2019年12月18日

『町工場が食卓を変える!』〜今日の「ガイアの夜明け」感想〜

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。


今日のガイアを3行で

  • 町工場から出来た新たな調理器具について
  • バーミキュラは世界一のフライパンを開発していました
  • 中村製作所ではベストポットIHを開発してました


名古屋の新たな名所

名古屋市の運河。
週末になると市街地と湊エリアを結ぶ遊覧船が運航中。

最初は倉庫や工場ばかりが見えますが新名所が見えてきました

バーミキュラビレッジ

バーミキュラ

無水調理できる芋のホーロー鍋。
22cmサイズ3万800円〜とお高めです。

そのバーミキュラのレストランでした。
出される料理は全ての料理をバーミキュラで調理。

「素材の味だけの物が好きだがそれが際立ってる
 美味しい。野菜の味がする」

レストランの隣にはベーカリーも。
店頭に並べられているパンは、バーミキュラで焼いたパン

レストランがある建物から1、2分歩いた所には、
バーミキュラショップ 限定商品の鍋を販売してます。

ショップの隣にあるキッチンスタジオでは料理教室も。

そこでの主役は。

バーミキュラライスポット 87780円

一度体験したら欲しくなってしまう罠も。

限定商品12cmサイズ9350円を買った奥さん。

「レストランで食べて可愛いので見に来た」
「実際に使って良いなと思って欲しいなと」

レストランや料理教室に来た人が買っていきます。
オープン以来連日大盛況の施設。

仕掛けたのは名古屋市の愛知ドビー

1936年創業で元は下請けの部品工場。
2010年2月 バーミキュラ販売しました。

産みの親は、土方兄弟
もうガイアでは何回もやってるので有名です。

「今までは鋳物ホーロー鍋ブランドとして作ってきた
 色々なキッチン用品をトータルで作れるような…
 そういうブランドになる時期が来ている」

極秘開発していたのは世界最高のフライパンでした。


バーミキュラの次なる商品

これまでガイアは3回も追ってきました。

愛知ドビーは土方兄弟のおじいさんが作った会社。
船舶や建築機械を作っている下請け町工場でした。

土方兄弟のお兄さんは商社豊田通商。
弟はトヨタ自動車に勤めていたが跡を継ぎました。

2010年にバーミキュラ開発。
2016年に新たな商品開発しました。
鍋とヒーターを組み合わせて出来る家電として販売。
これにも密着してましたよね。

無水カレーやらローストビーフが作れると人気でした。
そこから会社の売上は一気に伸びました。
そして今では下請けから卒業して鍋だけで勝負してます。

ガイアで追いかけ初めて7年。
長年あたためてきた夢の実現が訪れようとしてました。

4月上旬 名古屋市愛知ドビー

本社のミーティングスペースに土方兄弟。
そこにやってきたのが、開発中の新製品の数々。
新商品検討会議でした。

楕円形のオーバル鍋。浅型と深型。
深型は煮込み調理に使う事を想定しているそうです。
浅型はグリルのの焼き色を付けることを重視…
食パン用の食パン型なども。

バーミキュラの次の戦略製品は違いました。

世界最高のフライパンを作ろうと

今力を入れているフライパン。
フライパンのデザインモデルも登場

「美味しく作れるけれども使い勝手もデザインも犠牲にしない

 そういう製品が僕たちの考える世界最高のフライパン」

フライパン市場は、アルミ・鉄が中心。
中でも売れ筋は、軽さを売りにした商品です。

鋳物のフライパンは重くて敬遠されがちでした。

バーミキュラブランドの新たな主力となるフライパン。
デザインを託されたのはデザイナーの松本さんです。
2年前愛知ドビーに転職
前職はレーシングカーの開発でした。

「バーミキュラは機能そのものの形が美しい
 レーシングカー開発とあまり違いは感じない
 走るか走らないかくらい」

これまでに無い鋳物のフライパンのデザインを作りました

最大の課題が軽量化

「鋳物は基本的に重くなってしまう
 いかに薄くして形状を維持するか。
 今は厚さ1.5mmを狙っている」

バーミキュラ鍋の熱さは3mm。
その半分を狙います。未知の領域です。

フライパンの試作が開始

フライパンの型を作り。
その型に砂を詰めて固めていきます。
型から外すと上半分の砂型が完成。
下半分の砂型も作り合わせます。

上下の砂型を重ねると空間が出来ます。
そこに溶かした金属を流し込みます。

その金属が固まった後に砂型を壊せばフライパンの原型が
現れるという仕組みです。

しかし…
「全然ダメ」

薄いので流し込んだ金属が全体に行き渡る前に固まりました。
形になりません。
フライパンの肉厚が薄いのが原因。

1.5mmを鋳造で完成させるのは簡単な技術ではない

再チャレンジ

「10℃か15℃上げて見て…」

鋳物は溶かした金属を温度や流し込む速度で変わります。
しかし穴が空いてしまいました。
1.5mmの薄さ。想像以上の厚い壁です。

5月中旬
フライパンの試作を始めて1ヶ月半
毎日のように製造テストが続けられていました。

闘いの跡がくっきりと。
しかし一度も形になっていませんでした。

「砂の中でどうやって金属が流れているか想像の世界
 今までの経験と想像をミックスさせて作りあげなければ
 ならない」

型自体に手をいれて0.1mm単位で微調整します。

鋳物の限界1.5mm…

初めてフライパンの形になりました

厚みも1.5mm付近に収まっていました。

それにコーティングを施し熱伝導と耐久性を向上。
塗装で見た目も綺麗になりました。
木製取っ手を取り付けると試作品第一号完成

女性スタッフに持って貰うと

「重さ的には女性でも触れる感じ」とのこと。

テストキッチンの持ち込みます。

加熱した際の性能を確認
サーモグラフで見ると…
一箇所でも低いところがなくて均一に熱が伝わってました

同じ温度のフライパンに同時に水を入れると。
バーミキュラはアッという間に蒸発しました。

キッチンに持ち込んで確認します。
シンプルにもやし炒めを作りました。
他社のフライパンで作ったもやし炒めと食べ比べますが…

「めちゃくちゃうまい」
「もやしの表面がしっかり焼けてる」

どうやら火の通りも良いようです。
さらに工場で行われていたのは衝撃耐久テスト。

それらのテストを行いバーミキュラフライパン…
2020年春発売予定

町工場から世界最高の調理器を作るという夢が実現に向かい
始めたのでした。

「世界中の食卓を楽しくするようなそういうブランドに
 成長させて行きたい」


魔法のお鍋

江口さんの小芝居劇場に可愛らしい土鍋が登場

沸騰したら火を止めます
30分後…野菜が煮えてます。余熱だけで作れる!

そういう土鍋があるそうです。

すでに一般家庭でも活躍している鍋

毎日余熱でふっくら土鍋ご飯。

土鍋にお米と水を入れて10分加熱。
コンロの火を消すだけ。
跡は余熱で調理します。

30分後…火加減なしで土鍋ご飯が完成です。

この鍋底に秘密がありました。


「ほったらかしで良い その間に家事とか出来る」

余熱だけで調理する土鍋。

「出かける日は朝作ってほったらかして夕方帰ってきて
 温めて食べるだけ」

「子供たちの間で鍋の呼び方が決まってて「魔法のお鍋」」

魔法の鍋の名前はベストポット

蓋は鉄製ですが土鍋です。

開発したのは三重県四日市市の町工場

中村製作所

空気以外なんでも削りますがモットー

社長は山添さん。
削りの技術には絶対の自信がありました。
1000分の1mm単位まで出来るのが売り

1969年創業。従業員5人の小さな会社

ロケット、潜水艦などの精密部品を製造。

その工場の一角で作られていたのが

余熱調理が出来る土鍋の「ベストポット」

土鍋なのに削ってました。
土鍋部分は四日市の伝統工芸品「萬古焼」

削る理由

「削らないと隙間が。削ることで蓋と鍋の密着性を高める」

1/100mmの金属板を差し込みますが奥までは行きません。
通りませんでした。
これで無水調理が可能になりました。

余熱調理が出来る理由は底にありました。

羽釜ヒーターと呼んでいる

羽釜部分に空気がが溜まる場所を作っていて200度の熱が溜まる
仕組みとのこと。

加熱するとスカート上の羽釜の中では火で温められた空気が
溜まり、火を消した後も長く高温状態が続きます。

カレーやスープの場合
鍋の中は2時間程70度で保たれるので余熱調理が可能。

そんな土鍋があるようです。

物づくりの原点

会社の近くの山添社長の実家。
物づくりの原点がありました。

2001年に56歳で死んだ父親

「一緒に仕事をし始めたころ、教えたいことはいっぱい
 あると言っていた」

大学卒業後父の会社に入社。
その直後、末期の癌が見つかり亡くなりました。

山添さんは24歳の若さで社長に就任。18年前。
2010年 リーマンショックの影響で売上が9割減。

そんな山添さんを支えたのは父のモットー。

「空気意外なんでも削ります」

削る技術を活かしてチタン製のはんこ
金属から削り出したワイングラスなどを開発。

2018年ベストポットにたどり着きました。

息子の姿を見守ってきた母は…

「主人が残した空気以外はなんでも削る
 息子が主人の思いを継いで何にでもチャレンジする
 なんでもやってみようというのはそこが原点かなと」

3月上旬 東京目黒区のキッチンスタジオ
料理体験会が行われてました。

ベストポットは累計販売4000個

事業の大きな柱にするにはまだまだ売らないといけないです

「知ってもらうことから」

イベントを定期的に開催しているそうで。
体験会は大盛況。

しかしその日イベントスタッフからこんな話が

「IH使いますか?と聴かれる」

家がIHが多い。特に若い人は。
うちもいIHだなぁ…

陶器のベストポットはIH調理器では使えないです。

IH対応を望む声が多かったのでした。
早速試作に取りかかることに。

底をお椀状に削り…
IHで発熱するカーボンを鍋の底に合わせて削る。

底だけじゃなくて側面も接するように。
中に熱をため込みます。
カーボン付きの試作品をIH調理器にかけてみますが。
問題は余熱調理が可能な温度を保っているか

1時間後の温度は57.5℃

下がってしまいました。

火を止めてから1時間の温度
ガスは71℃
IHは57.5℃

思ったようにならなかったのでした。

「土鍋とIHは非常に相性が悪いと言われている中で
 ベストポットとしての機能をちゃんと出すとなると
 ちょっと簡単ではない」

そこに手を差し伸べたのは、別の凄ワザを持つ町工場でした

東大阪市 オーシン

IH用のカーボン製品の製造加工会社です。

そこに山添さんがやってきました。
今回の開発に協力してくれている会長の石田さんもいました

新しいアイデアが石田さんから。

「カーボンは放熱性が早いとかコストがかかる
 金属を組み合わせる形にして。
 ステンレスであればIHで発熱する」

「ステンレスを土鍋に沿わせるような感じにして…」


ガスは、スカートの羽釜まで熱い空気が溜まります。
結果土鍋全体が温まります。

土鍋の底にはカーボン側面にはステンレスを付けて
鍋全体を温めるアイデアを編み出しました。

更に同じ東大阪の町工場へ

天吉

ヘラ絞り加工の会社。
厚さ1.5mmのステンレスの板をお椀状に加工しました。

ステンレスを土鍋にはめるとぴったり。
鍋底に樹脂を塗りカーボンを接着。
3つの素材と3社の技術を結集したIH対応土鍋の完成です。

中村製作所

東大阪からもきて検証実験をします。

前回試作は1時間後50℃台になりましたが今回は?

69.6度

効果は出ている
ガスの鍋は 70.2℃ IH対応は69.6℃

合格点でした

11月下旬 東京

キッチン併設のイベントスペースで準備が進められてたのは
半年以上かけて開発したベストポットIH体験会

早速ご飯を炊いて来場者にたべてもらう事に。
一般人だけではなく料理のプロも招待しました。

「おいしい」
「ごちそうですね」

「うちはIHしかない。
 炊飯器以上の美味しいものを食べたいと思っていたので
 IHで再現出来るのが一番の魅力」

参加者の評価は上々でした。

「よかったです。
 色々本当に諦めそうなときもあった。
 今日のような好意的な意見を貰えるイベントができて良かった」

体験会で鍋を見つめる男性がいました。

12月上旬 伊勢丹新宿店

見つめていたのは伊勢丹のバイヤーでした。
一目で気に入り販売を決めました。

「土鍋で利便性が高くて蓄熱料理も無水調理も幅広い調理に
 対応した鍋が存在してなかったこれからの可能性がある商品」

ベストポットIH 46200円(ガスも使用可能)

発売されているようです。
東京広尾に山添さんの姿が…

懐石料理「分とく山」ミシュラン星付きの名店。
待っていたのは体験会に来ていた料理長阿南さん

分とく山の売りは、炊きたての土鍋ご飯。
しかし2階のカウンターにはIHしかなかったのです。
以前から美味しくご飯を炊けるIH対応の土鍋を探してました
早速炊いてみます

「こういう臨場感がお客様の楽しみなので…」

炊き上がりは?

「光ってますね
 カニ穴と行って下から上がってくる蒸気で穴が空く。
 それがしっかり出来ている」
「お米が立っている
 ガスの土鍋を越えたような印象がある」

べた褒めでした。
この日の営業から使う事に。
山添さん次に繋がる大きな自身に。

「たくさんの方に知って頂くというのを広めつつ
 海外の人にもベストポットという日本の伝統工芸を
 広げて行けたら」

と、締めくくられていました。

ちょっと欲しくなりましたが46,200の鍋はちょっと…


posted by Fuchs at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイアの夜明け 感想
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