2019年12月04日

『追跡!マグロ激減の謎』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。


今日のガイアを3行で

  • マグロが獲れない話題について
  • 6月から7月の産卵期マグロを巻き網で大量捕獲してました
  • 水産庁が使えないことが分かりました


マグロのお店で

横浜市。
客で賑わうお店がありました。
「まぐろ問屋三浦三崎港」

まぐろ問屋が経営する店です。
自慢のまぐろが並びます。
月に1度行われる解体ショー
客の目の前で捌きます

早速握りに…2貫616円とかべらぼうな価格。

「まぐろの王様。寿司の王様。クロマグロは絶対」

マグロは大人気でした。

縄文時代からまぐろを食べていた日本人。
寿司で食べるようになったのは江戸時代から。

東京銀座・数寄屋橋

地下街にある日本一有名な寿司の名店

すきやばし次郎

2014年4月オバマ大統領をもてなしました

主人は小野二郎さん(94歳)

あまりの評判で客が殺到。
電話予約を受け付けていない程に。
そのせいでミシュランから選考外にされたほど。

お任せは1人前4万円〜。マグロが主役です。

二郎さんはアメリカのドキュメンタリーにも取り上げられた
伝説の職人

ところが最近まぐろを握る表情がさえません。

「昔は脂がのって柔らかな身があって味が良かった
 今はそういうまぐろが非常に少ない。
 3ヶ月に一本ぐらいの割合じゃないか。
 これはいいなというのは」

すきやばし次郎でも納得出来るまぐろが手に入らないのです

「これからもっと苦労すると思うまだまだ少なくなる」

豊洲市場

まぐろ仲買人の藤田さん。
二郎さんが絶大な信頼を寄せるマグロの目利き。

藤田さんも異変を感じていた

「量は物凄く減っている
 それは間違い無い
 何が影響しているかは分からない」

ガイアの徹底取材400日
全国を徹底取材しました。

知られざる時実態が

1月5日

新春恒例マグロの初競りを制したのは、すしざんまいの木村社長

史上最高値3億3360万円のマグロ。
リーダーが狙ってましたね。

大間産クロマグロです。

下北半島の突端にある大間町。
マグロの一本釣りで有名

2018年11月中旬 マグロ漁の最盛期

漁師の泉さん 66歳
マグロ一筋40年の人。

秋刀魚を付けて海へ針を流しますが…当たりが来ません

泉さんの漁は一本釣り漁マグロとの一対一の勝負。
泉さん2ヶ月まぐろを釣っていないのでした。

「最近マグロの群れが見えない」
「昔は水面を泳ぐまぐろを見ながら餌をやった。
 それくらいマグロがいた
 今は水面のマグロを見ることはない」

ここ数年まぐろの群れが激減。

その為より高性能な探知機に切り替えました。

消費税込み450万円

「この年でこんな借金をするとは思って無かった」

漁の開始から10時間

結構集結してるところを見つけました。
ついに魚影を捉えたのです。

撒き餌もして勝負!

しかし…

「もうやめるか…。異常だな
 朝からこの時間まであの群れ一つしか見つからない
 1日かかって この繰り返しだよ」

その日40隻でマグロ4本しか上がりませんでした。

大間のまぐろ水揚げ量 2018年比6割減

漁協の組合長も参っていました。

「今年のために新造船や中古船を買って何千万円も
 借り入れして船は出来たまぐろは獲れない。
 漁師達は泣いている」

クロマグロはどうやって捕ってる?

一本釣り漁

一本の釣り糸で釣ります
まぐろ釣りに奮闘する漁師さん達の漁法。

はえ縄漁

枝のように針を付けて海に放つ同時に複数のまぐろを捕る

2つの漁法は伝統的な取り方


まき網漁

網で囲い込んで取る漁法。ごっそり獲ります。
クロマグロも巻き網で捕られていました。

太平洋クロマグロ資源量は乱獲で激減。

1995年 6.7万トンだったのですが
2016年 2.1万トンになりました。

水産庁は罰則付きの漁獲規制を儲けます。

漁法ごとに枠を設定しました。

30kg以上の漁獲枠。
一本釣り漁と延縄漁は1475トン

巻き網は3153トン割り当てたのです。

資源量が減ってきたクロマグロ。
漁獲量それを巡って問題が勃発していました。


漁獲枠問題

2018年12月上旬 津軽海峡

大間の一本釣り漁師泉さん
3ヶ月間マグロが釣れていませんでした。

その夜、泉さんに付いていくと……とある民家へ。

正月に向けてマグロ漁終盤戦。

大間の漁師達は、値が跳ね上がるこの時期豊漁祈願してました
恵比寿様に

3ヶ月見放されている泉さん…最後の神頼み。

酒の席で話題になることが

「巻き網は一網打尽に出来るから。
 大量に取るまき網は。
 いくらでも取れる漁業はもっと制限するべき」

「まき網に与えられた漁獲枠が多すぎる」

一本釣り漁師で有名な熊谷さん。大間一です。

「我々は1ヶ月に1本か2本のまぐろを大事に丁寧に
 1本のマグロに敬意を持って獲っている。
 巻き網船に比べたら笑われるかも知れないけど。
 そうやって30年も生きてきた」

7月上旬 鳥取 境港

まき網船の一大基地。
クロマグロが水揚げされていた

競り場に並んだのは600本。巻き網船が獲ってきたのです。

巻き網船は数十トンのマグロを獲るそうです。

それも6月から7月に集中


東京海洋大学の勝川准教授

「まき網の水揚げの殆どが6月前後に集中する
 卵を産みに来たまぐろの群れをずっと追跡する
 まぐろが卵を産むため浮かび上がってきた所を獲る」

うっわ。そんな最低なことしてたのか。
境港酷いな…そりゃ減るよねぇ。マグロ。

日本海で撮影したクロマグロが産卵するために集まってる映像
が流れてましたが綺麗ですねぇ。

マグロ普段は泳ぐスピードが速いが産卵期はゆっくりと泳ぐため
巻き網船でも獲れるそうです。

暖流にのって日本近海へきたクロマグロ。

東シナ海や日本海で産卵。
その後餌を追いかけて秋から冬にかけて大間で獲れるように。

境港に水揚げされるのは産卵期のマグロ

7月上旬 境港

県の職員に案内されて漁港を取材。
建物の中である作業が行われていました。

しかしカメラを隠そうとしました。

「ここの映像は使われますか」

「マグロの卵巣をどうしているかとかそういう批判が凄く多い
 イメージダウンというか…」

分かってるのかと突っ込み入れたくなりました

テレ東は10年前の映像を手に入れました。

まぐろの腹から内臓を取り出してました。
丸丸とした卵巣…まぐろの卵です。

捨てるそうです。というか養殖の魚の餌にしているそうで。

あれから大量のマグロが生まれるはずなのに。
捨てられてました。酷いなぁ…
それで獲れない獲れないって馬鹿馬鹿しい…。

産卵期のまぐろを捕っても影響はないのか?

水産庁に聴いて見ました。

「クロマグロ1匹から5000万から1億の卵が生まれる
 環境条件が良いとずっと生き残る。
 一定以上の親が増えようが関係無い」

何が大丈夫なんだろう。減ってるのに。
水産庁も怪しいなぁ…こうなると。

漁獲枠を守ればマグロの数が倍に増えると予測してるそうな。

6月13日豊洲市場

クロマグロがずらりと並びます。
入荷したのは122本。

半数以上がまき網船が取った境港のマグロ

多くが25kgから30kgの小型ばかりです。

競りが始まりますが、仲買人の反応は今ひとつ。
中々買いが入りません。

すきやばし次郎にまぐろをおろした藤田さん

「今日は買ってない。腹が薄くて。
 腹の形を見れば卵が腹にあったのは分かる。
 とにかく腹が薄い。
 栄養分が卵に行っている」

マグロの半分が競り落とされずに残りました。
これらはスーパーや回転寿司に買い取られる

毎年6月から7月鳥取県産のマグロが並びます。
スーパーに並んでる天然生マグロ。

この時期だけ比較的安く買えるのです

要するに産卵期に乱獲して仲買人も手を出さないマグロ。
それのおこぼれを我々庶民が安いなぁと買っていたと。

そんな仕組みだったのか…酷いもんだ。

仲買人の人
「こういう時がないと国産の本マグロは高価
 一般の家庭で食べる価格ではない
 それがこの時期だけは食べられる
 絶対に悪いとは思っていない取り過ぎなだけで…」

取り過ぎは悪いじゃないかと。

6月3日 全国沿岸漁民フォーラム

延縄や一本釣り漁の漁師が集まってました。

「延縄入れてもまぐろが食わない…」

巻き網シーズンのさなか、漁獲枠の見直しを求めて上京。
一本釣り漁の泉さんも

「漁民が連携を取って絆を深める事が重要
 思いはみんな一つだと思うので」

その後漁師達は、巻き網船の操業企業を訪問しました。

マルハニチロ

日本水産

この2社が獲りまくってるのか…
面会を許されたのは代表者1人

20分後漁師が帰ってきた

この場では何もお答え出来ませんといわれた」

「産卵期のマグロを獲るのかという話をしたが
 回答としては国が示す根拠に基づいてきちっと規制を
 守ってやっている。それしか答えられないと」

番組でも大手二社に取材を申し込むとメールで返信。

マルハニチロ

「巻き網漁業者の漁獲上限を厳密に遵守」

日本水産

「クロマグロ漁業に発言した場合 各方面への様々な影響が
 想定されるから取材は受けられない」


水産庁

「漁民一同からです」

漁獲枠の見直しを訴えていました。

水産庁はマグロ漁師の声をどう受け止めているか

「色々な事を言う人がいて皆さん当然自分の利益を考える
 違う意見がある中でどうやって調整して行くかは難しいが
 そういう声を我々も承知しているし何が出来るか考える」

要するに何も考えて無いと言うことか…

東京海洋大学の勝川さんは

別の視点から考えていました。

伝統的な漁法を守るという
国際的な取り決めは沢山あるそうです。

WCPFC第5条
伝統漁法が生活する漁師達の利益に配慮すること

「一本釣り漁などの小規模伝統的な漁法
 こういう人たちがマグロで生活できない状況になる
 こういう人たちに漁獲枠を配分する
 彼らが取り切れなければ大型にも枠を作って良い
 優先すべき順番がある」

これは全くごもっともですよねぇ。


マグロが捨てられている

巻き網船の乗組員の告白がまた凄かった。

数が減り危機的状況のマグロ。
巻き網船の漁獲枠は年間3153トン

取材を進める中、Aさんと出会いました。

元まき網船の乗組員(大型)

「巻き網船に乗ってるとき、大量に魚を捨てるのを見ていた
 それはダメだろうと思って」

Aさんが見せてくれたのは真っ白のマグロの写真。

「1000本取れば40〜50本は死んでる」
「マグロ取る度こういう状態に必ずなる」
「白くなって死んだ魚は売り物にならないので
 食べる事も無いので捨てる」

一度に大量に獲るので網の下で傷ついたり圧死したマグロ

それらを捨てている実態があるそうです。

「自分たちの土産にトロの部分だけを取ってそのまま海に捨てててた」
「売り物になるマグロ?」
「はい」
「今はやってない?」
「今も変わらずやってると思う」
「捨てたマグロは漁獲量としてカウントしてない?」
「してない。ごまかせる」

「沿岸の漁師達は1本1本釣ってるから面白く無いと思う」

漁獲枠が厳格に守られていない実態がありました


水産庁はこうしたことを把握している?

「私に知る限り無い。巻き網が投棄しているそういう情報が
 出れば、未報告になる。
 獲って死んで投棄した報告しなかったという事なら当然
 しかるべき対処をする」

要するに調査しないし情報が出れば何かするよと

何もしないと言うことでした。

水産庁が使えなさすぎる

水産庁どうにかしろよ…既得権益の塊かよ…


地中海のマグロの復活

スペインバルセロナ
人気レストランで開かれていたのはマグロの解体ショー

地中海クロマグロも乱獲で絶滅の危機でした。

しかし急回復していました10年ぐらいで

「以前は食べられないときがあったけど
 またマグロを楽しめるようになった」

人気はまぐろのにぎり。

美食の街バルセロナでは

中トロのカルパッチョ
レアに焼いた赤身のステーキ。
スペイン風のまぐろ料理が舌を唸らせてました。

「マグロ大好き。赤身なら焼いた方が好き
 トロなら断然刺身」

地中海の港町
ラメトラ・デ・マール

マグロ漁の一大拠点

スペインのマグロ漁の会社のペレ社長。

「マグロの漁のシーズンがはじまるよ!」

5/25から1ヶ月のマグロ漁シーズン開始。

この会社でも巻き網船

産卵期のマグロを狙いますが日本とはやり方が違います

群れを見つけたら大きな網で囲います。

「まぐろを獲ってもすぐに水揚げはしない。
 生きたまま港の近くまで移動させる」

小さな移動型いけすがやってきて。
網に穴を開けて移し替えます。

いけすに移動するマグロを確認して数を数える人が…
まぐろを何匹捕れたかカウントしてたのです。

マグロを数えていた人

国際機関から派遣された監視員

「この巻き網船で不正が行われていないか監視してる」

ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)

上記が派遣する地中海など大西洋のまぐろを保護する監視員。

巻き網船全てに監視員の乗船させる決まりです。

マグロいけすは2週間かけて港近くへ移動。

「巻き網で獲ったまぐろはいけすで移動するときも卵を産み
 1回でも多く散乱させることで産卵期にとってもマグロを増やせる」

いけすは大小5つ。

そこで半年ほど畜養。いけすで太らせてから出荷するのです
ダイバーが水中銃で仕留めてました。

注文が入った分だけ獲るから獲り過ぎることも無い

いけすに入れたマグロは150kgだったマグロは250kgの大物に

そして出荷にもICCATの監視員がいます。

マグロの体長、重さ、性別などを全て記録しています。

常に監視して厳格に漁獲量を管理している

ペレさんの船には田尻さんという日本人も。
漁師としてスペインに渡り地中海のまぐろを扱っています

「監視員とかを受け入れるべき。
 日本も資源が少なくなってるので」
 きちんと管理しないとマグロがそのうち獲れなくなる」

地中海でもピークの半分になったクロマグロ。
2007年から漁獲規制委s鱈10年で急回復。

ペレさん
「あのときは眠れない日がつづいた
 しかし今は将来に全く不安がない
 海にはマグロが沢山たくさんいるんだ」

地中海のまぐろを守るICCATのアナ博士

日本のマグロ漁には大きな問題がある

「なぜ…何故か日本はこんなに多くの小型まぐろを捕るのか
 これはとても危険なこと。
 小型のまぐろは大きく成長させて卵を産ませなければならない」

日本には30kg未満の小型マグロの漁獲枠がありました。
3757トン。
過去20年の平均漁獲量の半分にしているが…

「以前はスペインやフランスの巻き網船も小型マグロを
 獲っていた。10年ほど前から30kg未満の小型まぐろを
 獲るのを禁止した。
 小型マグロを捕らないことが回復の鍵


日本でも独自の取り組みを始めているところが

マグロ問屋 三浦三崎港

3業態16店舗

東京渋谷の回転寿司店へ江口さんが。

マグロの取り扱いについて取り組み

資源保護のために

小型のマグロ30kg以下を使用しない
まき網で獲れたまぐろも辞めてる

美味しそうなマグロが出て来て江口さんが食べてました。
地中海のマグロでした。

「まぐろが獲れない時期が合って規制が入ってからやっと
 マグロが戻ってきた
 大量に獲れるようになってきたことがポイント」

味は変わらないそうです。

「品物が言いというのが一番。
 安定した価格と、色目も味も良い。日本人にあったマグロ」

「日本のクロマグロも扱っているが、サイズ30kg未満は使わない
巻き網もとらない。一本釣りや延縄で獲れたまぐろは使う」

「こういった試みがないと獲れなくなるのは深刻。
 子供の世代でもマグロの文化は残したい」

少しずつ取り組んでいるそうです。
こういうチェーンが初めて広がっていけば…

「自分たちが出来る事から」

11月下旬 青森下北半島

泉さん…今シーズンも大詰め。

「今年の10月11月は全滅に近い」

大間は記録的不良が続いてました。

100kg越える大型がいないそうです。

40年1本釣りで生きてきた大間の漁師は初競り用の大物の夢を…

「正月には流石大間のまぐろと呼ばれるものを。
 それだけのために頑張っている。
 不安はあるけど、不安を克服するわ。
 魚取るしか無い」

いつまでも美味しいまぐろを食べるために
真剣に考える時期が来ていると締めくくられてました。

30kg未満のマグロの漁獲禁止
産卵期マグロの漁獲禁止にすれば良いのに…

私まぐろなんて滅多に食べないからそれで全然いいです。

ってか、今の利益しか考えない人が多すぎるよなぁ…。



posted by Fuchs at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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