるだけでも大変な位置に。
その為バスを利用する客が殆どいません。

そのテコ入れが迫られていました。

狭い道が多いので、鉄道より所要時間がかかる

利便性は落ちます。

鉄道にない使い勝手の良さをアピールしたい!

バス停を辞めてフリー乗降が可能な、フリー乗降区間の設置

住宅密集地にフリー乗降区間を設けます。
バス停からしか乗れないバスですが。
特別な許可を得て、決められたエリア内なら好きなところ
で乗り降りできるように。

「山側の方にも集落があるが、今まではバス停までいって
 いた。今度は近い所でもいける」

警察と掛け合い町内の四地域で導入できることに。

それらを持って住民説明会…
去年11月でした。
住民に役場に集まって貰います。

利用客を増やそうと工夫を凝らしてきたが、大きな問題が
残っていました。

「バス路線になると鉄路よりは運賃は高くなる
 他のとこでもそういう状況がある」

三江線より運賃が高くなるのでした。
700円以上負担が増えるところも。

「これ以上高くなると移動手段がなくなた高齢者は余計に
 乗れなくなる」

「どこまで安くなるのか事業者にとって運賃は収入部分
 下げすぎると、事業者が圧迫される

どこまでと言うのが難しい状況でした。
しかし値上げは死活問題。

そして広島県三次駅 3/31

その日が来ました。

JR三江線最後の日

よく乗る人も50年ともお別れ。

「皆さんは利用してないけど、私は利用していた
 キュンときます」と、語ってました。

代替バスに奔走していた美郷町役場の人も。

最終列車が出発88年の歴史に終わりを告げます。
午後9時25分。その役目を終えました

翌日住民の新たな足となるバスが出発
いよいよ出発します。
JRからの支援金を元手に車両も導入。

便利になったのか?

「列車だと2時しかなかったがバスには11時もある。
 バスも良いかな」

ダイヤは乗り継ぎを考慮し運行本数 1日13本
雨の日には好評です。

町民限定の割引チケットも。
町内であればどこでも200円で行けます。
割引額は最大で980円です。

鉄道使ってた人は乗ってくれるようになりましたが。
更に利用客を増やす必要が。

「利用者が少ない収支が合わないということで廃止
 そういっても、なくせないのが公共交通
 地域で皆で考えて皆で守る取り組みが必要」
と語っていました。


JR北海道:廃止の連鎖

北海道・新ひだか町

「列車の運行を辞める」

そう通告されました。
3年前の高波でやられた鉄道を廃止にしたいとの要望でした

「そういうことは考えたく無い。新ひだか町の前町長も
 不安を抱えていました。」

最後通告が届いたからです。

「バス等への転換に向けた協議開始のお願いについて」

地域にとっては衝撃的なことでした。
廃線の危機にあったのは日高だけではなく。
約13線区1237km

「当社単独では維持することが困難な線区」

発表されたときは話題になりました。

路線全体の営業赤字534億円(2016年)

採算取れる路線が一つもありません。
レールの保守、除雪にかかるコストも経営を圧迫します

「莫大なコストを投入して鉄道を維持したとしても
 利用する人がいなくなってしまうことで良いのか
 こういう問題提起をさせて貰っている」

夕張の取り組み

夕張市役所
「JR北海道に対して、座して廃線待つのではなく、攻めの
 廃線を提案しました。」

鈴木夕張市長が熱く語ります。
JR石勝線夕張支線 2019年4年1月廃線します。

地域にあった交通網でした。
しかし支援金としてJR北海道から7億5000万が入ります。

それを元手に1日約10往復のバスを運行。

「手段のひとつであるJRを廃止した方が効率上がる
 限られた公共交通資源をどう最適化するか
 これからの時代の主流に間違いなくなる」


人気のローカル線:わたらせ渓谷鉄道

群馬と栃木を走るローカル線。
鉱石を運ぶ為に作られた鐵道です。

沿線の利用客が減るなか新たな戦略。
大勢の観光客がきます。

週末を中心に運行するトロッコ列車。

「東京から電車乗り継いできた」なんて人も。

トンネル入ると天井に満面の星が光ったり。
線路を歩いてみたり。

利用者を増やすために普段は入れない廃線跡巡りツアーとか
足尾本山駅までいくそうです。

社長は。

「他の鉄道ではできない、ないものねだりはある物探し
 いっぱい持ってる色々な物を活用する。」
と語っていました。


第三セクター鉄道

JRでも民間の鉄道でもなく三セク。
自治体などの行政が合同で運営している。

赤字JRの路線を引き継いでいるので経営が苦しいです。

集客に成功している鉄道

山形鉄道→ローカル線+プロレス

プロレスラーが試合をする列車が。
終着駅の特設リングで最後の試合をする奇想天外なイベント

チケットが抽選となる程の人気。

熊本県鹿児島県:肥薩おれんじ鉄道

オレンジ食堂という列車が人気。
コース料理を提供します。
利用者が5万人を突破したそうです。

生き残りを賭けて新たな挑戦を始めた第三セクターについて


平成筑豊鉄道(へいちく)

ここも石炭路線でした。
博多から電車から一時間の場所…直方駅。
そこから50kmに渡って3つの路線を保有してます。

10月4日、公民館でへいちく社長就任会見がありました。

「一人でも多くの人に乗って貰えるよう頑張りたい」

赤字からの再建を目的に88人の応募者から選ばれました。
社長の公募は初めて。

そして早速再建のために動き出します。

まず沿線にある学校を訪ねます。

「駅が暗い」「汚い」「温かみがない」

学生から厳しい意見が。

昔は全校生徒の1割が利用していたそうですが。
最近はサッパリ。
電車通学をアピールするします。

ただ、駅などの設備の汚さが問題に。

学校側の駅は殺風景な無人駅。
へいちくでは駅の改修などに手が回ってなかった。
夜になると廃墟で怖いそうです。

新社長は

熊本から一家で引っ越ししてきて。
育ち盛り三兄弟がいます。

鉄道の仕事に就くのは分かっていた?

「ビックリしたけどそれに近づいているのは分かった。」

東京大学を3年で中退。大分県庁へ。
熊本のバス会社で取締役にまでなりました。

「鉄道なり公共交通の理想を追いたいというのがそのとき
 からあった。
 ありがたい場所を与えて貰ったという覚悟がある」

1月豊島区にへいちくの河合さんが。

無人駅のデザインを依頼しに来たのは…水戸岡氏。

鉄道デザインの第一人者
七つ星をデザインしたあの水戸岡氏でした。

赤字経営のへいちくがなぜ、水戸岡氏?

「普通だったら断るけど。
 河合さんがやってるなら仕方ない」

実は、河合さんが水戸岡氏に働きたいと手紙を送ってから
16年以上の付き合い。

「経済のそろばんより心のそろばん」
「直したら楽しい何かが生まれるかも知れないのはロマン」
今回特別で無償でデザインを描いてくれることに!

そんな福岡の河合さんに朗報が。

観光列車のために沿線自治体などが資金投入。
レストラン列車が来年3月から作られる事に。

デザイナー水戸岡氏。

「外から客を取り込んで我々の鉄道使ってらのが氏名
 大きなチャンス」

観光客の取り込みも期待します。

台湾視察:平渓線

河合さんが向かった場所は…台湾台北市。
どうしても来たかったわけがありました。

「ローカル線という位置づけの平渓線が賑わっている
 石炭運ぶ鉄道で石炭がなくなっても観光ので賑わっている」

何故賑わっているのかヒントを探しに来たそうです。

「博多からへいちくまでと一緒。人数がすごい」

観光客が多く人で溢れていました。
台湾の人気ローカル線です。
12.9km 110万人が利用します。

台湾・十分駅

ランタン飛ばしやってました。

伝統行事です。

日本を始め世界中から観光客が。

「もともとは地元のお祭りの時の飛ばしていたが
 いつでもできるようにしたら観光客が来るように」

古くからある祭をイベント化して集客に繋げました。

へいちくと共通するあることに気づきます。

「田舎の風景を楽しみたいから乗りに来た」


台北から1時間で自然を満喫できる場所は他に無いのです。
日帰り旅行に丁度良いそうです。

「地元の人には見慣れた景色でも都会の観光客には新鮮
 何を売るかというのは一緒」
「都心から近い良い景色。今まで上手くアピール出来て
 なかった。そこをやるだけで結果が違ってくると思う」

台湾から帰国して1週間後。
沿線を案内していたのは水戸岡氏。
観光列車をデザインするに当たり視察に来たのでした。

「緑のトンネルをずっと走っているのが贅沢」
「これがずっとあるのは商品価値が高い」

台湾にも負けない緑のトンネルがありました。

沿線の中でも特に人口の少ない地区でも…
観光客は殆ど来ないですが、ホタルがすごい川があったり
遙か昔から変わらない風景がありました。
更にそこには老舗の酒蔵があります。

七つ星で提供する日本酒を造る

「林龍平酒造場」

「福岡でも一番不便な場所にある」と自嘲気味に言ってた
酒造会社の方。

「一番不便というキャッチコピーが良い」と水戸岡氏。
「商品価値はそういうところ。
 行けないと言われると行きたくなる」

古墳群もありました。まだまだ地域の宝が眠ります。

3月下旬
学校近くの無人駅の改修が始まります。
愛着を持って貰うため学生が手伝います。

「デザインの絵を見たらあの通りになれば良い」

30年ぶりの改修です。
4月18日。改修した駅が完成。
自然との調和を考え山吹色に統一しました。

秋には周りに稲穂が…
生徒の絵を飾る額縁も作りました。
放課後の生徒たちが見に来ます。

「新しくなっていい」
「綺麗に色が塗られた」
「汚かったら座りにくい」

へいちくを利用していない生徒も。

「乗ろうかなと迷ったこともあったけど。
 こんな明るい駅だったら積極的に入ろうかなと」

駅の評判は上々。学生の利用が増えるかも?
河合さんの元代わり始めました。


まとめ

日本各地を走るローカル線。
乗る人は減り赤字路線になったから廃線。
財政的に見れば当然。
沿線住民の足をいかに確保するか。
全国に課題が多い。
更なる廃線が見込まれている。
それぞれの地域にあった解決策を考えるべき
と締めくくられてました。


posted by Fuchs at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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