2015年06月21日

煩悩寺 を読んでみた【漫画レビュー】

煩悩寺 / (著)秋★枝 を3行で

・煩悩寺というカオスなガラクタだらけの謎の部屋に迷い込んだアラサー女性
・全てを受け入れる優しい男の煩悩寺に通う度にどんどん異性として意識するように
・そこからのほほんと突き進んでいく恋愛漫画だが妙なリアリティが面白い

煩悩寺:ちょっと長めの説明

コミックフラッパーから出ている漫画です。
1〜3巻まで出ていまして、既に完結しています。
まだガラケー全盛期ぐらいの漫画だったりするのでちょっと時代を感じます(2008〜2012年発刊)
彼と別れた「小沢さん」というOL(26)が、飲んだくれた訳ですがマンションまでたどり着いたは良いが、尿意を我慢できずトイレを借りるために同じマンションに住む階下の部屋に行く・・・

と、いうよく分からないシチュエーションから始まります。

何気なくトイレを借りた部屋の住人「小山田くん」彼の部屋は、煩悩寺と呼ばれています。
ガラクタ的なものでカオスとエロスが混在している空間で、あまりにも個性的すぎて何か気になってしまう小沢さん。
ついつい居座ってしまいます。そしてそこからちょくちょく訪れるようになります。
住人の小山田くんは、やたら柔らかい感じで果てしなく善人で・・・惹かれて〜意気投合していって〜的な。

日常系のゆるーい感じでスタート。
ゆるーいですけど、やっぱり恋愛物で、どんどん惹かれていく感じが楽しかったり。

ただ「若い恋愛」じゃなくてなんかちょうど良い感じの恋愛なんですよねぇ。私の年頃にはというか。なんというか
これぐらいの世代なんで私も。小沢さんの年齢から見て分かるように20代後半〜って感じなんですよね。
キャピキャピの青春じゃ無い。
小山田くんの年齢が分からないのですが小沢さんよりは年下らしいです。20代中盤くらいかなぁ。
年の割には達観してます。色々。

1巻でいきなりクライマックスが発生。怒濤の展開じゃないか。
2巻からはバカップル展開・・・ってもなんかいちゃいちゃしてるんだかしてないんだかよく分からないホントありそうでなさそうな感じが凄く共感できるというw
・・・あれ。出会って2年だったのか。小沢さん28歳になってるw
3巻はついにという展開になり。後日談も描かれていて大団円と。

途中ではやることもやっちゃってたりしますし。
わーいエロスーという感じでは無いですけどね。リアリティがあります。

そんな感じの漫画です。

感想

フィクションだってーのは分かってるんですが、何となく自分の年齢に近いっつーのもあって重ねてしまう何かがw
出会いが不思議な展開なんですがそこからの展開が面白くて。
アラサーな小沢さんのキャラクターと、全てを受け入れる小山田くんのキャラクターと。
小山田くんの友達の、島ぽんや、小沢さんの同僚の渡辺女史や。
それぞれ個性のあるキャラクターも出て来て良い味が出てますし。

主人公の小沢さんは、愛煙家でやたら残業を押しつけられたり、かっつり仕事が出来るキャリアウーマン的な。
出来る女性なんですよね。
今の言葉で言えば「社畜」ですかw
でも惚れたらしっかり一途なタイプですかねぇ〜。なんか明るくてとても良い女性です。

ヒロイン・・・?の小山田くんは在宅の受託プログラマー。
こちらはこちらでしっかり他人の事を考えて行動して積極的では無いにせよしっかり受け入れてくれる感じ。
凄く良い人なんでしょうねぇってのが伝わってきます。

受託プログラマーという部分にも何かを感じたのかもしれない・・・。

いや。1巻からクライマックスだったりします。
ダラダラかな〜と思ったらそうなるか!? って感じで。

そのままガッツリ展開でいくのかと思ったら2巻はちょっとゆったりペース。
半同棲的なイチャイチャというか・・・良い恋愛してるな〜的な。
で、いい年こいた大人なんで夜の営み描写なんてのがあったり。

色気があるんだかないんだか。色々複雑なのねーとか思いながら。
3巻はもう纏めという感じで。相変わらず煩悩寺というカオスが変なシュールさを与えてくれるんですよね。
そこら辺があるから読みやすいのかも知れない。固くないんですよね。

最初はたばこも吸って酒がば飲みで、どっか干物系?でしたっけそんな感じがあって良い味出してる主人公「小沢さん」
そんな彼女がどんどん変わっていく感じも面白いし。
なんか色々考えてるんだねぇ。アラサーって大変ねーなんておもったり。
つきあいだしたらバカップルというか、イチャイチャというか・・・でもなんか嫌な感じがしないのが不思議なんですよねぇ
微笑ましすぎてなんかニコニコしながら読んでしまうのです。

なんか久々読んでいて次へ次へと手が進む感じで面白くて。
恋愛物ってあまり読まない私なんですが、何か不思議な楽しさを感じまして。思わず大人買い(3巻ですが)しました。

今(2015/6/20)Kindleでコミックフラッパー系の漫画がセールやってるので。
凄く面白い漫画だったのでご紹介でした。

後書き

昔は漫画レビューなんてのを書いていた時期がありまして。
今は殆ど消しちゃいましたがー。
今後も面白いもの見つけたら稚拙な感想にはなりますが紹介していこうかななんて思います。

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posted by Fuchs at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍レビュー
2012年12月01日

【書籍レビュー】『「ネットの自由」vs.著作権〜TPPは、終わりの始まりなのか〜』

2012年の衆院総選挙の公示日が近づいています。
選挙の争点の一つにTPPがあります。

日本だと関税撤廃という一番大きな項目にばかり目が行っています。
ただネットで動画サイト見てたりとか、動画公開したりとか。
二次創作なんてやってる人などにとってはもっと大きな問題点があるのを知っていますか?




知財管理ルールの統一

例えば、「著作権違反の非親告罪化」
なんてのがTPPに参加したら強制されることになるかもしれません。

TPPのおかげでコミケが無くなりましたなんて話もも夢じゃないかもですね。
※勿論言い過ぎであり妄言に近いですが、もしかしたらは。

TPPの知財部分について知ってました?
そこら辺理解して、TPPについて考えてますか?

農業とか工業とか経済分野だけじゃないんです。

私はこれまであまりTPPに興味を持ってこなかったのですが。
これを知ってからは、強烈な反対派になりました。

知財管理ルールの統一というのは、知財管理のアメリカ化。
アメリカの知財管理は結構面倒ですからねぇ。どういう物かというのは本を読んで頂ければと。

著作権で言えば。
日本式の「暗黙の了解」が崩壊するかもしれないんです。
白黒ハッキリという感じですからねぇ。

そこら辺の重要な問題点について気づかせてくれたのがこの書籍でした。

反対賛成の立場を取っている本では無いので、それは読んで自分で判断するべき事項だと思います。
知っておいて損はないんじゃないかと思います。
この本に書かれているのは、自分で考えるための材料です。

TPPの知的財産権の部分のリーク文章という物が元になっている部分もあるので。
その点も留意したほうが良いかも知れません。

TPPの話意外にも知財関連の話が色々ありまして。

「ニコニコ動画」「VOCALOID」なんて話も出てますし。
「パブリックライセンス」という部分についても触れられてます。

つい先日から始まったダウンロード違法化についても書かれていますし。

Youtubeやニコニコ動画が好きだ〜とか。

ネットジャンキーだよ!とか。

動画を作って公開している!

そういう方にもちらりと読んで頂きたい。
そして知識を持っておいて貰うにも良い本じゃないかなぁと。

知財ってマジで重要ですから。

法律系の話はその通りなので、面白いかと言えばそうではないですが。
知っていると知らないとでは、全然違います。

そして、結構すんなり読める部分も良くて。
凄く難しいとは感じなかったので。

意外なことに知財ルールが統一されると、ジェネリック医薬品にも影響を及ぼしそうだというのが分かったり。
私たちに直接不利益になりそうな事もあったりするんですよ。

本当に危ない話だなぁと。
日本の交渉力の無さは激しいから鵜呑みにするでしょうしね。こういう地味な部分は

なんて感じで、凄く為になったので本屋さんで見かけたらちょっと立ち読みしてみるのも良いかもしれませんよ?

※蛇足

新しく始めましたこのコーナー。
読書は長年の趣味の一つでして、それなら簡単なレビュー文を書いたらどうだろうと言うことで。
買った本について思った事などを書いていこうと思います。

私の買う本は…「漫画」「新書」です。

どちらかというと漫画の割合が9割。その他1割なので漫画がメインになりそうですが。
最初は真面目な話から入ろうと思います。

選挙が近いからこそこの問題は取り上げなければなりません。

そんな感じで、新たな試みですが、お付き合い頂ければと思います。

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posted by Fuchs at 15:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍レビュー

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