2019年04月23日

16年後の新入社員『さらば平成君は夜明けを見たか第5弾』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 伊藤忠商事の16年前の新入社員に密着
  • 出世頭の鈴木さんの大勝負は面白かったです
  • 宮本さんは…大丈夫か不安になりました


東京青山にある伊藤忠

東京・青山
お昼時コンビニへ向かう男性。鈴木さん。

手に取ったおにぎりの表示を見つめてました。
食料品ばかりに手を伸ばします。

「どこの工場が作ってるかなとか」

沢山買い込んでます。

鈴木さんは伊藤忠商事社員。

8階にある食品を扱う部署に所属しています。
買って来た殆どは新商品でした。

水産部に所属していて、コンビニは大事な取引先
その原料を調達している人です。

「毎日(コンビニの)何かしらは食べている」

水産品の大半を扱う鈴木課長代行でした。


どん底だった伊藤忠

1999年。「3950億円という巨額損失を…」
当時のトップが語っていました。

その時期にガイアは伊藤忠の新入社員に密着してました

伊藤忠はバブルの後処理に苦しんでいた時期。
就職氷河期の時期

鈴木さんは千葉出身上智大卒。

配属されたのは水産部。
1年目は工場での下働きでした。

知らないことだらけです。


「トンといっても何種類かある。これに載ってたろ」
「何種類ある?」

なぞのワードで困惑。

「今のままだとだと完全に落第」と上司に言われます。

世界中を飛ぶ商社マンのはずがエビと格闘する日々。
あれから16年部下を持つようになってました。

「ファミマから見てどう言う提案が刺さりやすいか」

大勝負に出ようとしていました。


女性の厳しさ

16年前エネルギー貿易部に配属された女性。
慶応大卒の田中さん。部で初めての女性総合職です。

「商社に入って大きな仕事をしたいと思っていた」
「それが快感になって仕事が楽しくなる」

商社で働く女性の先駆けとして走り続けてきました
産休育休を経て職場復帰したが…。

「同期の中でキャリアが遅れている」
「今まで通り普通に仕事をするのは難しい」

仕事と育児…岐路に立たされていました。


若干出遅れ…

IT関連部署に配属された一橋大卒の宮本さん。

「決算書までつけてくれないと分からない。損失じゃん」

失敗ばかりの毎日でした。

そんな宮本さんは次世代のビジネスを仕掛けていました
「大きくしていく覚悟はあるか?」
「それを望んで投資をしているから」

上司を説得して大きな賭に出てました。

「自分が手を引くと会社にとって損失じゃないか」
「儲からない訳がない」


どん底から這い上がった伊藤忠

若者が働いてみたい会社

1位:伊藤忠商事
2位:味の素
3位:JTB
4位:オリエンタルランド

何故人気なのか? 何故伊藤忠商事?

新入社員に聴いて見ました

「働き方も入社を決意したひとつ」
「脱スーツデー、朝型勤務など他社に率先して
 働き方を変えていて魅力のひとつ」
「身近な物を置く扱っている商社」
「身近な物で世の中を支える仕事がしたい」

そんな意見がありました。

世界でも例が無い総合商社という業態。

三菱商事、三井物産、住友商事の旧財閥御三家。
そして丸紅、伊藤忠。

これが5大商社

伊藤忠は、2015年度初めて商社No1に。
そこから2018年度5000億円の純利益を目指す
という飛ぶ鳥を落とす勢い。

そんな伊藤忠にガイアが密着。
さらば平成シリーズ最終回。
16年前の伊藤忠新入社員

失われた30年を経て何故会社は躍進しているのか。
知られざるドラマがありました


水産部門の鈴木さんの場合

東京豊洲市場 午前4時
マグロの競りも始まらない早朝。

月3回やってくる伊藤忠の鈴木課長代行(39歳)
目的は大量に仕入れたアジのチェック

「1枚200円くらい末端でいいとこいったら598円とか」

自信を持って買い付けたアジ

商社はどうやって儲けるのか

アジの場合は韓国から大量に仕入れて日本業者へ。
それは加工され海外へも行きます。
その仲介料を稼ぐのです。

9時。伊藤忠本社ビル(青山)
会社全体の4割稼ぐ食料部門。

鈴木さんはほぼ全ての水産品を取り扱い。
大手スーパーなど数十社と取引。

「400万尾、800万尾」
「1発目の1000ケースを渡してもいい?」

スケールのでかい話が出て来てました。

2003年…

「鈴木君はエビを担当して貰う」

最初の仕事はエビの全てを知り尽くすこと。

「鮮度の良い奴は透明感がある」
「エビにとって一番固いところ。
 そこが柔らかいとダメ」

新人には徹底的にひとつの物を学ばせるのがポイント。

今や後輩の指導をする立場になってました。
同じ事を教えていました。

「物を見るのは大事」

鈴木さんがかつて通った道をしっかり伝えてました。


伊藤忠を束ねる経営トップ

グループの従業員数10万人

トップに立つのは岡藤正広会長CEO
繊維出身。

最高経営会議(HMC)

「建て替えの方針決議をいただきたい」
「純利5000億という規模。
 新しいビルに建て替えるのは良いタイミング」

最高益を見込む今7年かけて本社を建て替える決議が
行われていました。

そして建て替えは正式に決定しますが。

岡藤会長は釘を刺します

「7年で伊藤忠の業績がどうなっているか
 7年って非常に長い。よく考えないとね。
 今良いからと言って7年どないなってるか」

とても慎重な発言でした。

真意は?

「山高ければ谷深し」
「登るときは時間かかるが降りるときはあっという間
 現状維持じゃ無くて今日よりも明日。
 明日よりも明後日。
 一歩でも成長していく。
 それが出来ないとき商社は潰れる」

総合商社は石油売買、油田開発など資源ビジネスで
巨額利益を上げてきました。

しかし国際情勢に左右されるので、大きな損失も。

「オールドエコノミーの積み重ねでここまで来た」
「これ以上伸びるためには今の延長じゃ駄目
 非資源No1という目標を打ち出した」

伊藤忠は他社に先駆け、資源ビジネスを転換。
コンビニやらファッションブランドなど非資源に投資

グループに300社を持つ規模になりました。
総売上5兆5000億円に達してます

その中核が、24000店展開のファミマです。


鈴木さんの大勝負

今日もそのファミマに鈴木さん。
ファミマで商品が売れれば伊藤忠の利益にはなります

次々に食料品購入…。

そのままオフィスへじゃなく。
次に向かったのはセブンイレブン。
ここでも大量に食料品購入。

そして水産課メンバーに招集かけます。
会議室にはコンビニ商品がずらっと。

「ファミマから見て、どう言う提案が刺さりやすいか
 話したい」

近々ファミマとの大きな商談がありました。
ライバルの新商品から提案のヒントを探ることに。

「ライバルは水産品だけじゃ無い」
「幕の内のコロッケを水産品に置き換えても良い」

試食を続けるメンバー…

そこでひらめく鈴木さん。

「白身魚フライは1ページ追加しておいて」
「ベトナムの工場では白身から魚卵まで全て出来る」
「そのメリットを提案したい」

4年ベトナムに駐在していた鈴木さん。
白身魚を提案できる最新鋭の工場を知っていたのでした

2週間後のファミマへの提案

鈴木さんが狙うのはレジ横コーナー

コンビニ各社がしのぎを削る激戦区。
並んでいるのは肉系ばかりですが…

「ファミチキみたいな、ファミマの代名詞の商品に
 白身魚フライを提案したいなと」

累計12億個のファミチキ。
ここに白身魚フライを置けるのか

キャリアの集大成として白身魚フライで勝負に出ます


ベトナムホーチミン

最新設備の水産加工場に鈴木さんの姿が。
そこで大理石みたいな塊を取り出しました。

ファミマ向けの白身魚フライを試作してました。

「管理レベルが高くないと提案できない」

ベトナムはTPPに加盟。
食料品などの関税がゼロになりました

大理石みたいな塊は冷凍したスケトウダラ

3枚おろしにした鱈を冷凍して固めてました。
アメリカの現地で採れたての物らしいです。

「白身魚は水分多いので解凍すると味が飛ぶ」

鱈はアメリカ太平洋沖で捌いて冷凍してベトナムへ。
加工ポイントはスピードと衣の付け方です。
凍ったまま衣をつけてました。
後は店で揚げるのと同じ要領で白身魚フライを作ります
イメージ通りの味か?

「魚が美味しい。みずみずしくて美味しい」

他の人も
「フィッシュフライ美味しいね」

この後も6時間作業をチェック。

「泥臭い現場の中に僕らのビジネスがある」
「そういう所を理解してないと提案に結びつけられない」

いよいよ提案へ

港区のファミマ本社ビルで白身魚フライの提案へ。
ファミマの担当者がお出迎え。

ここには連日ライバルの商社からも売り込みがあるそうで。

1年前ファミマは伊藤忠の子会社になったが妥協は無く
なぁなぁでは無いようです。

「白身魚フライをベトナムで加工すれば関税が10%撤廃」
「中国と比べメリットが?」
「試作してますがメリットは出てくると思います」

そんな鈴木さんの提案に…

1人のファミマの担当者が
「やってみたい」

他の担当者も…
「サンプル見て問題なければ価格と品質を見て
 検討を始めるのは有り」

まずは第一関門を突破となりました。

ファミマに白身魚フライが並ぶ日も近い?
並んでたっけ。ファミマ行かないからなぁ…


田中さんの場合

伊藤忠商事エネルギー化学品カンパニー。

海外の石油天然ガスを売り買いしてる部門。
この部署で働く女性社員
田中さん(38)
長年大きなプロジェクトに関わってます。

訪問したのはサハリン石油ガス開発
極東ロシアで開発している会社です。
伊藤忠は24年前から出資。

「最新のプロジェクトの状況とか・・・。」
「プロジェクトは生産開始して14年15年。
 順調にいっている」

サハリンの油田天然ガスの採掘事業を担当してます

北海道の北のサハリン。
日本の原油の6%を供給している

原油ビジネスは世界情勢に左右されます。

「中重質はサウジの減産、ベネズエラやイラン問題で…」
「ただ軽質は落ちてきているので心配している」

最近原油価格上がってますけどねぇ
5月2日からイラン禁輸となるので…

僅かな価格変動でも大きな損失になるプロジェクト。
価格変動には敏感です。

田中さんは入社当初から資源部門に配属。
父親も商社マン。

父は反対しなかった?

「大変になるぞといわれた。泥臭い仕事が多いから。
 我慢強くやっていかないとやっていけないと
 毎日言われていた」

部で初めての女性総合職。

「夢は世界を相手に大きな仕事をすること」

入社1年目から新嘉坡出張がありました。
伊藤忠の女性社員として前例が無い道を歩きました。

入社5年目。
伊藤忠初の女性石油トレーダーに。
そして1期上の先輩と結婚して家庭を持ちます。

午前5時。
この時間に夕食の準備まで全て終わらせてました。

起きてきたのは5歳と3歳の子。
2回の産休育休を経て復帰したそうです。

「オフィスに座るのが一番ホッとする」

夫の加藤さんも同じフロアで働いてます

「起きてから寝るまでずっと突っ走ってる感じ」
「寝るときの寝落ちの早さがすごい」

「子供と一緒に寝る」

子供を毎朝保育園に送り届けるのは田中さんです。

そして9時出社。
朝型勤務を勧める伊藤忠です。他の社員は仕事中です。

そして課長とキャリア面談が始まりました。
そこにまで密着…

今後の働き方について話し合います。

「今後どうしていくかなんだけど
 産休と育休で合計3年7ヶ月。
 連続してブランクがあった
 言って見れば同期の中で遅れてる」
と、上司。

「自分で時間をコントロールするのが昔ほど
 自由じゃない
 出張も明日すぐ行けと言われても行けない。
 自分としても行きたい気持ちはあるが
 行けないのが歯がゆい」

そんな田中さんに上司は…

「職能部門(経理や総務)は?
 職能は9時〜5時で時間も読めて出張も無い。
 お母さんに適してるみたいな考え方が合って
 そういう人が多い」

転属を勧めてくれました。
優しさと見るかなんと見るか…


育児と仕事の両立の田中さん

決断の時が迫っていた

とある日…夫が帰宅します。

最近夫婦で話し合い妻が出られるよう夫がサポート

「分担するようにしている家事は」
「出来る事は限られてるけど」

…いや。家事分担は当たり前でしょ。
それをいままでやってなかったのがすごい。

田中さん。
子供を保育園に預けて出社。

何度も目を通していたのは重要書類でした。
後輩と共同で作成しているサハリン関連報告書

最終チェックします。

「ここ削除して代わりに結論が分かるように…」
「こういう事が出来ると思う出来ますとか」

19時

子供の迎えを夫に任せて定時に帰らず仕事。

「ママは僕たち私たちがいたから仕事を辞めたとか
 思って欲しくない。
 ママは忙しいけど楽しそう
 会社行くの楽しいんだ
 とか仕事って面白いんだと子供に思って貰いたい」

良いんだか悪いんだかですけど。
今の仕事を続けることを決めたようでした。


年頭挨拶

1月4日全社員に向けた年頭挨拶。

社長に就任した、鈴木社長COOが挨拶。

「2019年は商いの次世代化へ向けた重要な1年」

商いの次世代化とは?

「次の世界を自分なりに思い描く。
 今のままのやり方をしないで
 自分の仕事は、5年10年後どうするか仮説を立てろ」

そんな社長が期待をかける部署がありました


宮本さんの場合

情報産業ビジネス部

そこに宮本さんがいます。

担当は、ITビジネス。
ベンチャーとの付き合いも多くて打ち合わせでは
横文字(カタカナ)が飛び交います。

それを指摘されると。
「マジッすか?イキってるみたいでかっこ悪い
 ただITってそんな感じになりがち」

そうですかねぇ…そうでも無いですが。

ITからスタートした宮本さんですが失敗ばかり。
その後…様々な部署を転々
出向も経験

同期達が海外で活躍する姿に…

「ああなりたいな。うらやましいと思った」
「今度こそという気持ちもあった。
 自分の経験とネットワーク使うとしたら
 ITとヘルスケア。
 そこが一番役に立てるし利益も作っていける」

そして2年前ITビジネスに戻った宮本さん。
特異の医療分野を生かして。

医療系のIT企業に投資しました

ホワイトクロス

歯科医医院向けの求人サイト運営

歯科医衛生士の人材不足が大きな問題に。
人が集まらず廃業するところも。
歯科医院の魅力を発信できれば人材不足を解消
出来ると考えたそうです。

「3兆円のマーケットがあり70万人いる。
 これがベストだというサービスが未だに無いのは
 日本でもレア」

なんか結構リスキーな気がしますが。

上司も…

「この会社経営して大きくしていく覚悟はある?」

厳しい言葉を。失敗は許されません。

投資して2ヶ月。
投資に反対していた上司に呼ばれました。

「ホワイトクロスの医師会員は何人?」
「1万超して月1000人弱で増えている。

「シェアを上げていかないと行けない。
 それを望んで投資している。
 自分が飛び込んで同じ業界の人と同じ釜の飯食って
 この会社を経営していく大きくする覚悟はある?」

「投資する前から覚悟してます」

「じゃぁチャレンジして見ろ」

ゴーサインを出したのはなぜ?

「彼はしっかりこの分野を勉強して今儲かっての無いの はこの業界が効率化できる余地があるからだと
 最終的には彼の情熱この案件に対する意気込み
 そこがやっぱり決め手になった」

どうしたら魅力的なサイトに出来るのか

宮本さんが訪ねたのは、営業時間終わった歯科医院
サイトの要望を聞きに来たのでした。

「歯科衛生士や歯科助士の採りづらさはある?」

「ある。女性が8割の医院なので気にするのが
 輪に入れるかどうか

「どこで雰囲気を感じとるか。ブログか
 人間味が表現された求人サイトに期待してる」

利用者の意見をどう形にするのか

10日後…
宮本さんが向かったのはホワイトクロス

歯科医が集まって起ち上げたベンチャーだそうです。

宮本さんはある提案をします。

求人ページに動画を加えて職場の雰囲気を伝える

実際に働いている歯科衛生士も登場して
見る事ができます。

「何か相談したいときはホワイトクロス。
 人材も教育も全部ケアできるというイメージが付く」
「それになるべく早く近づく事重要」

利用者を獲得できるかのチャレンジは続くようです。

って、なんかかなり当たり前の話で。
一世代前の話のような…


2003年入社の同期会

3月5日
2003年入社の同期会。

密着した3人も集まりました。

「宮本君は明るいけど苦労してると思う」
「部署色々変わって…」

平成時代を戦い抜いた3人

「みんな辞めないね」
「全然辞めない。みなしがみついてる」

就職氷河期世代はたくましかったです。

私も同世代ですけど落ちこぼれなので…


今年の新入社員へ

4月1日伊藤忠入社式
新入社員127人

「新元号元年入社の記念でもある」と社長。

16年前の自分と同じ新人達へ向けて

鈴木さん
「自分がやってることや進んでる道が正しいのかなと
 思うときが何回かあった
 今思えば必要だったことで。
 やっぱり間違っていないから頑張れと」

宮本さん
「失敗しちゃうときもあったけど
 リカバリーして成功してそういう経験は面白い
 そういう経験が待ってるので迷わずしっかりと」

田中さん
「今のまま頑張って前に突き進めば道は切り開けるよと」

我慢弱いですからねぇ…今の若者。
どれだけ堪え忍べるかが重要です。


posted by Fuchs at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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