2018年07月24日

『余った服で福が来る』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 棄てられている服を宝に買えるビジネスについて
  • スマセルというサイトが売れ残り服販売の仲介をしてました
  • BEAMSは売れ残りから新たなブランドを生み出してました


株式会社ショーイチ(ラブファッションアウトレット)

大阪西成区の倉庫。
日に何台もトラックがやってくる場所があります。
荷台には段ボールがぎっしり。箱の中身は服。

タグ付きの新品です。

「ミセスのカーディガン」
普通に売れそうな物…
「大量のTシャツ」
「ガウチョパンツ」
3年ほど前大ブームになった幅広パンツなどなど。

この倉庫を運営しているのがショーイチという会社。

ショーイチの社長山本昌一さん(39歳)

「メーカーやブランドがどうしても売れなかった在庫を
 私たちが買っている」

何割で買い取る?

大体定価の10%程度

山本さんは大学時代で服の転売を始めて会社を興しました。

ガイアは2009年7月21日取材してました。

…あった! 私も記事を書いてる。
まだ適当にメモ書きしてた時代ですので内容酷いですが。

9年前にはガイア記事書いてるようです。

今日のガイア 動かぬ製品を再生せよ!(2009/7/21)
http://r-ryuga.sblo.jp/article/30718007.html

2009年時点では150万着買い取っていました。
今では約4倍。
買い取り量は現在500万着。
大手アパレルを含む600社と取引してます。

その背景には流行のめまぐるしい変化がありました。

服はネットで買う時代となります。

「新作とか良いのがあったらアプリで買う」
「今年流行ってないと思ったら着ない」

そんな時代なのでアパレルも飽きられる前にセールで販売。

それでも余ったら…

焼却しました

「倉庫管理費とか目に見えない経費がかかる」

先週のニュース:バーバリーの焼却処分問題

丁度タイムリーな話題ですよね。
これを狙っていたのかといわんばかり。

売れ残った服などを焼却処分していたバーバリー。
安売りでブランド価値が下がるのが嫌だと言うことで。

過去1年で2860万ポンド 41億円相当

焼却処分していました。

余った服を焼却処分するのはアパレル公然の秘密

でしたがそれが表にでました。

燃やすくらいなら金にしたいという企業もあります。
ショーイチには毎日のように連絡が来ます。

服を中国で製造するメーカーの社長

2万枚弱…

大手アパレルから受注した製品です。

1週間の納期遅れで受け取り拒否

それも酷い話ですが。

価格交渉。

希望価格は500円。

「500円は苦しい。200円はダメ?」
「社長キツイですねぇ…間を取って300くらいで」

交渉成立しました。
手付けで200万円渡します。

「差額は銀行振り込みで今月中?」
「出来れば早く…」

すぐにでも現金が欲しいようです。
流行の移り変わりが激しくなり金をすぐに中国送り次の
生産をする必要があるそうで。

「サイクルが早いからじっとしてられない」

と、売主の社長さんが苦笑してました。

山本昌一社長
「服に関しては在庫が出るのはしょうがない。
 私たちは必要悪 無いと駄目」

大量に買った服はどうなる?

ブランドのタグを切っていきます。
これが売り手との約束です。

社内スタジオでプロのカメラマンがモデルを撮影。
モデルが着ているのはタグを切った服でした。

ラブファッションアウトレット

ショーイチの販売サイトです。ここで売ります。
タグカット商品として。
ブランド名を出さない条件で激安で仕入れてますと明記

月に20万回アクセスのあるサイトです。

老舗ブランドの夏服日本製高品質です。
20,520円⇒2,780円

複数のブランドを持つ大手アパレルのスカート
7549円⇒1510円

大阪吹田市のカラーズ吹田店
ショーイチは5年前から自社店舗も展開してます。

売れ残ると1週間ごとに割り引き。
5週間売れ残ると100円となります。

大阪のおばちゃんが買っていきました。

「値段的に満足」

国内外に4店舗もち年商12億円に成長してました。

「決して格好いい業界じゃない。
 だけど必要な会社だと信念もってやっている」


服の消費量

リーズナブルな価格で様々な服が買える
ファストファッションが出来て衣料の供給量は増えてます

1990年20億点
2016年は37億点になりました。

それにより棄てられる服も大量
流行に合わないなどで並ばず棄てられてます。

廃棄は年間100万トン

イメージが沸かないが、ワイシャツ換算すると40億着…

世界中の男性の数は37億人。
全員に着せても3億枚余る閑散です。

それだけの服が大量に日本で1年間に棄てられてます
しかし棄てられた服にビジネスチャンスを見いだした人も


株式会社ウィファブリック(SMASELL:スマセル)

大阪船場。
江戸時代から続く繊維の街。
繊維関連企業が多いです。
婦人服メーカー フォーイット。

自社生産の服をブランドに卸します。
今年の秋冬物が並んでました。

「ジャケットがイチオシ」

10万枚オーダーするそうですが。
4万枚がフリー在庫となります
追加の注文に備えた出荷先が決まらない在庫です。

勿論会社の倉庫には段ボールの山。
去年の秋冬商品が残っていました。

普通の販路ではさばけない商品となりました。

そこにやってきた男性が余った服を手に取ります。

「売れると思う」

福屋さん(36歳)

ウィファブリックというベンチャーの社長

大阪にあります。
運営しているのが1年前にスタートしたスマセルというサイト。

在庫を処分したい企業と、特価でも売りたい企業と。
オンライン上でマッチングするフリーマーケット。
BtoB企業です。

余った服を売りたい企業と余った服を買いたい企業を繋ぎます

イタリア製コート…2年前モデルは3万〜6万。

など。

ページを見ると条件が色々あります。
「一括のみ」とか。
商品が安く売られてるのはいやなのか
「チラシインターネット販売は禁止」など。

売り手は余った服はスマセルに出すときに条件を出せます
買い手はその条件でも良いとなったら取引成立。

取引金額の2割をスマセルが手数料として受け取ります。

輸入品を売るアパレル会社

「スマセルは色々な買い手を持っているので、売れない商品
 を売ってきてくれるから助かる」

コートは出品から2週間足らずで売れました。

買い手はコメ兵

中古ブランド販売の最大手です。
条件通り数十点を一括購入未使用品で販売。
13万円を69980円で販売してました。

スマセルはサービス開始から1年で大手商社やアパレルなど
1500社が利用するほどに成長。

スマセルの社長。
「いかに適正に出品者の求める価格で販路に商品をシェア
 していくかがミッション」

社長は繊維商社に10年勤務。
海外を飛び回ってました。
タオルや寝具を担当。
手塩にかけた商品を廃棄されるのを見て起業したそうです

社長談
「どう言う者を作りどういうコンセプトで消費者に届けようか
 という想いを持って作っている。
 その商品をゴミとみなすのか、商品とみなすのか人間が
 線引きしている。ゴミとみなすと言うことを業界として
 辞めていく方向に持って行きたい」

そういう信念を持ち動いていました。
そこで買い手の開拓に力を入れてます。

買い手を増やす必要があります。売り手の条件を満たすには

出品者はーズを満たす買い手が出れば増える。
買い手をグローバルに開拓することも余儀なくされてました

海外で買い手を探しに出かけたのはインドネシア

人口2億6000万人9割がイスラム教徒です。

女子のファッションを見ると頭を布で覆う他はカジュアルな
服の人がほとんどでした。

「日本の文化が好きと聞いている」

日本でトレンドとして終わった服でもインドネシアでは
売れるのではと思ったそうです。

首都ジャカルタタナアバン市場

東南アジア最大級の繊維市場です。
1万を超える業者が入居。仕入れ業者にも人気です。

これだけの規模ならスマセル買い手になってくれる人も
いるはずだと探しますが売られていたのは…

プラダ1000円くらい
シャネルグッチドルガバ350円…

一流ブランドが激安した。

偽ブランド品です。

無地のTシャツに人気ブランドのロゴを載せてプレス。
普通に店頭で偽造されてましてました

堂々と偽物を作って売る光景

日本製品の本物が売れるか営業してみますが…
「気が向いたら連絡するよ」

何件も回ったが同じ反応でした。
足を棒にして回っても成果はゼロでした。

「その商品の価値を維持しながら流通させるのは
 僕らがやらないと行けない最低限のこと」

厳しい現実を目の当たりにしても理想は曲げません。

滞在4日目。
スーツケースを抱えてホテルから出て来る社長

スマセルに出品された服には海外で販売という条件の服も

具体的な買い手を見つける旅です。
ジャカルタの看板もない雑居ビルへ。

15分後
流ちょうな日本語で出て来たのは キムテソン
元楽天社員。5年前インドネシアで企業した人です。

VIPプラザというファッション通販サイトをやってます。

会員100万人以上
1000ブランドあり8割はインドネシアブランドです。

基本的には現地のものをですが。
ユニークさを出すために日本の商品を入れたいと考えて
ました。

「自分もスタッフもインドネシアにいるので日本のブランド
 を獲得する営業に行けない」

上手く利用し合えればメリットがあると考えました。

商品を見て貰うことに。
日本の婦人服ブランドのシャツなどをインドネシア人バイヤー
がチェックします。

「このスタイルとこの生地では売れない。
 薄手の生地じゃないと」

暑い国で売る服じゃないと却下。

イスラム教徒でも受け入れられそうと無難な服

「普通すぎます。安くても厳しい」
「ムスリムファッションは中国から大量に安い物が来る」


いったいどんな服なら売れるのか

日本の有名ブランドの服に興味を持ってくれました。

売り手の条件は
「販売条件 海外市場 55着を1活購入」

シースルーのシャツでした。3,4年前に発売です。

「まだギリギリはやってる。大丈夫でしょう価格に寄ります
 けど」

初めての好感触です。価格交渉開始。

「売値15万ルピアにすると。200円くらいにならないと」

いきなり厳しい条件が。
1枚200円…

「うちのマージン抜きで300円まで…」

売り手のギリギリラインでした。
しかし交渉を続ける事で成立。
55着一括購入してくれました。

その後も計130着取引成立しました。

早速サイトにアップするためモデルに着せて撮影開始
インドネシアでの販売が開始となりました。

「今回制約した案件は少ないし膨大な量の燃やされたり
 埋められたりするアパレル製品が国内にあるので
 そこの解決がミッション。
 まだ1歩前に出た段階だと思っている」
と締めくくられてました

BEAMSの粗なた商品

東京新宿のBEAMS
余った服を使って新たな試みをしている企業です。

BEAMSデザイナーの水上さん。

ビームスクチュールという新ブランドを作りました。

店頭に出せない服や倉庫に眠ってる服などを新たに手を
加えて世の中にもう一度出します。

ワンピ
デッドストックのメンズシャツを使ってる
2枚のシャツを使って作ってる

オレンジ色のタンクトップ
色を上から黒で染めてみました

全て1点ものです。

自分だけの1着に出会える楽しみ

全部手仕事で作っています。
ビームスのデッドストックなどを使ってます。

デザイナーの方
「長年ビームスの商品をデザインする中でどうしても残る
 倉庫に眠ってしまう商品もある
 そういう者を見ると寂しい気持ちがある
 それに手を加えて新たなデザインを生み出し
 もう一度世の中に出すのは社会的な意味もある
 皆がハッピーになれるよう色々な者に挑戦していきたい」

と語っていました。

ビームスウェアステーション

ビームス物流センターです。
商品を保管し配送する物流拠点です。

デザイナー水上氏が来ます。
新たな服を作るためデッドストックを探しに来た

店頭でセールにかけられアウトレットに書けても売れ残った
商品などが置いてあり巻いた。
13着ピックアップ

「元々のデザインを活かして更に手を加えて可愛い物になるか
を考えてピックアップしている」

ビームス本社で服作り開始。

選んだのはレディーゴルフウェア
それを街で着れるワンピにするそうです。
ゴルフウェアとスカートを組みあわせてワンピにします。
ニコイチですね。

布を蛇腹状に細かく織るデザイン…

サンプルを自分で作り本当に縫えるのかも試すそうです。
そのサンプルを縫製担当者に贈り細部を伝えます。

1週間後新宿のビル。
縫製担当チームとの商品仕上げ。

ゴルフウェアを取り出すと迷い無く切断。
切り落とした布も取っておきます。
ゴルフウェアとスカートを縫い付け
小さなリボンも丁寧に手作業でつけます。
作業2週間。

上半分がゴルフウェアのワンピができました。

「形になるとイメージ以上に可愛く」だそうです。
余った生地も肩と袖の間に足してゆったり。
4万〜5万円で販売予定だそうです。
高いなぁ…


ビームスクチュールは10月スタートして2500点を販売

ビームス通販や新宿店舗でも販売してます。

「1点物で人と違う事に魅力を感じる」

台湾観光客もTシャツ購入
「本当に素晴らしい服だと思う」

1点物が価値となっていました。
新しいブランドとしてファンが増えています。

6月下旬にビジネスチャンスが到来

ある有名ブランドが興味を持ちました。

FILA
イタリア発祥のスポーツブランド
FILAはカジュアルとして若者に人気です。
BEAMS以外とは初めての挑戦となります。

なぜFILA?

「元々自分もテニスも亜ランニングもスポーツやるので
 機能面もあり可愛いウェアを着てスポーツしたい
 フィラが好きなのでお願いさせて頂いた」

今回はFILAサンプル品を使います。
品質などを確認するためのサンプル品です。
商品と同じだが店頭には出ません。

FILAデザイナーの人

「商品としては販売できない。
 物によっては勿体ないが処分している。
 古着ではなく新し商品のリメイクは目にしたことない。
 非常に新しい事」

早速ウェアデザインを考えるます。
ウィンドブレーカーに紙で作ったリボンを貼り付けたりして

「スポーツウェアは余計をそぎ落とすデザイン
 街で着て貰えるような可愛らしさをプラスしたデザインへ」

かわいさをアップする秘密兵器

レースを加工して蛍光プリントしているもの
次の秋冬は蛍光色トレンドだそうです。

シンプルなウィンドトレーナーに蛍光色レースが…

7月中旬
服が出来上がりフィラへ

商品デザイナーの方に見せます。

シンプルなウインドブレーカーが可愛らしくなってました

蛍光色レースを胸だけじゃなく袖口や裾にも。
手縫い感も出すランダム縫い目もポイント。
背中にはリボンがかわいさアピール。

一切世に出ないサンプル品が商品になりました。

「サンプル品として終わる役目だったが新しい価値が入り
 客に喜んで貰える場面を与えられたと言うことには感謝」

3〜4万円台で販売予定
いちいち高いなぁ…

8月中には販売するそうです。

「もしかしたら僕が買うかも」なんてデザイナーさん。

手始めにFILAをつかった商品が作られることになりました

「やむを得ず出るデッドストック品がある
 色々な業界の人とコラボして沢山世の中に出せて行けたら」
とBEAMSのデザイナーさんが語ってました


まとめ

私たちは流行その時々の服を着てファッションを楽しむ
成り立っている裏には大量に棄てられる服の存在がある
アイデアや仕組み次第では服として世に出すことが出来る
事が分かった。
余った服を宝にして消費者生産者に福を呼ぶ
そこに新たなビジネスが…と締めくくられてました



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posted by Fuchs at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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