2019年02月26日

シリーズ命の現場が危ない(1)『働き過ぎ…医者を救え』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 医師の過酷労働について
  • とある地方病院の医師は残業2000時間でした…
  • ジョインというシステムで医師を救おうとしてました


医師の過酷労働

2/12 東京豊洲。
有明こどもクリニック

患者でいっぱいのクリニック。この時期はとりわけ混雑。

「インフルエンザが流行っている」

検査…ちょっと痛そうですが。
患者は次々にやってきます。この日は医者2人体勢。

「A型が出ました」

などと次々と診察していきます。

「1日1人で100人前後診る。
 働き過ぎという感覚が麻痺するぐらい働いている」

これは都会の病院だけではありません。

徳島県

医者の庄野さん。総合病院のお医者さん。

電話が鳴ります。

「意識状態とかは?」

電話で呼び出され救急患者の診察開始。

「レントゲン撮るか。脳圧も分かる奴」

と忙しそうです。

「僕の今の生活の殆どが仕事
 それ以外のことを考えた事なかったけどこのままではいかん」

医者の働き過ぎが深刻な問題に。

とある医師
「私の周りで半年で3人の医者が突然死した。
 現場にいて感じる事はもう限界だろう」

命の現場で命を削るのが医者。

医者の夫を亡くした女性は。

「具合が悪くても行かなくてはいけない。
 今日は休んだら8度5分あると言っても行っちゃう。
 「死んじゃうよ」と言っていたら本当に死んだ…」
「生身の人間で何日も得ないで仕事しろと言われたら誰でも…」

そんな過酷な現状があります。


医療過誤の原因

医療過誤の原因としてトップは

疲労による注意力不足(56.4%)

医師、緊急・在宅医療勤務医の残業上限は1860時間。
一般企業の上限720時間の2倍以上と設定されました。

働き方改革から置き去りにされる医師。

なぜか?
ガイアの夜明けの今夜は医者の働き方の問題でした。


東葛病院の土谷医師の1日?

1月7日千葉県流山市。

東葛病院

7:00過ぎに出勤

土谷医師44歳。

内科病棟へ行きます。

「人工透析が必要だと思うのでどうやって話をするか」

入院患者40名を受け持ちます。

9時外来診察開始。患者は午前中で34人

「尿の以上は指摘されてた?」
「健康診断とかで指摘されていた」
「学生時代は無い」

…土谷医師は腎臓の専門医。

「腎炎の病気の可能性があるので、詳しく調べた方が良いと思います」
などと淡々と診察。

13:20に昼食

弁当は妻の手作り

「どうしても普通の弁当を買うと油物が多いので」

15分の昼休みで回診

2時間で10人を診る。
すると電話が…。

「またですか? 15分後なら…」

15:30 外来の応援

患者が多くて応援を頼まれました。
10人を診て別の場所へ。

16:25 若手医師の育成ミーティング
「面倒くさい症例や難しい症例は嫌ってるよね…」など。

19:40 入院患者の家族に説明

3組こなします。
この時点で出勤から14時間。

21:15 当直勤務開始

若手医師がやってきて…

「胸痛があって…採血と心エコーと心電図取って。」

診断に迷っているようです。

「心筋梗塞は無いけどこういうのはドキドキだね…」

若手医師の指導も当直。

高熱の女の子が来たり。
お腹が痛い受験生が来たり

当直から3時間で6人を診察。

土谷医師が医者を目指した理由

小学生から医者を目指していた土谷医師。

「小学生の時に母が関節リウマチになり母も辛かったのか。
 病院に行っても良くならないし。
 小さい頃からいつか医者になって治してねと言われた」

努力の末、東大医学部に合格。
地域医療を担う医者を志しました。

「患者との関係も非常に近いので地域で一緒に生きて行くみたいな医療」

0時 救急車から電話

82歳…
「何の人? 部屋で転んで血まみれ頭切った」

ひとりぐらしの82歳男性が運ばれてきます。
意識があるかチェック。
血を止めてから頭の中が大丈夫かチェック。

傷を手当てしてました。
この後の検査に頭部に異常は無し。
大事に至りませんでした。

手当が終わったとき…また電話が。

病棟へ…入院病棟の看護師からの依頼。
この夜12人の救急患者を受け入れてました。

入院患者の容態もチェックしますが、全て1人。

4時 時間なので交代

仮眠…

3時間後。

7時過ぎ。既に働いてる。

当直があけると日勤が始まります。

腰の骨を折った70代女性
40日の入院を終えて退院へ。
土谷さんが20年診てる患者でした。


14:00 治療方針会議

16:00 人工透析ケア

17:00 若手と勉強会

仕事終了

勤務時間は前日の7:25から翌日の18:28

35時間連続勤務

月に4,5回そういう日があるそうです。
休みは1月は3日だけ(年末年始含む)

残業年間2000時間

単位が違う。桁が違う…

家に帰ると奥さんが。

「疲れてますよね。食事終わって座ってると寝ちゃう」

妻が料理を作って待っていました。

「野菜嫌いで」とか口を滑らせて。
「余計なことは言わなくていい」なんて言われたり。

「だんだんクマが。忙しいと日を追う毎に濃くなっていく…」
 「死なないでね」と思いながら」

すると土谷医師
「危ないかも知れない」
「過労死危ないね」
「年間で計算すると2000時間。
 他の一人よりも2倍残業も大丈夫というのは頂けない」

一般的な会社員の2倍以上の残業。

これが土谷さんの日常

こうした現実に疑問の声

元医者の本田さん(64)

医者を辞めて公演をしていました。

「医師不足は偏っているじゃ無くて絶対数の不足」

OECDに加盟している国の10万人当たりの医者の平均は330人

日本で一番10万人当たりの医師の数が多い徳島でも315人しかいません。

先進国並みに必要となれば医者が10万人不足しているそうです。
今32万人いますが10万人不足しています。

それを聞いた方

「少なかったとは…
 医療費が高いイメージが合ったから医者は儲けてると思っていたけど」
「大変な思いをされてるんだなと」

「過労死基準を超えてる状況で安全な医療は提供出来ない。
 このまま放置して認めてしまうのかと…」
本田さんは語ります。

厚労省は…

医師の健康を守る過重労働を解消するのが第一な重要なテーマ
しかし地域の医療を担っているのも医師。
地域医療と、医師の健康を守ることを両立しなければならない。
この難しい課題にいかに取り組むか…

今の医療を維持するには土谷さんのような働き方を認めるしか無い

そんな回答でした。


厳しい環境

厳しい環境を何とかしようとある挑戦が動き出していました。

「24時間365日急患で呼ばれる。
 お助けグループみたいなのを作れたら」

医者を犠牲になり立つ医療

過酷な病院勤めの医師の医師。

病院に勤める外科医の告白

医者になって家族との時間は取れず、子供に寂しい思いをさせていた
まとまった休みを取って新幹線に乗って旅行に行こうとしていた。
待ちに待った旅行の日。新幹線に乗ろうとしたら携帯が…
患者の様態が急変したと電話がかかってきました。
駅から病院へ直行する事に。

それ以来子供が家族旅行について話さなくなった…


総合病院の精神科医の告白

医者の間では「休暇は海外で」が定説。
海外では帰れないから急な呼び出しは無いからとのこと。

海外旅行に行ったそうです。
観光終わってホテルに行くとフロントでFAXを受領。
受け持つ患者の薬の相談でした。
結局医師は仕事から離れられないと痛感したそうです。


休む時間も確保出来ない医師。
何とかしようという挑戦が始まりました


厳しい環境をITで打破しよう「ジョイン」

東京慈恵会医科大学付属病院

救急患者は1日30人来ます
660人の医師がいる最先端の病院です。

一刻も争う救命現場。医者が手にしているのがスマホ

ジョインというアプリを使っています。

ジョインとは

医療用にセキュリティを高めたLINEみたいな物。

医者が外にいる医者のアドバイスが欲しいとき。
データや診断画像をメッセージで送れます。
受け取った医者からアドバイスなどの返信が来ます。

医者の白石さん4年目の若手。

話がしにくいと救急車で運ばれた男性を診てました。

「血管がつまっていた場合は手術をするので今それを確認する」

検査画像を見ると脳梗塞が見つかります。

白石さんの判断

血管の閉塞も無さそうなので手術の適用では無くSCUで保存的に治療

手術はせず入院治療を選択します。

完全につまると手術するのですが、血管は問題無いと睨んだのです。

しかしジョインに流して確認

先輩の意見を求めます。

「急性期梗塞 SCU保存」と報告

「僕が選んだ治療方針が違ったらアドバイスが来る」

するとアドバイスが届きます。

「閉塞は無さそう。SCU保存加療で問題無さそうです。」

院内にいない先生でも画像が見れるので若手には助かります。
院外の上の先生の相談出来るからです。

このシステムを考案したのは慈恵会医科大学付属病院の脳外科医
村山主任教授

開発きっかけは、ある問題でした。

「24時間365日急患で呼ばれる
 画像を見ることが出来たら違う判断で良いと言うことが結構あった
 ITを使って「お助けグループ」を作れたら良いのではないかと」

画像を見るために病院に駆けつける=長時間残業

そこでITベンチャー「アルム」とタッグを組みました

共同開発の末にジョインが生まれます。

このジョイン。地方にも必要な現場がありました。

徳島市徳島県立中央病院

脳神経外科医の庄野さん

休日の未明に呼び出され緊急手術してました。
その後入院患者を診ていきます
そして13時休日出勤終了。

コンビニ弁当が主食の遅めのランチ。

38歳独身です。
釣り竿が何本もありました。

「釣り好きだけどなかなか行けない。買って並べてるだけ」

休みの日も呼び出されるので釣りにも行けないそうです。

とか話してると電話が。

「今、意識状態は…?」

突然電話で呼び出されます。
ついたのは先ほど出たばかりの病院にとんぼ返り。
頭に異常を訴える患者がやってきました。

診察の結果頭に水が溜まる水頭症と診断。すぐに入院へ。

オンコール

医者が休みの日に呼び出され治療に当たること。
携帯が手放せません。

「オンコール時身体が疲れていても気が張って眠れない」

シャワーのときも携帯が側にあります。

「救急疾患が生きるか死ぬかが結構多い。
 放っておいたら死んでしまう人が僕らが頑張ったら死なない
 救急の態勢は医者の善意に頼る
 僕らが何かを犠牲にしながら成り立つ脆いシステム」

つかの間の休息へ…

2月12日に県立中央病院。

「ジョインというのは医療版のラインのような物」

ジョインの説明会が行われてました。
庄野さんも出席。

「自宅で指示を出して患者を診察しているんですか?」
「夜間救急でそうした事例が多い」
「海外でも使える?」
「全く問題無い」

県立中央病院では年内にジョインを導入するのを決めました。

「病院に来る回数や時間を削減出来れば
 自分たちの体調を保つことにも繋がる。
 是非使いたい」

徳島県牟岐町徳島県立海部病院

徳島県は人口当たりの医者数が日本一多い県です。

しかし海部病院は大きな危機が訪れました。
土曜日に救急患者を受け入れられなくなったのです。

外部医師が減少。そして病院の医者が過労で倒れてしまったのです

「土曜日が止まると言うことは土曜日には怪我したら行けません
 住民には安心安全がもたらされない。これはいかんと」

住民も危惧したようです。

そして1年前からジョインを導入。

2月11日

当直は花田医師28際 3年目。
1人で夜中の救急患者を受け入れてました。

20時 87歳が運ばれてきた。一応意識はある方。
部屋で倒れているのを家族が発見。
体温が30度未満という低体温。

「しんどい?」

倒れた原因を調べるために全身検査します。
CTをチェックをしますが、内科医で頭部の病気は専門外。
頭部CTを診ても確信が持てない

「頭の画像をジョインで飛ばして貰えますか」

CTをアップして文章で説明します。

海部病院の脳神経外科医影治さん

ジョインが届きます。
画面には花田さんからのメッセージ。

「画像から異常は読み取れますか?」
「CTには異常なし、頭部に問題なし」と返信してました。

「自宅でも使えるし安心して治療が出来る。
 病院に行く必要は無い当直の先生に任せて管理して貰える」

その方は内科入院となりました。
頭以外を詳しく調べるために入院です。

「体温が30.5度なので入院した方が良いと思います。」

翌日…ジョインの導入を決めた県立中央病院の人が視察。

「大きな動画は送ると時間がかかる。画像の規格は決められている?」

「全部じゃ無くて救急である程度の判断が出来る情報に限って
 送るのが良いのでは」

などと情報交換してました。

徳島県では複数の病院をジョインで結ぶ計画

より多数の医師が結ばれれば過酷な現場も変えられるかもしれません。

「出て行く回数は少なくなる。
 帰って自分の時間を過ごす明日に備えるのも良し。
 休む、趣味に時間を生かすそういう働き方が出来る」

と、医師も期待してました


まとめ

過酷な医療現場。
限界を超えて働く医者が大変か初めて分かった。
このままでは健康や命を脅かし大きな危機に。
そうならないために医療現場でも改革の動き。
医者達に何が必要か私たちも知っておくことが大切。
と、締めくくられてました



posted by Fuchs at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/185624937
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック