2019年01月15日

『あなたのゴミその行方』〜迫る「プラスチック危機」 〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • プラゴミの危機について
  • 受け入れる産廃業者は悲鳴を上げていました
  • スタバの取り組みは中途半端でした


レジ袋の有料化

札幌じゃ当たり前みたいなかんじなのですが。

5円に値上げしたところがあるようです

「損得勘定したら5円は馬鹿馬鹿しい」
「貯めると温泉に行ける!」

と、エコバッグ使う人が増えました。

北摂地域にある114店舗レジ袋有料化されました。
10の自治体が連携したそうです。

何故レジ袋の削減?

その質問を消費者に聴いて見ると

「急に過ぎて分からない」
「本当の理由は地球のこと?」
「分からない」

理由を知らない人が多かったです。

日本では年間450億枚のレジ袋が使用されています。
削減することで、二酸化炭素排出が抑えられるそうです。

1つの理由は地球温暖化防止

そしてもう一つは…

岡山件寄島町
瀬戸内で漁をする大室さん。

ワタリガニや海老が旬なこの時期。
網を引き上げると…
一番多く獲れるのはビニールの破片やプラスチックゴミ。
レジ袋のゴミでした。

「魚よりプラスチックが多いときがある」

風や雨に運ばれ海に流れ込んだ生活ゴミ。

「目に見える物なら清掃は出来る
 海の底にある物は見えないので
 身近で無いのでピンとこないというのが一番の原因」

海の生き物はたまったものではありません。

中央アメリカの沖で撮影されたのは…
ウミガメの鼻に刺さっていたストローでした。

生態調査をしているときに見つかりました。
飲み込んだのが鼻につまってしまったそうです。

3年前痛々しい動画が拡散。
プラスチックの海洋汚染の意識が高まりました。

見てられない…

「ストローなんていらない」と生態調査の人が抜いてました。
血が出てました…

深刻化する海洋汚染に歯止めをと。
外食チェーンではプラスチック製ストロー廃止が加速。


プラスチックから紙へ

衣料品メーカーも買い物袋を紙に変更していきます。

いち早く声を上げたのはスタバでした。

2018年7月
全世界全店舗でプラスチック製ストロー廃止を発表

廃止担当は、燃えていました


プラスチック危機

プラスチックが使われて半世紀。
欠かせない存在になりました。
手軽さからゴミ箱へ捨てられる製品も多いです。

4人家族が出すプラスチックゴミは週に2.5kg。
日本人1人で出す量は年32kg。
世界第2位です。

日本のプラスチックゴミ処理しきれない物は海外へ。
中国へ毎月7万トン輸出量の半分の輸出をしてました。

しかし2017年末中国政府は輸入禁止に踏み切ります。

中国への輸出は2000トンになります。1/35になりました。


ピンチを迎える処理業者

東京の大田区にある東港金属。

産業廃棄物処理業者です。
飲食店やコンビニ工場から出た産廃が持ち込まれます。

プラスチックゴミ排出量は
1980年は226万トンですが2017年には903万トンに。

工場内を見ると…
ラップ、スポンジ、フィルム…
中が発泡スチロールのマネキンなど。

一般系廃プラ(家庭ゴミ)は418万トン。
自治体が処理してます。
それ以外(半分以上)は産廃です。

企業⇒産廃処理業者⇒再生資源としてリサイクル会社に販売
という流れですが。
待ったなしの事態になっていました。

「もう限界。これ以上増えると限界」

東港金属は、従業員146人。売り上げ高74億円の企業

プラスチック廃棄物の処理などをしています。
細かくして異物を取り除きリサイクル資源へ…

現場で指揮を執るのはイラン人工場長の方。
23年前に来日。廃棄物処理一筋で工場長に。

「これほどの状態は初めて」
「本来なら荷物がピット内に収まってる
 廃プラが増えてしまいピットから出っ張ってる」

廃プラの受け入れが許容量をオーバーしていました。

以前の様子…スッキリ。
今はぎっしり。溢れてます。

中国に輸出できなくなってることで量が増えてました。
プラスチックゴミを月200トン中国へ輸出していましたが。
それが出来なくなりました。

中国でも以前は廃プラ使う方が安上がりだったそうで。
受け入れてましたが。

「固形廃棄物とゴミに処理を強化する
 青い空を守る闘いに勝利する」

中国が廃プラスチックの輸入を禁止しました。
2017年12月末でした。

深刻な環境問題が理由です。
プラスチックゴミが大気汚染や水質汚染の原因に。
国民の不満が高まり無視できなくなったのです。

そうすると日本でも出し先がなくなりました。

「入ってきても出るところがない。
 なんとかしないと行けない」

工場長もプラスチックの受け入れを制限することを直訴。

ただ「客からの受け入れを断れない」と社長
「工場側は工場側の努力しないと…」

といっても無理でしょうよ…。

1902年創業。117年の老舗の東港金属。
その4代目社長の福田さん。
外資系ITを経て家業を継ぎました28歳で。

「今は廃プラが来てもどう捌こうなと思ってしまう」
「昔と思ってる事が違ってまた来たのかと思う」

1日大型トラック300台分運ばれてきます。

産業廃棄物処理法では、基準を超えた俳句物の保管を禁止

出荷作業を進めるが…出し先がないのです。

「ギリギリですね。何かあったら基準を超える
 一刻も早く何とかしないと」

1週間後山形県へ向かいます。

「電話では埒があかないので。直接伺って顔を見て」
「こちらの事情も伝えないと」

山形県中山町にある東北クリーン開発
焼却施設でした。
売り先が見つからないプラスチックゴミが焼却処分されます

「今まで売れてお金に換えてたのが
 処理費を払って処理をして貰う
 プラスがマイナスになるのでダブルで利いてくる」

月に850万円程の費用増となりました。
年間1億円の損失です。

「中小企業で1億円の利益が無くなるのは痛い」
「この状態だと事業を継続は出来ない」


ただ背に腹はかえられないので。
プラスチックゴミを保管できないので追加をお願いに。

「少しでも良いので1台でも2台でも増やしてもらいたい」
「可能な限り引き取ってほしい」

そう直訴しますが…

「余力があればハイと言えるが…
 努力するとしか言いようが無い」

「10トン20トンでも助かるので…」
食い下がる社長

するとある場所へと案内されます。

プラスチックゴミの保管倉庫。
ぎっしりつまっていて空きがありません。
1台大型トラック入れると保管基準を超えます。

「キツイとは思っていたが目の当たりにすると…」
「本当にギリギリで回してるのが分かる」
「コレを見ると無理は言えない…」

自身も分かってるからこその惨状でした。

中国輸入禁止を受けて焼却依頼が殺到。
他の施設も同じ状態でした。

人員増やして対応していて人件費もかかります。
結局値上げも要求される事になりました。

「多少上がっても受け入れるしかない
 需給バランスから考えても捨てるところがなくなるので
 ここが正念場」

崖っぷちに立たされた東港金属。
幹部を招集します。

「工場はいっぱい搬入を抑えて貰わないと」
「このまま消費税が上がれば駆け込み需要が出てくる」
「3割アップする。3割も上がったらどこに持って行くのか」

2014年の消費税増税時にはゴミの量も3割アップしたそうで
来年夏には五輪開催。
大量ゴミが出ることが見込まれていました。

会議の後出かける福田社長

顧客の元へ

リステージという会社へ

中古のオフィス家具を買取り販売。
金属やプラスチックを東港金属が引き取ってました。

引き取り料金の値上げを頼みに来たのです。

「金額を見て厳しいとは受けつつも
 OKしなければならないのは分かるんですけど…」

「抵抗感があるじゃ無いですか
 我々も全く同じ事を償却処分場から言われる中で
 感じていた」

見積書に目を落とす社長…年間1500万円のコスト増。

結局これは更に客に負担して貰うしかないのでした。

「考えるのやめようと思う」
「本音は何とかならないかなと言う気持ちは今でもある
 困りましたね」

プラスチックゴミを巡る負の連鎖が始まってました。

ギリギリの交渉が続きます。


鯨からもゴミが

神奈川県由比ヶ浜。
去年8月10mのシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられた

調べたのは国立科学博物館の研究員。
胃の中から発見されたプラスチック片。
固いから消化されずに残った。

「乳のみ子と言うことは母乳しか飲んでいない。
 餌を積極的に食べる時期ではない
 にもかかわらずビニールがあったのは
 海の中のゴミが増えていていることを痛感した」

鯨の研究を長年してきた方がそう説明します

見て欲しいと案内されたのは
鯨の胃の中から見つかったプラスチックゴミ。
23年前のプラスチックゴミでした。

漁網とか、コーヒーフレッシュやゼリーのカップ。
花壇の育苗ポットがありました。

「鯨は主食がイカ。水が入って膨らんだ状態で浮いてると
 餌だと思って食べてしまう」
「物理的にお腹の中に溜まるのでお腹いっぱいだと生物は
 勘違いする。栄養にはならないので身体は衰弱する。
 人間社会が出した物なのでつらい」

20年前から進行していたのでした。
放置していたツケが降りかかります。

東京府中市の東京農工大学

プラスチックの海洋汚染に詳しい先生。

高田教授

簡単な実験をしてくれました。
東京湾のお台場の砂を持ってきて水道水を入れます。
砂は重いので沈むのですが。
プラスチックは水より軽い物があるので浮き上がる。

かなりの数が浮いてきていました。

元はレジ袋ペットボトルの蓋コンビニの弁当箱
海に流れ着いて
紫外線や波の力で劣化して細かくなったそうです。

5mm以下のプラシチックのことはマイクロプラスチック

マイクロプラスチックには化学物質が入ってます。
更には海水中にある有害化学物質。
これがマイクロプラスチックに付着します。
漂ってるのは魚が餌と食べてしまう。
プラスチックは排泄されるが化学物質は魚に残ります。
そして汚染されます。

結局我々に降りかかるのでした。

日本の対策は遅れていると語ります。

荒川の写真はゴミだらけ。

「ペットボトルがリサイクルの優等生と言われているが
 回収率は9割ぐらい」

1割は集められてないそうです。
200億本ぐらい使っているので1割が未回収であると
20億本ぐらい

ポイ捨てを無くすことが大切。
同時に使う量を減らしていかに将来の人類に負の遺産を
残さないか…

ふと、
紫外線で劣化させられるなら
紫外線で処理できないのかな…とか私は考えてましたが


スタバの対策

日本のスタバに外国人の姿が。
ケビン・ジョンソンCEO
3万店舗でプラシチックスとローの廃止を決定。
年間10億本の削減です。

日本のメディアで初めてガイアの独占取材を受けました

「我々の使命は地球環境のために革新的な取り組みを
 すること。日本のアイデアは大歓迎。
 私も彼らに学びたい」

実現に向けて最前線に立つのは林山氏。

「スタバが世界でプラスチックストローを無くす
 宣言は非常の大きなインパクト。
 一歩をどう踏み出すかは非常に責任が重い」

スター・バックス・コーヒー・ジャパン
4000人の従業員。1400店舗展開しています。

様々なストローが集められてました。

「集められる物を集めようと。変わったストローで行くと
 食べられるストローとか」

小麦粉を成形して焼いた物があるようです。

「たくさんの中から選べた方がよりよい選択が出来る。」

脱プラへ向けたスタバの取り組み

ストローの廃止の第一弾は。

直接口につけて飲めるように変える

一部で導入されている物があるそうで。
それを順次投入します。

しかしシャリシャリのドリンクは無理です。

フラペチーノです

「ストロー無し…ちょっと厳しい」とお客さん。

ストローが不可欠なドリンクです。
プラ以外の素材の検討が始まりました。

・紙
・バイオマスプラスチック
・生分解性プラスチック

これらが用意。
紙は、インクの匂いや時間が経つとへにゃったり色落ち。
更にはほどけてきたりと散々。
時間をかけてフラペ飲む客がいると今の品質だとダメ。

バイオマスプラスチックはとうもろこしなど原料。
若干柔らかい感じだそうです。
そこまで大きな欠点は無さそう。

生分解性プラスチックは、既存のストローに一番近い物
微生物によって自然分解されるストローです。

ポイントは物流テスト

輸入するとしたらコンテナの中が高温になる

分解が始まる可能性が

耐水性、保存に優れたプラスチック。
それに変わる素材は難しいようです。

大きなハードルは

代替ストローの価格は従来品の10倍の価格

「高くてもいいから良いことやっていきますだと
 ビジネスとして継続が難しい」

代替ストローは2020年春導入予定で検討は続きます。

他の対策

12月11日仙台市
あることを仕掛けようとしていました。

スタバの店舗で見せて貰ったのはゴミ箱。

「再資源化してリサイクルをする取り組みを進めたい」

プラスチックゴミのリサイクル実験をする事に。
12月24日JFE環境仙台工場。
トラックが到着。
川内市内7店舗から180kgのプラスチックゴミを改修。

しかし大きな壁が

実際のリサイクルに持って行くのは難しい

「汚い…」

「汚れがやっぱりカップ本体は汚れる。
 べったり残るフラペチーノ。
 これではコンベアが汚れてしまう。
 さrない排水処理の負担が大きくなり課題が大きい
 実際のリサイクルに持って行くのは難しい」

あまりに汚すぎるので処理が難しいのでした。

ただ量が少ないので特別に実験してくれる事になります
選別、破砕、洗浄などをしてリサイクル原料へ。

色とりどりの原料ができました。
元の製品の色がそのまま出てます。

「この時点に有価物になる。そう思うと感慨深い」
「捨てられて燃やされるだけではなくて価値のある物
 リサイクルして形あるものに変わるのは良い」

なんてキャーキャーはしゃいでましたが。
いや…今回は特別だって話じゃないですか。
きったないプラスチック加工してくれただけ感謝でしょ
と、ちょっとイラッとしました。
せめて店舗で洗うなりしろよと…。
担当者もイラッとしてたんじゃないかと。

課題は勿論あります

「かすかに甘い匂い」

「クリームの匂いが残る。完全には落としきれない」

「匂いによって成型するときに用途が限られる?」

「使える分野は制限される」

要するに有価物(低品質)でした。

簡単にリサイクルはできないのです。

スタバの店舗のプラスチックゴミのリサイクル実験
どんな物になるのか。

千葉市にあるスタバの物流センターへ。

カップやストローから出来たリサイクルパレット

物流に使う荷台が出来ました。
プラ180kgでパレット5枚となります。
店内への備品へのリサイクルを目指すそうです。

「リサイクルは簡単には進められないと実証実験を
 通じて分かった。
 ゴールとしては明確にここを目指すべきなのは分かった
 難しくても一歩一歩着実に取り組みを進めたい」

そんな風に語ってました。

スタバで使うカップに加工すれば良いじゃないですか?
地産地消です。


東港金属の対策

中国の輸入禁止の影響のプラスチックゴミ。

東港金属は起死回生の一手を打ちます。

12月22日千葉富津市の東港金属千葉工場。

大量のプラゴミがありました。

「作業が回らなくなってきている。
 増えたときにどこまで処理できるのか」

そこで新たに導入した選別ライン。
大半がプラスチックだがアルミやステンレスなどの
金属が残っていることも。
それらを取り除くことで廃プラの純度を上げます。

中国に向いていたときは質が悪くても
向こうで選別するのでそのまま輸出が出来たそうです。

日本では質の悪い廃プラは見向きもされないそうで。

新設した選別ライン(1億5000万円)
特殊センサーが搭載されていて
選別が細かに。
プラゴミが質の高い資源にすれば利用が広がります。

中国の輸入禁止から始まったプラゴミ問題。
大切なことに気づかされたそうです。

「今状況は悪化しつつある
 喉元まで来てて本当に物理的に受けいられない
 ストップになったら一般企業や家庭にも問題が波及する
 当たり前だと思い何の気なしにゴミを捨てて
 片付けられるが止まったら毎日溜まる
 そうなってからでは遅い」

我々も使用量を減らさなくてはというお話でした。
画期的な加工方法があれば良いんですけどねぇ…
あれば儲かると思うんですが。


まとめ

軽くて丈夫安い
あらゆる物に使われたプラスチック
しかし便利さ故にプラスチックに過剰に頼るように
プラゴミという負の遺産
次の世代に残さないためにも意識の変化が必要

と、締めくくられてました

posted by Fuchs at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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