2018年10月23日

『どうする?ニッポンの電力 再生可能エネルギー知られざる裏側』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 再生可能エネルギーによる発電について
  • 太陽光発電は送電線問題再エネ出力制御実施で苦難
  • 台風発電がやっと動き始めました


台風24号の停電など

静岡県森町…真っ暗な家の中で揺れ動く光。
頭に灯りをつけた女性がいました。

「トイレ行くときもこれを持ってこれが頼り」
サラダを作る

停電

夕食の支度も一苦労。

「今日で4日目」とのこと

突然プツンと切れてそれからずっと。
9/30の台風24号の大停電。
120万戸が停電したそうです。

食事も風呂も蝋燭が頼りになってました。

「電気が無い暮らしがこんなに不便なのかとすごく感じた」
「災害多いから日本。今までは無かったがこれからは
 もっと起こるかも知れない」

9/6の北海道胆振東部地震でも道内の300万戸が停電。
信号も消えて社会が混乱しました。
停電の爪痕は電気復旧後も、

ホームセンターにならぶのは暖房器具。

「一時期無かったから今のうちに買っておかないと」

売れ筋は石油ストーブ(電池式)
コンセントに繋がなくても使えます。
また来るだろうという不安を皆が感じてました。

50台くらいが一瞬でなくなり
70台入ってそれもなくなりつつあるそうです。

うちにはありません! 灯油式だしねぇ…

冬に停電したら死ぬからいいです。

寒さが厳しい北海道これからの季節に停電したら
命に関わります。
想定外の災害で相次ぐ停電。

日本は電力のあり方を変えようとしていた。
再エネを主力電源とする為コス低減の取り組み強化。

そんな風にエネルギー基本計画を建てました。
再生可能エネルギーを主力電源にだそうです。
無理でしょうねぇ。不安定電源ですから…。


再エネ発電賦課金

ぼったくられている料金。

電気料金の10%が取られてます。
再エネから事業者から電力を購入して配電してます。
だから割高で買い取らねばならずその差額分を払ってます。
2012年が国が定めた措置法。
利用者負担が義務づけられました。

火力などの資源を使わず再エネでまかなえるようにする
取り組みのため買取り価格を高く設定してます。

2012年にうち出したエネルギー基本計画。
再エネ発電に再エネ発電賦課金を求められるように。

原発、火力に頼らない取り組みですが。
理想とはかけ離れたことが起きていました


太陽光発電の場合

静岡県磐田市。
茶畑の中に太陽光パネルが設置されていた。
敷き詰められたのは2000枚。
一般家庭300世帯分をまかなえます。

管理しているのはエンブルーという会社
三浦さん(35歳)が社長。

2012年に固定価格買取り制度が出来ました。
誰でも発電した電気を買い取って貰える制度です。

個人の家にも太陽光パネルが浸透しました。

東京千代田区のエンブルー本社
2013年創業で、社員5人。
年商5億円のベンチャーです。

全国40箇所以上で太陽光発電を運営しています。
今年は30以上増やす計画です。

「折角育ち始めた太陽光発電の芽は本番はこれから
 我々みたいな業者が頑張って増やす事が
 日本のエネルギー政策を良い方向に進めるすごく
 大きな役割だと思う」と意気込んでます。

9/25 茨城県筑西市

三浦さんがやってきました。
雑草の先にあったのは資材置き場だった場所。

太陽光に適した土地を探している情報を仕入れる度に
全国へ足を運びます。
着工前から整地されている物凄く良い条件でした。

好条件の土地なのですぐに話がまとまるかと思ったら

「厳しいと思う。通ればラッキー」

太陽光パネルを設置するのは難しいのです。

茨城県系統連携空容量マッピング

全域ピンク色です。これは送電線の空きが無い場所

送電線が使えないと発電してもその電気を送れません。
事業にならないのです。
平らな土地が安く手に入り絶好の条件が揃う茨城県。
その全域がピンクになっていました。

「電力会社以外にはどうにも出来ない世界
 諦めざるを得ないような状態になるのは悔しい」

蓄電でもして何かに使えば良いのでは…?
とか、素人は考えますが。

しかし現場のすぐ側を見ると鉄塔がガンガン建ってます。

福島幹線

福島原発から来ている幹線でした。
立派な物があっても全然使えないのです。

巨大な送電線は福島原発から首都圏へ送る電線です。

使えないのか東京電力本社で聴いて見ます。

管理している東電パワーグリッド

「第1の廃炉があったので福島幹線は容量の空きは十分にある」

空きはあるようなのですが

「再エネ活用出来るように変電所とかそういう物が必要」

設備増強が必要とのことでした。
これに金を払うなら出来るんでしょうけどねぇ。
何でもかんでも東電に押しつけても…とは思います。

太陽光のために使える送電線を増やす計画もありますが。

工期は9年かかる

今は建設の準備を進めているそうです。

後大きな問題も。

認定だけ取って発電をやってないならその分当然送電線の空きがある

認定とは、送電線を使える権利のこと。

認定が増えると送電線が埋まってしまい、いっぱいに
なると受け付けられません。

再エネ用として全国で8524.3万KW分認定されてます
しかし実際は4147.5万KWしか使われてません。

認定を企業がただ抑えているだけで49%使ってないのです。

国に聴いて見ると。

「認定を受けた方が事業を断念すれば再エネ発電を枠を
 振り向けられる」

国として断念して貰うのは?

「事業者に介入して「やめろ」「やれ」は不適切」

これはもっともな話で。
国が介入したら五月蠅いのはマスメディアじゃないですか。
民事不介入でしょう。

発電したい事業者が発電できない実態を知っていたが
何も出来ないと文句言われてもねぇ…。

「空き容量が無いと言われても実際はある」
「しかし民間企業の限界」

三浦さんも悔しそうです。

三浦さんは野村證券出身
この業界は太陽光発電を相談されたのがきっかけ。

最初はビジネスだけを考えていたそうですが。

「民間が頑張らないと原子、火力、再エネの中で火力と
 原子力しかなくなる。
 原子力と火力に依存する姿は何十年も続かない。
 今が正念場。アクセルを踏むべき」

何とか太陽光発電を拡大したいと考えていた

発電しても送電できない


新たな一手

鍵となるのは送電線を使う権利を持つ認定企業を調べ
上げた資料でした。

空きが無いなら権利を持つところから土地を買おう作戦

売却案件があれば検討させて頂けないかと電話攻勢。

「2件ある」
「金額を出して頂ければ…」

当たってみると手応えがありました。

10月上旬
認定を持つ事業者と約束を取り付けました。

送電線がいっぱいだった茨城常陸大宮。
赤い杭の向こうが太陽光予定地でした。
すぐにでも着工できる状態です。

開発業者の人。

認定は取得したが太陽光発電の設備を管理出来ないそう。

「他にも手がけられていると思うので教えて下さい」

自分たちなら上手く太陽光発電を運営できるとアピール

「将来的にも可能性のある物件を保有しているので
 相談させて頂いてチャンスがあれば」

何とか契約の見通しが立ちそうでした。

そんなとき新たなハードルが…

「今来たのかというか正直来てほしいものではない」

九州電力:再エネ出力制御実施の見通し

再エネ発電電気を買い取らず捨てると言う物です。
発電量が多すぎて消費量が崩れて電気が不安定になり
それこそブラックアウトしてしまいます。

なので太陽光を切り捨ててバランスを取るそうです。

「2割制御されたら赤字」

続くとビジネスが成り立たちません。

何故今か…という問題。

九電は原発再稼働がありました。

「絶対そういう影響がある」

今年に入って原発2基を再稼働しました。
合計240万キロワット

電力供給量がアップしました。
そうすれば出力制御の可能性が高まります。

再エネ事業者への逆風でした。

「見通しが建てられないと事業計画立てられない
 来年、再来年続けられるか…」

九州電力に聴いて見た

「原発にかかわらず、九州全体の発電量が需要を上回ってる」
「あらかじめ定められた国のルールで再エネの出力制御を
 行う可能性がある」

日中は太陽光発電が電力の8割となった
こともあった。

と、太陽光が主力となりつつあるのも示しました。

ただ日中とか条件付きですよね。
いつ何時でも安定供給できる用になってから主力電源と
して欲しいなぁと考えちゃいますよね。
夜の発電どうするんだよと…。
発電事業者で蓄電池作ってもらうしか

専門家の話

「九州電力が1基も原発を動かしてなければ出力制御は
 してない。原発が太陽光より上だから閉め出された」

「太陽光発電より原発が優先されている。
 原発は不安定な電源である。
 問題なく運転してても、他社が問題を起こして事故や
 トラブルがあったらどうするのか。
 3.11がいつおこるか分からない。
 3.11前と変わらない発想!!」

別に原発に限らず火力も水力も再エネも全部トラブルは
起こると思いますけど。

地震で厚真の火力発電所止まりましたけど?

台風で太陽光発電パネル飛んでましたけど?

山削って太陽光発電所作って土砂崩れ引き起こしてましたし
(数年前の北海道日高地区)

それいったら全部不安定な電源ですよ…。

だから分散してリスク回避が一番必要で。
何かひとつが悪みたいになるのはおかしいかなぁと。

再エネだけ!とか原発だけ!じゃなくて全部バランス良く
じゃないですかねぇ。

我々は安定して停電しない電力が必要なのです。
ブラックアウトは御免です。
何か1つに拘るのでは無く分散です。分散。

さて九州電力は10/20・21に50万kwから90万kw。
原発1機分の電力を出力制御しました。

「逆風の中で民間企業として工夫と努力でやれる事は
 引き続きやる。
 汗を掻いて知恵を絞れりとりくみたい」と三浦さんが
語っていました


風力発電の場合

太陽光と並ぶ風力
日本では普及してません。

強い風に弱いのです

強風に装われると風車が暴走して壊れます。
日本は台風が多いので不向きでした。

それをうちやぶる技術が開発されていました。

色々な発電

風力、水力、太陽光の他にも。

発電床:床を踏むと発電する

振動圧力で発電する素材
踏むと電気が発生します。
階段に設置しておけば
災害で停電しても灯りをつけられます。

これいいですね。

水中浮遊式海流発電

日本近海には黒潮などがある
装置に海の深い部分に設置が可能。
海面状態に関係無く発電できます。

そして台風

台風の力で発電する風力発電に挑む企業がありました。

7/10 沖縄南城市。
風速30メートル

台風を待っている人がいました。
チャレナジー社長 清水さん

画期的な風力発電の開発をしていました。

垂直軸型マグナス風力発電機

実用化されたら世界初。プロペラがない風力発電。

プロペラのない風力発電機は台風の中でも発電が出来ます

普通は出来ない。プロペラ風車は止めます。
暴走するので風が強いと止めます。

「物凄い風のエネルギーが捨てられる。
 うちのは風が強いときが稼ぎ時になる」

と語るチャレナジー社長清水氏。

ガイアでは2015年から密着。
開発の様子を追っていました。

はい。見たことあります変な発電機。
最大の特徴は回転する円筒です。

円筒が止まっていると風を当てても何も動かない。
円筒を回転させると全体が回り出します。
円筒部分をモーターで回転させ、そこへ風を当てると
自然界の原理で回り出します。

それがマグナス効果

回っている円筒に風が当たると流れる風が早くなります。
逆は円筒の回転に邪魔されて風の流れが遅くなります。
それにより装置全体を回す力が生まれて発電が出来ます

強みはプロペラ風車のように暴走しないこと。
強風の中では円筒回転数を抑えて制御。
弱い風では円筒回転数を上げる制御で。
こうすることでどんな風でも発電できます。

開発したのはキーエンスの元エンジニア清水さん。
福島の原発事故が人生を変えました。

「原発事故が起きるまでは日本には原発が必要だと思ってた」
「資源もないし。あの事故で考え方が変わった
 僕らの世代で何とかしないとダメだと思った。
 次の世代子供の世代になったときに
 原発の後始末を残すのは申し訳ない」
「原発以外の道を少しでも切り開くのが僕ら世代の責務」

マグナス効果を使う発電風車は2013年に特許取得。
そしてキーエンスを退職して会社を起ち上げました。

台風も多く普及も進まない風力発電
風穴を開けたいと考えている

「プロペラ風車の置けない場所における風車を作ったら
 市場を作り出せる。原発もなくせるかも。可能性はある。
 その可能性に賭けたい」

熱く語っていました。

滋賀県の栗本鐵工所
3本の円筒が出来ていました。

量産機に近い試作機を製作。
台風で実証実験することになったのです。

設置まで2ヶ月。部品製造が急ピッチです。
およそ10社の町工場連合で2000部品作ります。

要となる金属板も設計通りぴったり。
ぴったりこないと強度が下がるが大丈夫でした。

「この程度で問題が出たらうちは廃業」と町工場の人。
町工場の技術力が台風発電を支えます。

7月上旬沖縄県石垣島

10kw試作機を建設しました。
5世帯ほどの電力をまかなえます。

設置には1ヶ月かかりました。
あとは台風を待つばかり。

9/28にようやくそのときが来ます。

台風24号冒頭の停電を引き起こした台風

台風シーズン終わりかけ失敗できません。

「当たって砕けろ」

しかし17時…最接近が来る前に実験してたら。
装置が止まってしまいました。

「おかしい何かおかしい」

そして発電装置から鈍い音が…
円筒のカバーが剥がれ本体にぶつかっていました。
最大32mの風速も実験できず。
実験になりません。

翌朝風車をチェックすると破損があちこちに。

「満身創痍ですね」

ボロボロになりました。
しかし25号が発生。同じ経路をたどる予報となりました。

最後のチャンスです。
壊れた円筒は直しました。

しかし装置が止まる原因が分かってませんでした。
なんとか来る直前に見つけます。

「回転数が異常値になっている500回転ぐらいになってる」

1桁ズレてました。

1分当たりの風車の回転数が1箇所510回転が計測。
発電機の電圧を測るモニターを見るとノイズが発生してます
それが安全装置を動かして止めていたのでした。

「回転数がその回転数で回ってるわけじゃない。」

たまに発生するノイズを無視できるようにプログラム修正
暴風雨の中不具合修正していました。

そして何とか間に合います。

21時に実験開始

安定して回っています。

「台風発電できたかも」

台風の中暴走せずに回っていました。
出力を抑えたテストで3000Wを発電しました。

「現状のベストには近づいてる」

次に繋がる流れとなりました。
小さな成果だが大きな一歩。

そして意外な場所から助けを求める声が聞こえてきました。

海外…「フィリピン」でした。
降り立ったのはチャレナジーの清水さん

台風銀座のフィリピン

清水さんの挑戦に国営エネルギー企業が興味を持った
契約への第一歩
試験結果が良ければ購入検討してくれることに。

正式な契約を交わして少しでも早く計画を進めましょう

スピード感を持ってやりましょう

フィリピン側が期待しているのは離島での発電。
来年量産型の発電機を設置して実験することに。

台風からエネルギーを生み出す発想

挑戦は続きます。

清水さん
「今は僕らも10kwで喜んでいるけど電力会社から見たら
 ちりのような電力。
 風力発電で原発を無くそうなんていったら笑われる。
 子供、孫の時代をどうしたいか。
 だからやる価値はある」と語っていました。

でも台風発電だとこれはこれで安定していないような?
どこまで弱い風で発電出来るかですよね。


まとめ

この夏日本各地で停電が起こり電力の大切さを思い知った。
原発は少なくして再エネを主な電源へ拡大する。
それが国の方針だが、取り組みには課題が山積み。

暮らしに欠かせない電力。
身近な問題として目を向ける必要がある
とまとめられていました。

北海道人なので経験しましたけど。
必要なのは「安定した電力」だと思うんです。
再エネ安定しないですからねぇ…。
何度も言うように全て分散です。

そこを何とかして欲しいなぁと願うばかりです。
にしても送電線無いなら発電会社が自分たちで
作ったりとか出来ないんですかねぇ。出来ないのかな。


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posted by Fuchs at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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