2018年06月12日

『日本を救う!?中国マネー』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 中国企業による日本企業再生について
  • CITICキャピタルがアパレル買収して立て直してました
  • 山嶼海が潰れそうな第三セクターホテル買収して立て直してました


マクドナルドの再生

5月中旬香港。
街角に見慣れた看板「マクドナルド」

入口の脇には大きな画面がありました。
メニューが表示されて選べます。
支払いはスマホ…カウンターがないマクドナルドです。

こういう事が出来るのは中国だけだそうな。

「財布を持たなくて良いし、スマフォあれば簡単に
 オーダーできるから便利で良い」
「カウンターでメニューを眺めなくて良い」

と好評。

これはチャン・イーチェンCEOが作りました。

CITICキャピタルのCEOです。

CITICキャピタルはマクドナルドの中国の経営権を
2440億円で買収。

「従来のマクドナルドのやり方は中国に合ってなかった」

スマホ支払いが普及しているので並ぶのが嫌いな中国人
向けに独自システムを作りました。
好きな野菜を入れてくれるサラダコーナーも。
健康志向が高まりメニューもオリジナルだそうです。
買収したから実現出来ました。

CITICキャピタル

CITICキャピタル本社は香港にあります。

若き日のチャン氏が握手するのは江沢民。
CITICキャピタルは、中国企業のCITICの傘下企業。
中国政府の中枢企業となる企業グループで。
中信証券
中信重工
中信建設など中国支える企業がずらり。
総資産100兆円以上です。

そのCITICが日本企業買収にも的を絞ってました。

他社とポッカコーポを買収し経営立て直し。
2011年サッポロHDに売却したりしてました。

「日本企業には長所が沢山ある
 技術面でも水準が高く、上手く再建できれば世界リード
 したり変えたりしていけるはず」

そんな風に語ってました


中国企業による立て直し


NARUMI製陶

アジアでは高級ブランドで知られていた陶器メーカー。
安い食器が溢れて窮地になりました。

そこに中国が現れます。
ホテルなどの建設ラッシュで高級洋食器が欲しかったそうで
買収して、中国販路開拓。売り上げ回復させました。

Polymatech

ゴム部品を作るので高い技術がある企業。
ガラケーで使う部品を使っていたそうです。
しかしスマホ時代でガラケー激減しました…

中国の投資会社が買収。
工場中国にまとめてコストダウンしあっさり黒字経営に。

こんな風に中国が救ってきたそうです。
知らない巨大国家中国の姿がありました。


アングリッド(アパレルメーカー)

テラスモール湘南

10:00 女性客がなだれ込みました。
真っ先に向かったのは、オープンしたばかりの店

「Ungrid(アングリッド)」

国内29店舗展開する人気ブランド
着心地の良さやらデザインやらが支持されてるそうです。
マークスタイラーというアパレル企業が手がけます。

シックデザイン「EMODA」
かわいさが売りの「ダズリン」とかブランドがあります。

2000年代に急成長した企業です。

「我々は緻密さに欠けていた。ビジョンが先行しがちだった」

ブランドを20から32に拡大して大失敗。
30億円の赤字になりました。

CITICに身売りすることに

CITICでは中国市場に力を入れることにしました。
中国政府系企業グループです。
国の信用力を背景に中国で大きな力を持ちます。
中国に進出させて再建させるのが手法でした。

マークスタイラーに乗り込んだのは
小林氏

東京大学でてマッキンゼーを経てCITICキャピタルに入社
経営のプロです。

「事業の優先順位課題整理すれば事業の回復は出来る
 今後の成長伸び代も十分にある」

ブランドを15に整理してコスト削減

1年で黒字化しました。

流石です。

中国で仕掛けていることがありました。

「アングリッドのTモールが好調で非常に嬉しい」

Tモール

中国のアリババが運営。
厳しい審査を突破した一流ブランドのみ出店可能です。

そこにアングリッドが出店。

マークスタイラーはCITIC傘下のため審査をクリア
Tモールに出店できたのです。
中国ではそれだけCITICの力が強いようです。

目標の213%を売り上げていました。

中国上海のマークスタイラー上海事業所。
小林氏の指示を受けて次の戦略。

営業副部長「ジョ」さん
完璧日本語スキルな中国人。
10年アパレルで働いていた経験でCITICに引き抜かれました


「ブロガーの写真も雰囲気は出てるけど
 あずの写真は雰囲気が良くて中国の受けが良い」
「確実に数字が上がっている」

あずと呼ばれるスタイリストだかモデルだか…
この人の画像だと売れ行きが違う事に気づいたようです。

「あずの画像が他のとこと違うのは雰囲気。
 アングリッドの世界観が出る」

あずと呼ばれる高園さんの画像だと中国の販売が伸びます。
どんどん変えたいと要望がでました。

好調な通販サイトの売り上げを一段と高める肝が高園氏。

ジョさん
「日本のインスタ見て、日本のファッションリーダー
 っぽい人がどんな服を着てどんなトレンドが
 流行っているのかチェックしている」

高園氏のインスタ
12万5千人のファンがいました。
ここを見に来る中国人を取り込む作戦。

アングリッドの社員が上海の古い建物を訪ねます。
人気のカフェです。

アングリッドの世界観に合うと探してきました。
そこで撮影開始。
画像が出来ました。

これで本当に売り上げはアップするのか?

5/28 東京渋谷
マークスタイラー本社で結果発表

「強化しているワンピースはネットで商品を見た人が144%
 アップ。販売数は316%アップ。まずは成果が出た」

画像を高園氏に変えたら販売数は3倍以上になりました。

CITICの戦略が的中しました。

CITICは更に2年で7つの日本企業を買収するそうです。

「日本の企業は技術力や商品の質が良いのに
 日本国内の市場しか視野に入れていない
 たくさんの日本企業と一緒に巨大な中国市場を
 開拓していくことを楽しみにしてるし、
 今後も喜んで役に立ちたいと思っている」

中国に出たければCITICに目をつけて貰うのが早いかもです


新潟県阿賀町のホテルみかわ

新潟県阿賀町
麒麟山が名物です。
人口11000人。20年で3割減。

「このまちは麒麟山で持ってるだけで別に良いところはない」

なんて町の人がいうくらいです。
阿賀町のホテルみかわ
1994年開業しました。
温泉のウォータースライダーのプールが人気。
当時は家族連れで賑わいました。

源泉から引いてる温泉が名物。源泉掛け流しです。

ただタイルが剥がれたり浴槽割れてるし。
浴槽のタイルも剥がれてる。
ミストサウナも壊れたまま。

宿帳を見ると、かき入れ時の正月前ですら予約0。
町が100%出資する第三セクターだそうです。

多くが採算を無視して作られたこういうホテル…
ホテルみかわも開業してから24年赤字というホテルです。
…経営出来てないじゃないですか。

新潟市内から車で1時間。観光資源が乏しい場所です。

なぜここに中国マネーが救いの手を?

ホテルみかわの社長、深江さん83歳。
6年前から経営を任されてます。

神奈川県にある自宅を担保に金を借りて経営してました。

「全然金がなくて給料を全員に払えない
 銀行も全部行き詰まった。
 辞めるか売るかしましょうと町と掛け合った」
「辞めるには相当金が掛かるから売って良いと言われた」

赤字続きのホテルみかわを買う企業はありませんでした。

深江氏とは

ホテル一筋の人生。
ホテルマン人生の多くを捧げたのは沖縄のホテル
セールス部長として飛び回り。
「深江のグループが歩いた後はぺんぺん草ははえない」
と呼ばれる程集客したそうです。
営業力で300の部屋は常に満室だったそうです。

そんな経歴を買われみかわにやってきたが…
結果は出せなかったとのことです。

廃業寸前になりましたが思わぬ所から助けが。

山嶼海という中国企業。

「オーナー夫妻がうちに来た」

一晩泊まって明くる日の朝には、買っても良いという話が
出て来た…
流石中国企業…行動早いなぁ。待つのが嫌いなだけある。

数日後

ホテルを買ってもいいという山嶼海の会長、熊氏

中国マネーでどう変わるのか

中国人が見つけた意外な魅力

ホテルを買っただけじゃない山と川…この環境を買った
熊会長が向かったのは温水プール
ボロボロだったが山嶼海が6000万円かけて改修。

ホテルみかわに目をつけた理由が温泉プールでした。

「中国の客に温泉プールを楽しんで欲しい。
 温泉は中国にもあるのでただの温泉じゃダメ!」

中国・上海の山嶼海

2009年設立した企業。
旅行事業が稼ぎ頭です。
高所得者層の高齢者がメインの顧客。
会員になると40のリゾートホテルを割安で利用できます。
会員は1万人いるそうな。

その多くが退職した政府の官僚や大学教授。
お金がある暇もある人たち。
そんな会員のリゾート地として日本を選んだ

なぜ新潟を選んだ?

上海で雪を見たければ上海からハルピンまで。
飛行機で3時間。
温泉はそこから車で3時間。

新潟なら飛行機で3時間。
ホテルみかわはそこから車で50分。

上海と新潟は、週2回直行便が就航していて。
雪と温泉なら新潟が便利ということです。

12月21日 阿賀町役場

深江さんと熊氏の代理、山嶼海のCEO

7500万円で売却

中国企業が第三セクターを買収するのは全国初。

「目標は地元に愛され我が社に利益をもたらすホテルに
 する事です」と山嶼海のCEO。

「これまでと変わらず我が町の施設として
 多くの皆さんが利用出来るよう取り組んで頂きたい」と
町長。

買収で深江さんの借金は解消して社長継続となりました。

3月中旬、ホテルみかわでは地元の業者を呼び出してました

「新しいLEDを作る。山嶼海のマークを入れたい」

ホテルの正面玄関にも会社の看板を掲げたいと言いました。
中国ではホテルをLEDで派手に光らせるそうな。
みかわも中国と同様派手に目立たせたいとのこと。

深江さんは渋い表情

「オーナーなんだから気持ちは分かる
 商売としてはケバケバしくない方が…」

日本人は派手な看板は好まないからだそうです。

「あの温泉は小綺麗にしたらお客は来てくれると思う」

大浴場の改修を優先して欲しいと言います。

しかし山嶼海側は。
「お金を出す方なので金は安ければ安い方が良い」

業者は大浴場の見積もりを出してましたが最初は1500万円。
1000万まで値引きしましたが…

「もっと安い案をだして貰いたい」と要望

黒字化を急ぐように言われてるので金にはシビアです。
経営としては当然。

深江さん
「売買条件の中で、できるだけ地元業者を使ってくれてと
 申し入れはあった」と、主張。

「難しいでしょうけど一番安い案を出して頂きたい」
と山嶼海。

地元に金を落としたい深江さん
金は出せない山嶼海。

すれ違います…うーん?

「中国企業に買われたけどうちは温泉が命」
「源泉掛け流しだから、浴槽に綺麗になることは絶対!
 ここは本当に大事」

しかし、山嶼海は看板の方が重要で…
看板の話ばかりで大浴場の話が進まないという。

両者の溝は深まるばかり…でした。

なんだろう。
買われたんだからある程度はオーナーの意向も汲むべきだよ
なぁとは思います。ビジネスは情じゃないからなぁと。

中国の味方したいわけじゃ無くて、ビジネスとしてなんか
違うと思いながら眺めてました。
だからずっと赤字だったのではないですかね…。
コスト意識が若干薄いような気がしてました。

4/14 上海から新潟に山嶼海の会員の客が来る事に。
初日の歓迎会をする事になり。

「お迎えするときに花をあげるとかそういうのはどうなの?」

中国人客をどうもてなすかで話し合いが行われてました。
深江さんの経験が命だそうです。

「正直最後の勤めということで来たし
 今のままでいなくなると負け犬ですから」

ホテル一筋の人生の深江氏
負けで終わるわけには行かない!と意気込んでました。

山嶼海の会員18名が到着。
新潟2泊
日光・東京などを巡るツアー7泊8日 14万円だそうな。

新潟の市内観光。
大正時代の古い屋敷などを見て。
日本舞踊が披露されて…お座敷遊びで大盛り上がり。

そのころ深江さんは山の中。
「ふきのとう」獲ってました。

獲ってきたふきのとうを料理長の小田さん75歳に渡します
すごい高齢化してるホテルだよなぁ…。

午後。中国人客を花束で歓迎。

習近平と握手した元医師。
「日本の文化は素晴らしいし、日本人は礼儀正しい」
「だからずっと日本に行きたかった」

中国の大手通信会社元社員
「日本は景色が綺麗で、空気も良いから来た」

客は富裕層でした。
調理場は夕食準備のまっただ中。
舌の肥えたツアー客を喜ばせることは出来るか。

ふきのとうのゼリー…? すごく苦そう…

地元食材を使った料理でした。

「工芸品みたいで食べるの勿体ない」とお客さん。

苦みが特徴のふきのとう…口に合う?

…どうやら問題無かったようです。

料理長が呼ばれて褒め称えられる程大好評でした。
上々の滑り出し・

翌日…一行が向かったのは、麒麟山。
バスから降りる人たちを待ち受けていたのは満開の桜。
麒麟山とサクラ。阿賀町の絶景でした。

「とてもきれい楽しいわ」

日本の北国の春を満喫してました。
さらに地元の酒造メーカーで酒造り体験。
これも深江さんが段取り。

杜氏が見せてくれたのはもろみでした。
本来杜氏しか飲めないもろみを振る舞ってくれたり。
酒蔵向かいの洋菓子店では小さな爆買いが発生したり。
普段なら2日かで1個ぐらいの菓子が15分で45個売れたそうな

2日目午後は温泉プール。

インストラクターによる水中プログラムがありました。
冷たい水のプールより身体の負担が少ないので安全に
運動できるそうです。
年齢層の高い山嶼海会員にもぴったり。

「温泉は最高!」
「ぐっすり眠れそう!」と好評

「多くの会員が、もし中国に温泉プールがあれば
 毎日行きたいと言っていた。中国人をどんどん
 みかわに連れてくる!」と山嶼海幹部が言ってました。

ただこの発言すごく怖くて。
中国に温泉プール作れば解決するだけなので…。
みかわいらないじゃない?

一応、大浴場の改修の話も進みまして。
深江さんの思いを汲んでくれたようです。
夏休みには新しく生まれ変わる予定です。

お客様も満足してくれたようです。

こうして中国に買収された事で生き残る道は出来たようです。

これまでとは違う日本と中国の関係。
戸惑いながら一歩を踏み出しました。

「ちょっとお互いにすれ違いはあると思うけど
 正直言って中国はオーナー。仲良くするのは当たり前。
 できるだけコミュニケーションをとり良い結果が
 出るようにしたい」と深江さんが語ってました。

儲けが出なければ一瞬で切るのも中国企業ですし。
その辺は気をつけた方が良いだろうなと思いました


まとめ

物づくり大国日本。
中国は技術を教える相手だった。
今や中国の技術力経営ノウハウは日本を上回るケースが多い
今後知らなかった中国の実力に驚かされることも多くなる。
救ってくれることもあれば強力なライバルにもなる。
日本企業は見つめ直し上手く付き合うことが求められている

と締めくくられてました。

日本は色々下手ですからねぇ。
どうにもならないですよね。不思議な物です。





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posted by Fuchs at 23:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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