2018年09月18日

『地震に負けない!革新技術』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 新たな耐震技術についての話題
  • 分譲マンションの耐震化は住民間の同意が難しそうでした
  • カボコーマという新たな耐震素材が作られてました


大阪市きんえいアポロビル

1972年竣工。映画館や飲食店街があるビル。
46年大阪市民に親しまれてきました。

8月25日騒がしいことに。
芸人の笑いで客を集めて切り出されたのは。

「去年11月から耐震補強工事をしている
 来年1月の完成に向けて工事を進めている」

耐震補強工事中の案内でした。
客足を落とさないためイベントを頻繁に開いてます。

「工事中ですが営業してます」と必死の営業

工事前の姿はレトロの飾りが特徴のビル。
飾りを取り払い厚さ60cmの耐震壁を作ります。

地震の揺れを抑える鉄骨も設置。

「効果的な施工方法を考えてそれに見合った予算として、
 12億5000万円を準備した」

巨額を投じた工事をいつ行うかが問題でした。
注目したのは店が営業を終えた後の時間帯。

午前0時に作業員が動き出します。

道路の一部を封鎖して交通規制。
待機していたトラックが横付けします。

大きな鉄骨が乗っかっていてそれを荷揚げします。

鉄骨は合計20本。重い物で1トン。

繁華街での作業です。
慎重を期すため5時間で20本が限界でした。

地震大国日本知られざる戦いとは。


首都直下地震発生確率30年以内に70%

マグニチュード7クラスが起こるという予想がされています。

東京都は震度6強以上の地震で倒れるビルを発表しました。

渋谷109
中野ブロードウェイも

「金は掛かるけど人命最優先で耐震補強やって貰えれば」
利用者は暢気に言いますが…金が。

北海道胆振東部地震(震度7)もありました。
他人事ではありません。

技と工夫で災害と闘う人々の姿を追ったのが今日のガイア
でした


大規模建築物の耐震診断を発表

東京都が今年3月以降大規模建築物の耐震診断を発表

倒壊または崩壊の危険性が高い…評価1
153件ありました

ニュー新橋ビル
⇒最診断中

六本木ロアビル
⇒取り壊し

日本大学医学部付属板橋病院
⇒建て替え

診断結果を受けて各建物も色々と対応を検討してます。

危険性高い診断されたものには分譲マンションもあります
各部屋が個人の持ち物の分譲マンションは補強するにしても
対立があったりします。

東京港区のマンション22世帯が暮らしてます。

8/27に工事が行われてました。
壁に穴を開けて機械を設置15分かけて直径10cmの穴を開けて
取り出したのは壁のコンクリート

築38年耐震診断の一環でした。
コンクリサンプル18箇所から採取。

東京都防災建築街づくりセンターの建築材料試験所で試験。

コンクリート圧縮強度試験

くりぬいたサンプルをセットして圧力をかけていきます。
亀裂が入ったときの数値を図ります。

「地震というのは地盤が揺れるので建物も揺れる
 そうするとコンクリートが抵抗する
 その強度をベースとして耐震診断」

劣化度合いも確認したりと診断結果は4ヶ月後

耐震基準

1981年6月1日に改正されました。

震度6強から7の大規模地震でも倒壊しないことを求められ
ています。

なので1981/6/1を境に旧耐震と新耐震に分けられます。

1995年阪神淡路大震災が起きました。
旧耐震に被害が集中していました。
被害のほとんどが建物の倒壊による物でした。

北海道胆振東部地震(震度7)も起こりましたが。
近年立て続けに起こる巨大地震。
震度7クラスの地震が起きる可能性がどこにでもあります

ライオンズマンションを管理する大京アステージでも、
建物の耐震化に力を入れているが
なかなか進まない現状がありました。

「残念とは言わないがリスクがあると言うことを
 是非知ってもらわないと」と東京都の担当者の方。

次の1歩に進めない現状がありました。

東京都も今年3月に耐震診断結果を実名付きで公表。
耐震化を進めようと警鐘を鳴らします。

壁をくりぬいたマンションではマンションの部屋を訪ね
歩く人がいた
去年から理事長を務める山岸さん。

住民の意見の聞き取り調査してました。

「私たち若めな方としては、建て替えという方針も考えの
 中に入れて欲しい」

補強ではなく建て替えを希望の若手。

「私も年寄りだから生きてる間には建て変わらない」

と、年配の方は耐震の建て替えは必要ない意見もあります。

「とても私の生きてる間には決着がつかない」

と悩む理事長。
山岸さんの悩みを聞きつけて、大京の担当者がきます。

山岸さん更なる悩みを打ち明ける

修繕積立金1500万円しかない。

「銀行のローンの話になると、年取ってから借金するのは
 嫌だが大半。これで多数決を獲るのは難しい」

大規模補強工事は、積立金では足りません。

「理事長のおもいを聴いたので、理事長と管理組合に
 寄り添い良い提案が出来たら…」と大京担当者。

ライオンズマンションシリーズを管理する大京。
2700棟のマンションを管理しています。
その中の400棟が旧耐震の建物でした。

大京ではデベロッパーの責任として補強を進めてます。

「窓を塞ぐ心配…2Fだけバランス良く配置すると…」

など要望を取り入れた設計を検討。
しかし予算の問題も立ちはだかります。

補強が必要でも耐震工事を実施するのは1割

理事長と大京が向かった先は住民が耐震補強をした
マンションでした。
築44年 73世帯が暮らすマンション。

着工前は普通の外観でしたが住民負担1億円で改修。
側面に金属を取り付けました。地震の揺れを吸収します。
震度7にも耐えられるそうです。

出迎えたのはマンションの理事長。

資金の他に意外な問題がありました。

「そのまま工事に入りたかったけど反対の人が根強くて
 絶対反対見た目が悪くなるという意見が」
「バッテンというイメージが強く資産価値が下がるだろうと」

見た目が変わることで資産価値が落ちると気にする人がいた
そうですが、実際は耐震工事してから早く売却が決まるよう
です。
むしろ不動産のチラシが回ってきても2割くらい高い感じ
とのことでした。

チラシには必ず耐震工事済みと歌っている
耐震補強前のマンションは1800万円でした。
同じタイプの物件ですが耐震補強工事中に販売すると1980万
1割値上がり
そして補強後平均2割の値上がりでした。

マンション内のお宅訪問

ベランダの向こうに耐震装置がありました。

「心配なのは圧迫感」と山岸理事長。
住民に聴いて見ます。

「生活していてそんなには慣れたせいか安心感がある」
「やってくれていると言うことで安心感はある」

予想外の言葉でした。

「勇気づけられる話。人間の命に関わるから頑張って
 何とか実現したい」と語っていました。

大京も耐震補強を後押しする日々が続きます。

「私たちの仕事は客の安心安全を守ることが一番
 その為に全力でサポートする」


新たな耐震建材

静岡県熱海市。

巨大地震が心配される町に全面ガラス張りのモダン建築。
太平洋が一望できます。、

「景色も素敵建物が本当に素晴らしくて作りに見入る」
と、客の声も上々でした。

木のブロックが天上まで積み上げられているデザイン。
普通存在している柱が見当たりません。
しかし震度7の揺れに耐えられる構造でした。

柱ではなく木を組み合わせた物が建物のほとんどを支えてます。
そこに白いワイヤーが張り巡らされてます。
地震による揺れが起こったらワイヤーに引っ張る力が
かかり全体の揺れを軽減するそうです。

白いワイヤーは炭素繊維で出来ていて。
耐震補強の切り札になるものでした。


炭素繊維で耐震補強

富山市八尾町

江戸時代養蚕で栄えて古い家並みが残る
その町で築50年の木造住宅の耐震補強が行われてました

炭素繊維のワイヤーを使った耐震補強です。
家の中でも揺れに弱い部分に木枠を設置。
ワイヤーを差し込み補強していきます。

軽くて取り扱いが簡単なのも特徴

設計を担当したのは江尻一級建築士。

「炭素ワイヤーはコスト面でも魅力的
 鉄筋棒を使うと解体する範囲が広くなり
 運び込むのも大変で施行期間が長くなる。

 東京から職人が来ててるが、それを含めても150万くらい
 地元の工務店ができるようになれば
 その半分くらいで行けるのではないか」

安くて工事が早い特徴もあるようです。

鉄筋棒による耐震補強は壁を作るなどをやると1ヶ月。
費用200万円です。
炭素繊維だと工期は4日間でした。

珍しい工事なので地元の人たち立ち替わり見に来ます。

「これで100年住める」

自宅で使いたい人も現れました。

「既存の建物にダメージを与える事なく使える」

これもポイントでした。


ワイヤー耐震補強に係わっている企業:小松精練株式会社

東京銀座にオフィスがあります。
地震に強い画期的な建材を開発した企業

小松精練株式会社

技術開発部長の茶谷さんがお出迎えしてくれました。
展示スペースには洋服の生地が並んでます。

「元々ファブリックメーカー
 ポリエステルやナイロンなど洋服素材を作ってる」

どこにでもある素材をどこにもない素材に変えるメーカー
でした。
その加工技術の中のひとつに繊維に樹脂をつける技術がある
そうでして、その技術を使い建材を作りました。

白いワイヤーのような建材。
従来は鉄のワイヤーを使い耐震補強工事をしてました。
しかし同じ強度を保ちつつ軽いそうです。

1/4の軽さなのに同じ強度

非常に柔らかい特徴もあります。
ワイヤーより柔らかいです。
耐震強度もあるがワイヤーとして色々使える可能性も。

色々な分野に展開をしたいと意気込んでました


小松精練株式会社のカボコーマ

石川県能美市に会社があります。

創業1943年
従業員1300人 売り上げ高390億円の大企業。

元々世界の一流ブランドに記事を提供する合成繊維メーカー
炭素繊維ワイヤーは2013年に製品化しました。

開発チームを率いるのが茶谷氏

炭素繊維の軽さ引っ張り強度の強さが断トツで。
それ以外には柔らかさも特徴です。

石油などを高熱処理で出来る炭素繊維
車やジェット機に使われる軽くて丈夫な素材です。

ワイヤーは炭素繊維をガラス繊維で覆い樹脂を染みこませます
合成繊維加工で培ったノウハウが詰め込まれてました。

ガラス繊維で炭素繊維を覆う技術も組紐技術を応用
特殊な加工をすると熱を加えると形が変わるようになります
そしてロープ上の繊維を7本ねじり会わせて1本に。

強さと柔軟性を持つカボコーマが出来ます

ネーミング

炭素繊維のカーボンと小松精練の「コマ」だそうです。

カボコーマは地場産業の起爆剤にと開発。
一大プロジェクトを推進したのは会長の中山氏

「うちの技術にとどめることなく広く繊維の技術に使える。
 日本の繊維のトップ技術になり世界を制する日が来るだろう」と語ってました。

群馬県富岡市に茶谷氏の姿が

富岡市と言えば、富岡製糸場で知られる町。
そこの富岡3号倉庫

富岡製糸場にゆかりの土壁作りの倉庫です。

やってきたのは建築家隈研吾
新国立競技場の設計もする世界的建築家。

歴史的倉庫群を観光拠点として生まれ割らせるプロジェクト

その設計をするそうです。

「小松精練の炭素繊維で思ったのは柔らかく作れる」
「今までの炭素繊維は固い棒だった。炭素繊維で繊細な
 耐震補強が出来る。耐震補強に革命的な技術」

隈研吾氏が語ってました。

カボコーマは長野県の善光寺にも使われてます。
カボコーマが使用された蔵
人目につかない場所に貼りめぐらされてるそうです。

カボコーマの新しい使い方

今回の耐震補強は「あやとりをテーマ」

綺麗なあやとりを見せてやろうと炭素繊維をデザイン。
炭素繊維で綺麗な耐震工事を実現するようです。

「山と谷を描くようにカボコーマを張り巡らせる。
 隠すのではなくて見せる耐震補強にしたい。」

デザインだけじゃなくて耐震性も追求して両立を目指します

「イメージとしてはこういう角度で曲がる」

しかし曲げた事による耐震性能の低下の可能性が。
曲げて使ったことがないのでした。

カボコーマを曲げたら負荷が一点にかかります。
その為曲げれば曲げるほど強度が下がる可能性が。

想定していなかった事態でした。
難問を突きつけられます。

「繊維の世界で育った我々は建築は素人
 我々が作って良い間の物で強度が担保できるか
 それが無いと耐震補強も崩れる」

石川県工業試験場ではカボコーマの性能を定期的にテスト

両端をまっすぐ引っ張り強度をチェックします。
約9トンの重さに耐えられる事が分かります。
縦は強いのでした。

そこで曲げた強度が測れるか聴いて見ますが
「難しい」と断られます。

他に検査施設はないのか資料を当たる日々でした


辛い日々

合成繊維メーカーとして培った技術の結晶ですが。
発売当初建築担当者から見向きもされなかったそうで。

プロジェクトを進めた会長は当時の状況を語ります。

「作られた物はどう言う設計家が使っているか」
「どう言う建築会社が使っているか」
「どう言う構造設計士が使っているか」

を聴かれたそうで色々な事を言われたそうでうs。

そこで旧本社の耐震改修をある人に依頼します

マーケティン具は頂上作戦で行くしかないと心の中に決めた

社屋の耐震設計をしてくれたのは隈研吾


生まれ変わった旧本社がカボコーマ耐震補強第一号。
建築関係者が見学に。発注も来るようになります。

隈さんとタッグを組む茶谷さん
歴史ある倉庫が舞台です。


「カボコーマをあやとりの糸のように使うとんでもない
 アイデア」

これまでに無い挑戦の開始です。

しかし強度の確認が出来ず八方塞がり。
会長から呼び出しが

「曲げながら引っ張る試験機が当社にない。
 探さなきゃいけない」と弱気な開発部長。

中山会長思わぬ指摘をします。

「もっと曲げてくれという要求があるかも
 どんな風にでも取り扱う
 あやとりはもっとも隈研吾さんの感性を表現してる
 我々が表現しなかったら誰が出来る」

隈研吾氏の要求を上回る曲げを実現するようにと発破
かけられました。

茶谷が研究チームを集めて図面を書きます。

何とか開発しようと必死でした。

8月21日東京大学でカボコーマの展示。
あやとりデザインを試してました。

イメージ通りになっているかを確認して貰ってます。

「古い建物に耐震補強をするのも重さが負荷になる
 日本は木造建物が多い。
 伝統的な建物が軽いまま強くなるのがこの新しい素材の
 強さ」

イメージ通りと合格点でした。
後は曲げたときの強度の検証。

炭素繊維のワイヤーカボコーマを曲げて使う挑戦。

9/10 石川県農林総合研究センター

やっと曲げたときの強度を実験してくれる施設を見つけます

大きな鉄の物体を持ち込みます
曲げ引張り試験の冶具(保持器具)

自分たちで作ったそうです。
鉄板を加工して試験用道具を作りました。

隈研吾さんの要求
「20度に曲げたまま強度を保つこと」

まっすぐの力につい良いカボコーマ
曲げたときの強さが証明されてません。

角度40度試験においては、81度まで行きました。
曲げても8トンの重さに耐えられる事が判明。

新たな可能性が確認出来ました。

「建築材料となり建物も人を守る財産を守ると
 行った今までにない使命感を持って開発生産に当たって
 いかなければならない」

群馬県富岡市 新しい名所の倉庫のカボコーマを使った
工事は11月から。
来年1月には一般公開されるそうです


まとめ

地震大国日本。
耐震化は欠かすことが出来ない。
工事には手間や費用など大きな負担が伴う。
そこに登場した画期的技術。
耐震コストを減らすだけじゃなくて見た目の美しさも守る
日本だけじゃなくて世界の国を地震から守るかも知れない
今後の技術開発に期待と締めくくられていました



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posted by Fuchs at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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